▼第3試合 フライ級 ムエタイ 3分3R
〇ルスタム・ユヌソフ(ロシア)
[判定3-0]
×羅向(ZERO/元NJKFライト級王者)
羅向は老舗キックボクシング団体NJKFの元ライト級王者。「自分は頭のネジがぶっ飛んでる選手」と自ら言い、2020年11月には元WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者・琢磨からダウンを奪って勝利、2021年9月には川原龍弥に初回KO勝ちしてWMC日本ライト級王座にも就いている攻撃力が高いサウスポー。2023年4月の「ROAD TO ONE ムエタイ ライト級トーナメント」決勝戦でダブルノックダウンの末にレンタに敗れたが、10月の『BOM』で小清水涼太を初回KO。12月にタイのRWSでも勝利。今年1月には『TOP BRIGHTS』でペッチブラパーにも1RでTKO勝ちしている。
1R、両者サウスポー。左ローを蹴る羅向をユヌソフは前蹴りで2度吹っ飛ばす。左ロー、ワンツーに前蹴りを混ぜるユヌソフは組み付くと首相撲でしっかりとロックしてのヒザを繰り出す。ユヌソフの前蹴りに転倒する羅向。ユヌソフの右フックからの左アッパーに大きくバランスを崩す羅向。飛び込んでの左ボディ、左フックを繰り出す羅向は、ユヌソフのミドルにも左ボディを合わせる。ユヌソフがワンツーから入り、羅向のミドルをキャッチしての左ストレート。組むとすかさずユヌソフはヒザを蹴る。左フックからそのまま首相撲でロックし、ヒザを蹴るユヌソフ。1Rは羅向がユヌソフの前蹴りとパワーに手こずった。
2R、ユヌソフは右フックから踏み込んでの左ヒジのコンビネーション。左ハイを蹴って前蹴りで突き放し、羅向が近付いてくると首相撲からのヒザに捕まえる。ユヌソフがワンツーを当ててすぐに前蹴り、前に出てくる羅向は再び前蹴りで突き放す。ユヌソフの首相撲に左右ボディで対抗する羅向。左右フックを打ち込む羅向にユヌソフは首相撲に持ち込むが、アタックを続ける羅向にやや疲労も感じさせる。
3R、いきなり左フックを打つ羅向。左を振って前に出る羅向にユヌソフは前蹴りで対抗するが、羅向は何度も前に出て行ってガムシャラに左を打つ。左ローを蹴る羅向に頭を下げて縦ヒジを打って来るユヌソフ。前蹴り、左ミドル、ワンツーを打たれながらも前へ出て左フックを打つ羅向にユヌソフも左を返す。消耗しているユヌソフだが、羅向に前蹴りや左ロー、左ストレートを打って攻撃を続けさせない。