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インタビュー

【DEEP JEWELS】13戦無敗・三冠となった伊澤星花「『超RIZIN.3』は日本人同士で盛り上がるカードに」、今後は「ストロー級でも戦えるような身体を作っていきたい」

2024/03/27 15:03

アトム級が一番フィジカル的にもベストかなというのはあるけど──

――1R目にダースを狙い、最後は、ニンジャ→ギロチン→ニンジャと絞めを変えてのフィニュシュでした。

「1R目はダースで相手の右手が入ってたんですけど、2R目は打撃が効いてることもあるし、首だけだったので、もうあれは耐えれないかなと思いました」

――組んできた相手にニンジャで頭を出されてギロチン、それが少しズレる形になって、絞めたまま伊澤選手らしい大外刈で崩して、もう1回腹の下に入れたのは、身体が動く感じでしたか。

「感覚ですね。寝技はもう考えてやってないです。そのときそのときで技が勝手に出てくる、勝手に身体が動いてるので。で、力入れるところだけ考えるというような感じです」

――終始余裕があったようにも感じました。現RIZINスーパーアトム級(49kg)王者で、現DEEP JEWELSストロー級(52.2kg)王者でもある伊澤選手にとって、このアトム級という47.6kgでの体重の動きはいかがでしたか。

「実際は減量がすごい大変だったんですよ。甘いものがあまり食べれなくて(笑)。甘いものを我慢するのは大変だったんですけど、逆にリカバリーがすごい上手くいって、普段のスーパーアトムのときと同じような体重に戻せたので、たぶんアトム級のときが一番フィジカル的にもベストかなというのはあるんですけど……ここからどんどん身体も作っていきたいなという気持ちもあります」

――BLACK COMBATとの対抗戦で奪われたベルトを、DEEP JEWELSとして伊澤選手に取り返してくれというような流れだったと思います。プレッシャーもあったと思いますが。

「やっぱりDEEP JEWELSのベルトを去年の試合で取られちゃったときに、すごく悔しい気持ちがあって『私がやりたい』と言って、それが叶って、今回試合することが出来たんですけど、試合前はあんまりタイトルマッチというより、ただパク・シユン選手に勝ちたいという気持ちだったので、そんなに重荷というかプレッシャーにはなっていなかったかなと思います。パク・シユン選手と試合することがすごく楽しみで、しっかりと勝てたので良かったかなと思います。そこにベルトがついてきたというような感じです。

 ただ、やっぱり日本の団体で日本人チャンピオンでもっともっと盛り上げていきたいというのが一番強い気持ちなので、取り返せたことはすごく嬉しいですし、もっともっと佐伯さんたちと一緒にDEEPを盛り上げていきたいなという気持ちが強いです」

――RIZINとDEEP、DEEP JEWELSのベルトを持っていると、いろいろな戦いが待ち受けていると思います。今後、どういう展望で試合をやっていきたいと思っていますか?

「今回からJTT所属になったので、今、JTTで打撃の練習をすごくやってるし、もっともっと見せられる技術がたくさんあるので、今年はたくさん試合をしたいです。いっぱいベルトを持っているので、試合の組み方としてはいろいろな防衛戦もできると思うし、今は、一番注目されそうな『超RIZIN.3』に出たいというのが、直近の目標です」

――「対世界」については、『超RIZIN.3』の中でそういう相手と戦いたいのか、それとも海外にも挑戦したいという気持ちもあるのでしょうか。

「『超RIZIN.3』は、朝倉未来選手の試合など、今回の感じだとたぶん日本人同士で盛り上がるカードがたくさん組まれると思うので、私も出られるなら誰とでもやりたいです。海外で戦っていくのも、もっともっと身体・フィジカルをつけて、まだ自分はフィジカルトレーニングを始めたばかりで、重量(ウエイトトレーニング)とかやってないので、これからどんどん重量を上げて、身体を作って強くして、ストロー級でも戦えるような身体を作っていきたいと思います」

――今すぐの話ではないと思いますが、三階級のチャンピオンになって、もっと重い階級、フライ級とかに挑戦する可能性もあると思いますか?

「フライ級になるとちょっと身体が大きくなりすぎちゃうので、女性で細くありたいという気持ちもちょっと自分の中であるので(笑)、上げてもストロー級までかなと思います。まずは、まだ日本でもっともっと試合をして、応援してくださる方を増やす段階だと思っているので、JTTで練習していることをもっともっと試合で皆さんにお見せしていきたいなと思います」

――最後にファンにメッセージを。

「いつも応援ありがとうございます。今回、メインイベントでしっかり極めて勝てたので、いい形で締めることができたかなと思います。日本のベルトをしっかりと取り戻すことができてすごく嬉しいです。女子格闘技、応援してくださる方も、まだ興味のない方も、もっともっと女子格闘技を好きになってもらえるように、私がもっともっと強くなって頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願いします!」

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