42歳・水野竜也が、5年ぶりDEEP参戦のANIMAL☆KOJIに競り勝つ
▼DEEPメガトン級 5分3R
〇水野竜也(フリー)106.40kg
[判定3-0] ※29-28×2, 30-27
×ANIMAL☆KOJI(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)93.70kg
メガトン級で7月に酒井リョウに1R TKO負けした水野竜也だが、2023年11月にSAINT(Y&K MMA ACADEMY)を2R TKOに下して再起。
K-1で活躍したANIMAL☆KOJIは、もともと柔道ベースで、MMA6勝10敗。2018年10月のDEEPで渡辺悠太に判定負け以来のDEEPマットカムバックとなる。2023年10月の前戦では『RIZIN LANDMARK 6』でイゴール・タナベに1R 三角絞めで一本負けを喫している。
ANIMAL☆KOJIが打撃を活かすためには水野の組みを切る必要があり、水野がグラップリングを活かすためには、ANIMAL☆KOJIと立ち合っていい形で組んでテイクダウンする必要がある。
ロッキー・マルティネスが頂点に立つメガトン級で、新たな挑戦者に名乗りを挙げるのは水野かANIMAL☆KOJIか。
水野「タイトルマッチに続く大切な試合だと思っています。一生懸命、練習してきました。力を出し尽くして、必ずKOか一本で勝ちたいと思います」
ANIMAL☆KOJI「やっとこの日がきました。しっかり練習してきました。水野選手すごく強い選手ですが、しっかり勝ちます」
1R、サウスポー構えの水野に、ANIMAL☆KOJIはワンツーからインローも水野はダブルレッグテイクダウン。バック狙うが、ANIMAL☆KOJIは前に落とす。下になり三角絞め狙う水野を外してトップからパウンドはANIMAL☆KOJI。
左で差して立つ水野は首相撲ヒザ連打! 離れるANIMAL☆KOJIは右インカーフ! 水野も左から右フック。さらに左テンヵオを腹に突く。ANIMAL☆KOJIはジャブ、インロー、右ストレートを返す。フックから首相撲ヒザは水野。ANIMAL☆KOJIは右インカーフをこつこつ突く。右前蹴りから右を振るが、そこに左フックをかぶせるANIMAL☆KOJI。
2R、ワンツーの左は水野。ANIMAL☆KOJIは右インロー。ダブルレッグの水野はドライブし、離れ際に右ヒザを突く。ANIMAL☆KOJIは右インロー。水野は詰めて左テンカオを返す。ANIMAL☆KOJIのインローをかわす水野。左ミドルも。しかし右インロー。水野は左ストレート! ANIMAL☆KOJIのローのフェイントに反応する水野。左ストレートを突いてシングルレッグを金網までドライブしてダブルレッグテイクダウン!
ハーフのANIMAL☆KOJIに前腕を押し付け、左右パウンド。離れて立ち際にサッカーキック! しかし立ち上がるANIMAL☆KOJIが右を返してゴング。
3R、金網掴みの水野に「注意」。左右を突いてからダブルレッグで金網に詰めて尻下dせクラッチ、引き出してテイクダウンを奪う水野。ハーフのANIMAL☆KOJIを押さえ込んでパウンド、ヒジ! ケージを蹴るANIMAL☆KOJIにアメリカーナ狙いから腕十字へ。これをまたいだANIMAL☆KOJIの立ち上がりになlもダブルレッグへ。ここはブレーク。
ANIMAL☆KOJIは詰めて右をヒット! 組みに来た水野をがぶりサイドバックからパウンド。ハーフの水野は下から頭を抱え込む。残り1分10秒。足を抜いて立とうとする水野のスタンドバックから右。足関節狙う水野を切って「中央に来い」と指すと、水野が座ったままでゴング。
判定は3-0(29-28×2,30-27)で水野が連勝した。進化を見せたANIMAL☆KOJIだが、3連敗を喫した。
42歳の水野は、「次に繋がるタイトルマッチ意識して少し硬くなっちゃいました。ANIMAL☆KOJI選手、すごい気持ちのあるいい選手でした。いま42歳で今年43歳になります。年齢は昔の人が決めた常識で、いまはもっともっと高いレベルで頑張れます。ここで40代、50代で会社で戦っている人たちもいます。『みんな、頑張れ!』」とコールして、ケージを降りた。