ワンナイトトーナメントのGLORYヘビー級グランプリがついに今夜行われる(C)GLORY
2024年3月9日(土・現地時間)オランダ・アーネムのゲレドームで開催される『GLORY Heavyweight Grand Prix』の前日計量が、8日(同)朝アムステルダムにて行われた。
世界最強のヘビー級選手8名が一夜限りの壮絶なトーナメントに参加し、勝者には50万ドルとGLORYヘビー級グランプリ王者の称号が与えられる。
オープニング・ラウンド(1回戦)では、「キックボクシングの帝王」リコ・ヴァーホーベン(オランダ)がフランスの戦術家ソフィアン・ライドゥニ(フランス)と対戦。
人気のナビル・ハチャブ(モロッコ)はトーナメント3連覇中のベンジャミン・アデグブイ(ルーマニア)と対戦する。
元ヘビー級暫定王者タリク“クッキー”オサロ(ナイジェリア)はワイルドで予測不可能な動きをするバフラム・ラジャブザデ(アゼルバイジャン)と激突。
オランダの新星レヴィ・リガース(オランダ)はパワーパンチャーのウク・ユルジェンダル(エストニア)と激突する。
記者会見で優勝候補筆頭のヴァーホーベンは「トーナメントでは最も優れたファイターが勝つかどうかは分からない。怪我をすることがあるし、ヒジやヒザをすぐに痛める可能性がある。ひとつのタイトル戦に向けて集中するのとは違うんだ。でも、ファンはかつてのK-1のようなトーナメントを望んでいる。だから我々はそうするだけだ」と、かつてのK-1ヘビー級トーナメントのような試合にすると選手を代表して宣言した。
今大会ではグランプリに加え、2つのGLORYタイトルマッチがある。正規王者ドネギ・アベナ(27勝9KO7敗)と暫定王者タリク・クバベス(49勝10KO28敗)がGLORYライトヘビー級王者決定戦を行い、王者テイジャニ・ベスタティ(25勝4KO9敗)がドイツのトップ選手エンリコ・ケール(53勝15KO31敗2分)とライト級王座防衛戦を行う。
GLORYヘビー級グランプリは日本ではU-NEXTで9日(土)25:30(10日の深夜1:30)よりLIVE配信される。
▼Heavyweight Grand Prix1回戦第1試合
レヴィ・リガース(オランダ/GLORY世界ヘビー級2位/15勝7KO1敗)=112.9kg
ウク・ユルジェンダル(エストニア/GLORY世界ヘビー級6位/20勝16KO8敗)=113.9kg
▼Heavyweight Grand Prix1回戦第2試合
タリク・"クッキー"・オサロ(ナイジェリア/元GLORY世界ヘビー級暫定王者/25勝13KO3敗1分)=124.7kg
バフラム・ラジャブザデ(アゼルバイジャン/GLORY世界ヘビー級7位/65勝58KO1敗)=99.3kg
▼Heavyweight Grand Prix1回戦第3試合
ナビル・ハチャブ(モロッコ/GLORY世界ヘビー級8位/27勝4KO4敗1分)=157.1kg
ベンジャミン・アデグブイ(ルーマニア/GLORY世界ヘビー級9位/35勝20KO7敗)=119.3kg
▼Heavyweight Grand Prix1回戦第4試合
リコ・ヴァーホーベン(オランダ/GLORY世界ヘビー級王者/61勝20KO10敗)=122.8kg
ソフィアン・ラドウーニ(フランス/GLORY世界ヘビー級5位/35勝17KO2敗1分)=104.5kg
▼Heavyweight Grand Prixリザーブバウト
ミハウ・ブワウジエヴィッチ(ポーランド/11勝5KO7敗1分)=114.9kg
チハド・ケペネック(トルコ/21勝15KO6敗)=110.4kg
▼GLORY世界ライトヘビー級王座統一戦 3分5R
ドネギ・アベナ(スリナム/27勝7KO9敗/正規王者)=95kg
タリク・カバベ(モロッコ/49勝28KO10敗1分/暫定王者)=94.6kg
▼GLORY世界ライト級タイトルマッチ 3分5R
ティジャニ・ベスタティ(オランダ/王者/25勝9KO4敗)=69.6kg
エンリコ・ケール(ドイツ/挑戦者・同級1位/53勝31KO15敗2分)=69.7kg
▼ミドル級 3分3R
イワン・ガラス(チリ/同級6位/58勝15KO10敗1分)=85kg
イリアス・ハムーチェ(モロッコ/同級10位/33勝7KO6敗)=84.8kg