▼第2試合 キャッチウェイト(73.9kg)MMA 5分3R
×ミハイル・グリツァネンコ(ロシア)
[判定1-2]
〇松田征也(BLUE DOG GYM)
柔道をバックボーンに持つ松田は、MMA3戦0敗。GRACHANでデビューし、2023年12月の前戦で伊藤類に1R TKO勝ち。2023年10月には柔術家のディオゴ・ロボ・トクナガに2R TKO勝ちも、試合後のケージ上のアピールで落ちて話題となった。対するグリツァネンコはMMA4勝1敗。4つの勝ち星は全試合フィニッシュ勝利している。
1R、ともにオーソドックス構え。積まて左ミドルのグリツァネンコに組む松田。小手に巻くグリツァネンコ。離れてシングルレッグの松田をここも切るグリツァネンコは右を突く。
右ローからワンツーのグリツァネンコに低いシングルレッグの松田だが、差し上げるグリツァネンコ。松田は遠間から組みも触らせないグリツァネンコ。
左ヒザを浴びる松田。さらにグリツァネンコは右をヒット! 右ストレートを返す松田だが、左ジャブを突くグリツァネンコは松田の組みを突き放す。左ミドルも当てるグリツァネンコは左ジャブも。松田も右ミドルを返すが単発。右前蹴りがローブローに。グリツァネンコが立ち上がり再開。
2R、ダブルレッグで押し込む松田。差し上げるグリツァネンコは切るが、前に出るのは松田。グリツァネンコは左ハイ。ガードした松田はシングルレッグからスタンドバックへ! 持ち上げ崩してバックについて崩し。両手を着かせてヒザ! ヒップアタックのグリツァネンコを潰してサイド、上四方を奪うと、ストレートアームバー狙い。さらに頭つきのキムラへ! ブリッジで耐えるグリツァネンコに上から絞る松田! 最後はヒザを顔面に突いてゴング。
3R、両手を挙げてフェイントを見せる松田はシングルレッグ! 切るグリツァネンコは松田の入りに跳びヒザ。これをかわした松田は左で差してコーナーに押し込み右ヒジ。さらにボディロックテイクダウン! マウントからパウンドも後方に抜けたグリツァネンコ。そこを詰めてボディロックから後方に投げてマウントは松田!
上からヒジを落とし、背中を向けたグリツァネンコにリアネイキドチョーク狙い、さらにトップキープでバックからパウンドする松田! ゴング。
判定2-1で、ヒザ蹴りを受けて目を腫らせながらも組みでドミネートし、キムラでニアフィニッシュを奪った松田が勝利。試合後、「日本のファンにメッセージを」と問われた松田は、タイの観客に「コップンカー!(ありがとう)」とタイ語で語ると、自身を「ジャパニーズ・クレイジーボーイ、強くなって戻って来る名前を憶えてくれ」と英語でアピールしてリングを降りた。