MMA
レポート

【PFL】ムサエフが脅威のKO勝ちで17勝無敗! ゴイチがネイマンとの再戦制す、ウマラトフがコレシュコフに判定勝ち、元ONEラマザノフが6P獲得12勝無敗、フェザー級ボリッチがバルゾラに競り勝ち、ブラガが父の死乗り越え、1R残り1秒TKO勝ち6P、ヒズリエフが15戦無敗も3P

2024/04/20 08:04

▼ウェルター級レギュラーシーズンバウト 5分3R
〇シャミル・ムサエフ(ロシア)17-0-1/170.8lbs ※5P獲得
[2R 0分27秒 KO]
×ローガン・ストーリー(米国)15-3/170.6lbs

 ムサエフは、ロシアM-1チャレンジで5戦全勝でポーランドのKSWでも3勝0敗1分け。前戦はロシアのRCCで、UFCで岡見勇信にも勝っているアレクセイ・クンチェンコを1R KO。16勝中9KO勝ちをマークしている。

 対するストーリーは、元Bellator暫定王者。レスリングのNCAAディヴィジョン1で活躍し、プロMMAで11連勝。ヤロスラフ・アモソフに判定負けでMMA初黒星を喫するも、その後もマイケル・ヴェノム・ペイジをドミネートするなど3連勝で暫定王者に。2023年2月にアモソフとの王座統一戦で判定負けで陥落。2023年8月にブレナン・ワードを2R パウンドTKOで再起を遂げている。17勝中9KO。

 1R、サウスポー構えのムサエフに、圧力をかけるストーリーが左を振ってから右で差して押し込み両差し。ボディロックで崩すが、ムサエフは残して中央に戻して突き放す。

 ムサエフは左ジャブ、右前蹴り。左三日月蹴り。ストーリーの組みを切って、左にサークリング。右カーフのムサエフ。下がりながら左ミドルも。腹に右前蹴りのムサエフ。

 追うストーリーに、右後ろ蹴りを腹に突くムサエフに後退するストーリー。ムサエフは左右で詰めてボディ打ち。しかし、ガード固めてストーリーも右を返す。

 その上に左右の強打を放つムサエフに、左フック、右ストレートでストーリーはグラつきながらも両足で踏ん張る。

 2R、詰めるストーリーの右ローにムサエフは右アッパー! 身体が浮いたストーリーに、さらに強烈な左フックでダウンを奪うと、後ろを向いて立ち上がろうとするストーリーに左フック。

 さらに左脇の下から左フック! ストーリーが前のめりに倒れた。ムサエフが脅威の打撃で2Rフィニュシュ、ファブ5=5Pを獲得。ストーリーはキャリア初のKO・TKO負け。

 これまでムサエフといえば、RIZINで活躍したトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)が名を馳せたが、2024年3月の新生Bellatorを欠場。PFL傘下となったBellatorにまだ出場を果たしていない。

 19日の会見では榊原信行CEOが、トフィック・ムサエフの同僚のヴガール・ケラモフが2月の勾留からまだ解かれていないことを明かしている。トフィックに関しても、国外出国が許可されていない可能性があり、今後、PFL&Bellatorにおいて「ムサエフ」は、シャミル・ムサエフの存在感が増していくだろう。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント