クレベル推薦のギレルメ・ナカガワは努力の極める人
さらに注目は、強豪柔術家2人の参戦だ。
クレベル・コイケ推薦のギレルメ・ナカガワは、幼少時より柔術を習い、色帯時代にボンサイ柔術に移籍。メキメキと頭角を現して、2022年のJBJJF全日本の紫帯フェザーで優勝。オープンクラスではチームメイトのムリーロ・タケシ・ソウザとクローズアウトし、大会後に茶帯に昇格している。ASJJFドゥマウインターナショナルで茶帯デビューし、階級&無差別でWゴールドとなると、11月に黒帯に昇格し、MMA転向を決意。アマチュアMMA10戦10勝、8試合で一本勝ちを収めている。プロデビューに向けてクレベル、サトシらと練習を積んで来た。
17歳からボンサイ柔術に通うギレルメを、クレベルは、「強いよ、彼は寝技、めっちゃ強い。ちょっとシャイだけど。息子のような存在。絶対3試合一本勝ち出来る」と太鼓判を押しながらも「彼が出来なかったら私がボコボコにする」と鬼神の言葉。
サトシも「(優勝出来る?)もちろん。まだプロの試合に出ていないからレベルが分からないけどポテンシャルがある。彼ならできると信じている。ギレルメはすごく“頑張る選手”。このレベルに来るまではちょっと時間がかかって、スペシャルなタレント(才能)の人ではない。でも彼には特別なポイントがある。一生懸命に頑張ります。出来なくてもすぐには諦めない。最後までやる。私が彼の一番、好きなポイントです」と期待を寄せる。
スーパーで商品補充のアルバイトをしているというギレルメは、クレベルの隣りで「絶対にボペガー(極めます)」と意気込みを語った。