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【RIZIN】朝倉未来の復帰戦は「早いタイミングで夏までには」。榊原CEOが10周年に“引退”の可能性を示唆、後継者には朝倉未来も候補に

2024/03/12 15:03
 2024年3月12日(火)13時から、都内某所にてRIZINが記者会見を行った。  会見終了後の囲み取材で、榊原信行RIZIN CEOは自身の“引退”について言及した。  朝倉海・堀口恭司のUFC出場について、ダナ・ホワイトUFC代表との進捗状況について聞かれた榊原CEOは「ダナとはもう少しちょっと大きな…まあ、あまり言えないんですけれど(笑)。お互いこの業界長いので、5年先、10年先にどちらかが引退する前にもう1回なにか力を合わせてやりたいし、やらせて欲しいなって彼にはプロポーズしています」と、RIZINとUFCが協力しての“何か”を実現させるべく話をしているとした。  そこで、プロモーターも引退する可能性があるのかと問われた榊原CEOは「あります」と回答。 「今年RIZINが9周年目なんですよ。10年を機に引退しようかなと思っています。目標ね。僕も笹原も他も含めてジジイなので、気付けばダナとも20数年来の仲なんですよね。そういうものを次の世代の人に受け継ぎたいんですよね。スコット(・コーカー)は引退しましたけれど、海外の人たちと丁々発止してきたものを積極的に受け継ぐようにしているけれども、一気に30代くらいまで若返った方がいいと思うんだよね。  そういう風に日本の格闘技の未来のプロモーターとして(朝倉)未来とかチャンスあるだろうし、もう少し上の世代にもチャンスがあると思いますけれど、この人たちならっていう人に上手く引き継いでいこうって意志を持たないと、この先どうするのってことになりかねないので、人材の育成も含めて次の世代に向けてってことを考えて今も動いている状況です」と、RIZINの10周年を機に若手にバトンタッチしたいと衝撃発言。  引退する前にやりたいことは、との質問には「まだいくつもありますよ。PRIDEは10年で息絶えたわけですよ。いろいろな外的な要因もあったんですけれどね。まずはこのRIZINというものが、そうならないように強靭な運営組織とか経営体質とか経営改善も含めて、いま取り組むべき課題はファンのみんなには見えないこの組織を強靭化することが一番大事なことだと思っています。あとはやりたいことで言えばいくつもあるので、それをひとつずつ有言実行…有言せずに実行することもありますけれど(笑)ひとつひとつ成し遂げて行けるようにしたいと思っています」とした。  名前のあがった朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)に、RIZINのプロモーターをやってみないかと誘ったことはあるのかとの質問には「ありますよ」と明かしたが「嫌ですよって(笑)」と断られたと笑う。 「彼はBreakingDownもあるので。ひとつのアイコンとして未来も凄くセンスがあるし行動力もあるし、将来的にはポテンシャルはあると思いますけれど、彼だけでは。僕がこうやってRIZINをやらせてもらっているけれど、皆さんの前に出ないところで下を支えてくれている人たちもいますし、そういう力を身に付ける、手に入れる必要があると思います。未来はまず、この数年の中では引退はいつになるかは知らないですけれども、ファイターとして成し遂げるべき、今しか成し遂げられないことを先にやり切って欲しいって想いがあります」と、今はそのことよりもファイターとしてやり切って欲しいと語った。  その朝倉未来の復帰戦については「もう早いと思いますよ。早いタイミングで復帰してくると思います。夏までには復帰すると思います」と明言。大晦日の総括において、榊原CEOはファン待望の朝倉未来vs.平本蓮(剛毅會)の実現の時期を聞かれると「時間をかけても仕方がないので、来年の上半期にやるべきだろうなと思っています」と答えている。  また、朝倉本人は12月24日に行われたトークショーにて「夏くらいに復帰したいと思っています」と話していた。
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