この年齢にしてやっとタイトルを獲れたことは大きい。見合う選手にしっかりならないと
──この試合の会見の際にヤン坊選手と並んでみて、いかがでしたか?
「実際、“身長差があるな”とは会見の時に感じました。ただ、今までも同じような身長差の相手ともやっていて、これが普通なので」
──ヤン坊選手の右はまちがいなく脅威だと思いますが、アキラ選手としてはどのような印象ですか?
「あの右は確かにめちゃくちゃ警戒しなければいけないものですが、まあでも、それをしっかり封じ込めて自分のやりたいことを押し付けてやろうと思います」
──12月、タイトル挑戦者決定戦となったヤン坊選手vs.粕谷選手の試合はどのように見ていましたか? ヤン坊選手攻略にあたって、得るものはありましたか。
「組みの強い粕谷選手を相手に“簡単に寝なくなったな”とは本当に思いました。ヤン坊選手が、苦手なことを克服してきた試合でしたね。粕谷選手と僕は大まかなタイプが似ながらも違うところもあるというなかで、あの試合は参考にはなりました。でもあれと同じ結果になるとは全然思っていないので。僕がチャンピオンの強さを見せてやろうと思います。理想? 理想は何もさせずに圧勝ですけど(笑)。久米戦の死闘のようなと言いますか、お互いの力を出し切った試合をできればいいと思っています」
──今こうして初防衛戦を目前に控えた心境としては?
「この年齢にしてやっとタイトルを獲れたことは本当にでかいので、見合う選手にしっかりならないと、という気持ちがあります」
──繰り返しになりますが、今回王者としてどのような試合を見せたいですか?
「ヤン坊選手は本当に強い選手で、お互い国内トップファイターだと思っているので、日本人のライト級で国内最強は僕だと証明したいと思っています。そして海外の強い選手もしっかり倒していきたいと思っています」
──話は変わりますが、メインイベンターとなる今回の『PANCRASE341』は3月31日開催。出会いと別れのちょうど節目となる1日です。そこでアキラ選手にとっての「出会い」や「別れ」にまつわる思い出やエピソードを何か教えていただけませんか?
「そりゃあもう! 僕の格闘技人生が変わったと言ってもいい、石渡さんとの出会いです。石渡さんと出会ったことによって、今の僕がいると思っています」
──それでは、よかったら新生活が始まる同世代の社会人の皆さんに向けてのエールもお願いします!
「僕も37歳になって、30半ば過ぎると、ちょっと年齢を感じ始める歳だと思うのですけど、まだまだ伸びる歳なので、皆さん僕と一緒に頑張っていきましょう! 僕は当日、メインイベントに相応しい試合をしてヤン坊選手を失神させてやりますので、ぜひ見にきてください! 会場に来られない方はぜひU-NEXTの配信で見てください」