一度はMMAを引退しながらも、このチャンスをもらって燃えているシン・ユリ(C)RIZIN FF
2024年3月23日(土)神戸ワールド記念ホール『RIZIN LANDMARK 9 in KOBE』にて、RENA(シーザージム)とスーパーアトム級(49.0kg)5分3Rで対戦する、シン・ユリ(韓国/team GENIUS)が21日(木)、試合前インタビューに答えた。
ユリは、軍人になるために武術やキックボクシングを始めたという経歴を持ち、格闘技が好きになったため2015年からアマチュア大会に出場。2017年3月、ROAD FCにて原田志保戦でプロデビュー。同年12月には初来日し、GRACHANで沙弥子と対戦して判定負けしている。2018年1月の2度目の来日ではERIKAにパウンドでTKO勝ち。3連勝で2019年12月に日本でもお馴染みのパク・ジョンウンとROAD FCアトム級王座決定戦を行ったがTKO負け。コロナ禍を経て、2021年9月の再戦ではジョンウンを攻略し、リベンジ&王座戴冠を果たした(現在は返上)。
王者になっても生活は変わらず、一時は引退を決意したが、思わぬRENA戦の打診に引退を撤回。2023年12月31日(日)さいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN.45』のリング上で、RENAと共に対戦決定の挨拶。その直後からSNSでは日韓美女対決だと盛り上がり、ユリのルックスにかなりザワついた。
「試合までの日数が残り少なくて嬉しいです。早く試合がしたいです」と試合が待ちきれないというユリは、RENA戦について「似てるスタイルだと思います。激しい打撃戦になると思うからファンの皆さんも楽しみにしてください」と、生粋のストライカーであるRENAに打撃戦を挑むとする。
「打撃が好きで、全ての打撃競技に挑戦しました。ボクシング、キックボクシング、きっく、武術(うーしゅう)散打も韓国のナショナルチームにいた経験があります」と打撃格闘技の経験は多数あるとし、「RENA選手はボディとヒザが最も危ない武器だと思います。その2つは注意しないといけないと考えていますが、私もヒザが得意なので自分の長所を活かして戦いたいです」と、RENAに打撃で真っ向勝負を挑む構えであることを明かした。
「RENA選手はいい選手ですが、勝てない相手じゃない。それに私の方が若いので体力的には私の方が有利だと思います。私は体力に自信があります。体力を上げるためには強いメンタルが必要で、私は誰にもそれは負けないと思います」と、自分は体力もメンタルも誰にも負けないと話した。