KO勝ちしたブアカーオだが、木村戦はかなりきわどい試合だったと振り返った(C)RIZIN FF
2024年3月23日(土)兵庫・神戸ワールド記念ホールにて開催された『RIZIN LANDMARK 9』の第3試合 RIZIN KICKルール(74kg契約)3分3Rで、木村“フィリップ”ミノル(Battle-Box)に2R1分10秒、KO勝ちしたブアカーオ・バンチャメーク(タイ)が、自身のSNSにて試合を振り返った。
最初に所属ジムのコメントとして「第1Rのブアカーオはパンチの嵐に見舞われ、危うく負けそうになった。戦歴の中でこの男が一番大変だったことは認める」と、1Rの木村のラッシュでブアカーオはかなり危険な状態に追い込まれ、最も危なかった相手だと木村のことを評した。
ブアカーオも「正直、最初のラウンドではほとんど生き残れなかったと思います」とKO負け寸前だったことを認める、と投稿。「あれは別人だった。相手はとても重いパンチだった。これまでのボクサー人生で受けた中で、最も強烈なパンチだったと思う」と、木村のパンチが300戦近いキャリアの中で一番強烈だったという。
その理由をブアカーオは「試合の日の相手の体重は80kgを超えていたのではないか」と、試合当日の体重差が影響したのではないか、とする。契約体重は74kgで行われたが、ブアカーオの前戦であるBKFCでのセーンチャイ戦は68.5kg。ブアカーオ自身にとっても初めてだったという74kg契約はチャレンジだったようだ。
また、ブアカーオは「試合の前後にドーピング検査を恐れることはありません。スポーツ科学に感謝します。そのおかげでブアカーオは今でも強いので」と、自分の身体はスポーツ科学で作られたものだとし、ドーピングは絶対にしていないとする。