HEAT 532024年4月27日(土) 愛知・名古屋国際会議場イベントホール
▼第10試合 HEAT KICKミドル級タイトルマッチ 3分5R〇アビラル・ヒマラヤン・チーター(志村道場/王者)TKO 4R1分41秒 ※左ボディ×平山 迅(TEAM ONE/挑戦者)※アビラルが4度目の防衛に成功。
アビラルはK-1でジョムトーン、ジョーダン・ピケオー、璃久に3連敗を喫し、一時は引退も考えたという。タイガームエタイでの武者修行を経て、4度目の防衛戦で再起を誓う。挑戦者の平山は皇治の盟友で、渡部太基、塚越仁志、牧平圭太、木村“フィリップ”ミノルといった歴代Krush王者たちと拳を交えてきた。2023年9月には『NARIAGARI』でISKAインターコンチネンタル王座決定戦に臨んだが、モー・アブドゥラマンにTKO負けを喫している。アビラル15勝6敗、平山19勝18敗3分。
この試合の勝者はISKA王座への挑戦権を手にする査定試合として行われた。
1R、ステップインしての左ジャブを伸ばして前へ出て行くアビラル。平山もジャブを突いて右ローを蹴って前に出て来るアビラルを止めにいく。ジャブの突き合いが続く中、平山が右ストレートからの左ストレート。アビラルも強いジャブを打ち込む。近距離で左右フックを打ち合う両者。平山の右をもらうアビラルだが、アビラルも右フックをヒットさせる。両者とも危険な距離で打ち合う。
2R、アビラルのジャブと右ローに平山が強い右ストレートを返してアビラルを下がらせる。アビラルは右カーフを蹴ってのジャブ。平山がジャブでアビラルを仰け反らせるが、アビラルがワンツーの連打で逆襲。これにグラつく平山。アビラルはここぞとばかりにラッシュを仕掛け、ロープを背負う平山に連打を浴びせて左ボディでダウンを奪う。
カウント8で立ち上がった平山に襲い掛かるアビラルは左ボディの連打と左右フック。左フックと左ボディのダブルを叩き込み、ラウンド終了のゴングと同時に平山が左ボディで2度目のダウンを喫する。またも立ち上がる平山。
3R、いきなり左ボディを打つアビラル。平山も打ち合いに行き、左フックでアビラルが倒れるがこれはスリップ。左ボディを打つアビラルに平山も猛然と反撃。アビラルの右フックをもらっても前へ出てワンツーを打ち返す平山。右ボディもヒットさせる。アビラルはヒザをアゴに突き上げる。アビラルの猛攻がやみ、平山ジャブで前へ出て右アッパーでアビラルの頭を跳ね上がる。さらにフックの相打ち。平山がワンツーで前へ出る。平山が驚異的な踏ん張りと逆襲を見せた。
4R、アビラルは顔面への前蹴りでけん制。平山は左フックをクリーンヒットさせ、ジャブと右ストレートで前へ出る。アビラルはワンキャッチからのヒザ。ジャブの打ち合いからアビラルは左ボディ、右ハイ。それでも前に出て打ち合いにいく平山にアビラルが左フックと左ボディの連打を浴びせ、平山がコーナーで防戦一方になったところでレフェリーがストップ。同時に平山が崩れ落ちた。
大激闘を制したアビラルは「僕も12月にK-1で負けてK-1では3連敗しているんですけれど、こうやってHEATで、地元名古屋で最高な復帰が出来て本当に最高です。メインとして最高な試合を見せられたと思います。僕はこんな盛り上がる試合をどんどんしていくのでこれからも応援よろしくお願いします。これで次のHEATで僕がISKAの世界王者になるので引き続き応援お願いします」とマイクで語った。
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▼第9試合 HEAT KICKヘビー級王座決定戦 3分5R×実方宏介(真樹ジム AICHI)TKO 2R 2分40秒 ※左ストレート〇イ・ホジェ(ムエタイダンジョン gym)
1R序盤は両者ローを出しながら距離の探り合い。ホジェの左ハイが顔をかすめると実方は右カーフ、ホジェはすぐに右ストレートを返す。ホジェはワンツー、実方は右カーフ。1Rは両者とも手数は少なく様子見。
2R、ホジェは左ミドルから右ストレート、実方は右カーフを返す。実方は右カーフを2発、右カーフを蹴る実方にホジェは距離を詰めていき、ホジェは右アッパーからワンツー、実方もすかさず左フックを返して前へ出る。
実方が前へ出て打ちに行こうとすると、ホジェが右ストレートからの左フック、そして右フック。実方の巨体がバッタリと倒れ、カウント8で立ち上がる。ホジェは左右フックを叩きつけ、左ストレートを打ち抜くと実方は2度目のダウン。立ち上がろうとしたが、再び崩れ落ちてKO負けとなった。
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▼第8試合 HEAT MMA バンタム級王座決定戦 5分5R〇ユン・テスン(志村道場)TKO 3R 1分23秒×堀 友彦(フリー)
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▼柔術エキシビションマッチ 4分1R―竹浦正起(CARPE DIEM)勝敗無し―住村竜市朗(TEAM ONE)
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▼第7試合 HEAT KICK ライト級 3分3R〇安川侑己(志村道場)TKO 2R 0分26秒×丸山晃毅(VICTORY GYM)
1R、丸山は右ロー&左ミドルに加えて左右のヒザ。安川は前へ出て打ち合いを挑んでいく。その前進にヒザと右カーフで対抗する丸山だが、安川が構わず左フック、右ストレートで前へ出て行く。安川はコーナーへ詰めた丸山の動きを左ボディで止めると、右アッパーからの右フックでダウンを奪う。
安川は再び右アッパーを突き上げると、右ストレート、右アッパーでダメージを積み重ねて2度目のダウンを奪う。安川が右アッパー、右ストレートで仕留めに行ったが丸山は耐えきった。
2R、ヒザで抵抗する丸山に安川は左ボディ。しかし、右ストレートをもらった丸山はコーナーへ吹っ飛び、ここでレフェリーがストップして安川のTKO勝ちとなった。
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▼第6試合 HEATムエタイ 63kg契約 3分3R〇ペットサムイ・シムラ(志村道場)KO 1R2分49秒×チョン・ウチョル(韓国)
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▼第5試合 HEAT KICK 57.5kg契約 3分3R〇一仁(真樹ジム AICHI)判定3-0×大我(DFC Team TED)
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▼第4試合 HEAT MMA フェザー級5分3R〇倉本拓也(志村道場)判定3-0×今井舜也(DFC Promotion Team LEOS)
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▼第3試合 HEAT MMA フライ級5分3R〇髙村友晴(寒天 FIGHT SPIRIT)判定3-0×MASAMUNE(フリー)
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▼第2試合 HEAT KICK 57kg契約 3分3R×岩永勝亮(OISHI GYM)TKO 3R2分55秒〇木塚勝樹(M-blow)
▼第1試合 HEAT KICK 68kg契約 3分3R〇惺也(OISHI GYM)KO 2R0分58秒×脇田仁(CAMRADE)
▼オープニングファイト第3試合 HEAT NEW AGE KICK 53kg契約 2分3R〇奥村真先(志村道場)判定3-0×本田光希(GET OVER)
▼オープニングファイト第2試合 HEAT NEW AGE KICK 37kg契約 2分3R〇ひろむ(志村道場)KO 1R 1分34秒×司紋(COMRADE)
▼オープニングファイト第1試合 HEAT NEW AGE KICK 34kg契約 2分3R×早川美佳子(志村道場)判定0-3〇リュウト(R 道場)