2024年6月16日(日)東京・後楽園ホール『ビッグバン・統一への道 其の49』のメインカード4試合が発表された。
今大会のダブルメインではタイトルマッチ2試合が行われる。まず、ダブルメイン第2試合のBigbangヘビー級タイトルマッチ3分3Rで王者・木村太地(TEAM RHAPSODY)に星龍之介(POWER OF DREAM)が挑戦。
木村は第12回K-1アマチュア全日本大会チャレンジAクラス +75kg優勝、第40回K-1アマチュアチャレンジAクラス +75kg優勝を経てプロデビュー。2023年5月のKrushでは坂本にK-1でKO勝利している丸山公豊に判定勝ち。2023年9月、K-1で京太郎らと対戦した坂本英則を破り、第4代王座に就いた。2024年3月にはK-1に初登場し、藤倉悠に判定勝ち。戦績は5勝(3KO)2敗。
星は極真会館『第12回オープントーナメント全世界空手道選手権大会』で第6位に入賞するなど空手で活躍してキックボクシングに転向。Krushで2連続KO勝ちし、2023年1月のビッグバンでは3戦目にしてBigbangヘビー級王者・坂本英則もKO。3月にはAKIRA JrもKOした重量級のホープ。7月、カルロス・ブディオにKO負けで初黒星を付けられ、12月にも山口翔大にKO負けと連敗中。戦績は4勝(4KO)2敗。
勢いのある木村が勝利して初防衛に成功するか、それとも星が連敗脱出でBigbangの王座を獲るのか。
ダブルメイン第1試合では、Bigbangスーパーライト級王者の琢磨(OFG)がシュートボクシング日本スーパーフェザー級1位のポッシブルK(K'growthジム)を挑戦者に迎えての防衛戦。
琢磨はパンチが武器で、2017年2月にNJKFフェザー級王座を獲得。同年11月にはWBCムエタイ日本王座にも就いて二冠王となったが、2019年2月に葵拳士郎に敗れて王座を失った。2021年2月にはレジェンドの国崇を右ストレートでKO。様々な団体に出場。2023年9月の王座決定戦で加藤港を破り王座に就いた。
ポッシブルはシュートボクシングを主戦場にしながら、様々な団体に出場。2023年12月3日には『Bigbang』でMA日本ライト級王者・平澤優聖を2RでKOして6連勝を飾ったが、同月25日の香港遠征でヒュン・ツェイ・ヘイデンに判定で敗れ連勝がストップ。2024年2月のスックワンキントーンでは小林司に判定勝ち。4月のスックワンキントーン スーパーライト級王座決定戦3分5Rで健太に敗れ戴冠ならず。20勝(9KO)15敗。
65.5kg契約3分3Rでは、山際和希(谷山ジム)が昇也(士魂村上塾)と対戦する。
山際は2009年に全日本学生キックボクシング連盟ウェルター級王者となり、プロデビュー後も順調に勝ち星を積み重ね、2015年6月にBigbangウェルター級王座を獲得。2017年2月まで11連勝を記録した。K-1 JAPAN GROUPには2013年から参戦し、2020年8月の第7代Krushウェルター級王座決定トーナメントで連続KO勝ちして悲願だったKrush王座に君臨したが、2021年1月の初防衛戦に敗れて王座を失った。前戦は2023年12月にヴィトー・トファネリとドロー。40勝(13KO)21敗5分。
昇也は2019年12月のBigbangで行われた王座決定戦を制して第4代Bigbangスーパーライト級王者となった。2021年4月にKrush初参戦を果たし、迅也に先制のダウンを奪われるも逆転KO勝ち。7月には瓦田脩二に判定負け、10月もバズーカ巧樹に敗れて連敗し、2022年1月のBigbang王座防衛戦では増井侑輝に判定負けで王座を失った。しかし、7月に三宅祐弥に初回KO勝ちすると10月には瓦田脩二を延長戦の末に判定勝ちでリベンジ成功。サウスポーから多彩な蹴り技を繰り出し、左フックを強打するタイプ。前戦は琢磨に敗れている。20勝(8KO)12敗2分。
そしてフェザー級挑戦者決定戦3分3R延長1Rでは、宮﨑勇樹(FRY SKY GYM)と田中聡(K-1 ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が対戦する。
宮﨑は2018年5月に大野貴志を破ってMA日本キックボクシング連盟フェザー級王座に就いた。Krushには2021年9月に初参戦して立基に判定勝ちも、2022年3月には石田龍大、2023年5月には佑典に敗れている。2024年3月、小巻海斗からプロ初のKO勝ちを飾った。戦績は13勝(1KO)13敗3分。
田中はK-1グループの新鋭で戦績は4勝(3KO)2敗。