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【RIZIN】木村ミノル「蓮くんに“凄いな”って思わせます」「弱いところを越えて強さに変えた」が、MMAは「苦手。RIZINのなかで出来るとなったら……やってみたい」

2024/03/18 19:03
【RIZIN】木村ミノル「蓮くんに“凄いな”って思わせます」「弱いところを越えて強さに変えた」が、MMAは「苦手。RIZINのなかで出来るとなったら……やってみたい」

(C)RIZIN FF

 2024年3月23日(土)に庫・神戸ワールド記念ホールで開催される『RIZIN LANDMARK 9』の最終追加対戦カード発表会見が18日、都内にて行われ、ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)vs.木村“フィリップ”ミノル(Battle-Box)のキック戦(74kg契約)が発表された。

 2度のドーピング検査「陽性」反応を経て、3度目の検査で「陰性」となり、出場にゴーサインが出た木村は、「ファイターとして自分を理解して伸ばしていくプロアスリートの姿、あるべき姿を再確認できました。RIZIにはアスリートがいる。もちろん自分の弱いところを越えて強さに変えたのですごく調子がいいです」と語り、最後に上半身裸になって、ドラッグが抜けてもマッチョな身体を披露した。

 RIZINでは、立ち技から平本蓮、久保優太、皇治、芦澤竜誠、安保瑠輝也らがMMA(総合格闘技)に転向しているが、会見終盤で記者からMMA再挑戦についても問われた木村は、「いやー分かんないスね。苦手なんで(笑)」と、後ろ向きな言葉で返した。

 木村のMMAの戦績は0勝1敗。

 2016年9月のRIZINでMMAに初挑戦し、チャールズ・"クレイジー・ホース"・ベネットと67kg契約で対戦した木村は、開始早々に細かいステップで中央に走り込むと右の跳びヒザ。それをベネットがジャンピングしての右ストレートで迎撃すると、ダウンした木村は頭を抱えて動けず。ベネットがパウンドを打ち込み、1R、わずか7秒でKO勝ちしている。

 MMAには苦い思い出しかない木村だが、「でも、RIZINのなかで出来るとなったらやってみたいですね。総合のきっかけがあるとしたら、RIZINなので」と、屈辱の舞台で借りを返す気持ちはあるとした。

 木村のMMA転向の可能性を問われた榊原CEOは、「“転向”というか、かなり早いタイミングでミノルはクレイジーホースと戦っている経験もあるし、それでミノル選手としては総合の大変さを─安保は最近気づいたけど──この人はだいぶ前に気づいた。ミノルは当面はキックの復帰ですが、RIZINには、キックの試合、オープンフィンガーの試合もありますし、その先の総合も視野に入れるなかで、何が起きてもおかしくない」と否定はしなかった。

 また、2015年9月のK-1で木村が対戦し、その後、MMA転向7戦目(3勝3敗)で朝倉未来とのさいたまスーパーアリーナ決戦を実現させた平本について、木村は「まあ試合したのはだいぶ昔ですけどね。平本選手は俺も好きなんでどんどん行ってくれって感じですね。応援しています。やっぱりああいうところまであのカードを持っていった、盛り上げたのは蓮くんの才能だと思うので、それがこの盛り上がりに出ているんじゃないですか。まあ僕も吸収できるところはたくさんあるんで、僕もいいところを見せて、“凄いな”って思わせます」と、エールを贈りながらも、対抗意識を燃やしていた。

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