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【PANCRASE】20試合中17試合がフィニュシュ決着、ネオブラ1回戦は宮城成歩滝がベストKO、本戦で小原とうやがベスト一本勝ち=2.25『PANCRASE BLOOD.2』

2024/02/29 22:02
 2024年2月25日(日)東京・品川インターシティホールにて『PANCRASE BLOOD.2』(U-NEXT配信)が開催された。5分3R戦のネオブラは1回戦ということもあり、本戦含め判定決着は3試合のみ。ほか17試合がフィニュシュ決着の大会となった。ボーナスは、宮城成歩滝がベストKO、本戦で小原とうやがベスト一本勝ちで獲得。(※2月18日『PANCRASE BLOOD.1』大阪大会リポート)。また2大会を経ての今後のネオブラスケジュールと対戦カードも発表されている。 ▼メインイベント ミドル級 5分3R〇荒井勇二(暁道場)[2R 2分54秒 アメリカーナ]×平田 旭(move) 「第30回ネオブラッドトーナメント」各階級一回戦のほか、メインイベントでは、2020年ネオブラミドル級優勝の荒井勇二(暁道場)が、2023年マーシャルワールド杯 Aクラスルールトーナメント同級優勝の平田旭(move)と対戦。  1R、ともにオーソドックス構え。遠間からダブルレッグの荒井は金網までドライブ。平田を引き抜いてテイクダウン。サイドを奪うと右で脇差し。しかし下の平田は荒井を前方に送り出して立ち上がり。そこにがぶりからギロチンチョークを狙う荒井。3者10-9で荒井のラウンド。  2R、中央を取る平田。荒井はその打ち終わりに組んで押し込み。いったん引っこ抜いてテイクダウン。ハーフからパウンド。鉄槌。さらに上からアメリカーナを極めた。  この試合まで内藤由良、ロッキー川村2、 佐藤龍汰朗相手に3連敗中だった荒井は、3年5カ月ぶりの勝利に、「暁道場の皆さんの練習のおかげです。これからも暁道場からいい選手が出てきます。注目してきださい」と語った。 [nextpage] ▼コ・メイン バンタム級 5分3R〇小原とうや(パラエストラ柏)[1R 0分36秒 ギロチンチョーク]×上野惇平(ハイブリッドレスリング八戸)  4カ月ぶりの再戦。前回は小原が判定勝ちを収めている。  1R、オーソの上野は右の蹴り、サウスポー構えの小原は左をヒット! 後方に倒れた上野にパウンド、起き上がって来た上野の頭を抱え、ケージに押し付ける形でギロチンチョークを極めた。  試合後、小原は「前回と同じ相手、1Rで絶対にフィニュシュしたかったので良かったです。自分の名前を覚えて帰ってください」と語った。 [nextpage] ▼第18試合 フライ級 5分3R〇大野友哉(パラエストラ千葉)[2R 1分45秒 ツイスター]×赤崎清志朗(香取道場)  1R、ともにオーソドックス構え。大野がボディロックからスタンドバックについて足をかけて赤崎を引き込み、シングルバックから両足をかけておたつロック。  リアネイキドチョークを狙うが、背中に背負って立ち上がる赤崎。赤崎は背後の大野の腿にヒジを突き、金網に寄りかかる。3者10-9で大野のラウンド。  2R、大野のダブルレッグを差し上げる赤崎。その際で大野はバックについて4の字ロック。赤崎の向き直りにツイスターを極めた。 [nextpage] ▼第17試合 フライ級 5分3R〇氏原魁星(ボンサイ柔術)[1R 1分04秒 リアネイキドチョーク]西塚丈人(パラエストラ八戸)  1R、氏原と西塚は33歳差。ともにオーソドックス構え。氏原が右で差して組んで西塚をテイクダウン。  下からヒジの西塚も、氏原はフックガードを潰してジャンピングパスガード。背中を向けた西塚のバックを奪い、パームトゥパームでリアネイキドチョークを極めた。 [nextpage] 【第30回ネオブラッドトーナメント 一回戦】 ▼第16試合 フェザー級 5分3R〇石塚将也(DIARIO)[3R 4分37秒 TKO] ※パウンド×小野瑛大(和術慧舟會AKZA)  前半を失った小野の右の詰めに石塚が突き放し、前手の左フックでダウンを奪うとリストコントロールしながらバックマウントでパウンド。 [nextpage] ▼第15試合 フェザー級 5分3R○望月貴史(BRAVE GYM)[2R 3分17秒 TKO] ※パウンド×松藤冬馬(パラエストラ札幌)  シングルレッグでテイクダウンし、グラウンドコントロールする望月が4の字ロック。松藤の身体を伸ばしてパウンドアウト。 [nextpage] ▼第14試合 フェザー級 5分3R○沢木純也(SUBMITMMA)[3R 3分20秒 TKO] ※パウンド×山田浩平(ハイブリッドレスリング八戸)  組みの山田はケージレスリングを挑むが、突き放した沢木が山田のタックルを差し上げると山田が引き込む形に。インサイドガードから右ヒジを効かせた沢木がパウンド勝利。 [nextpage] ▼第13試合 バンタム級 5分3R○目怒頑丈(T-BLOOD)[判定2-1] ※29-28, 30-27, 28-29×中村大信(Battle-Box)  ケージレスリングを挑む目怒。中村はテイクダウンされても再三立ち上がり、細かい打撃。3R、目怒のシングルレッグにアームロックを合わせて回してバックに。しかしすぐに立ち上がる目怒はシングルレッグへ。最後に脇潜りスタンドバックから崩して背後からパウンドもホーン。ジャッジはスプリット判定で中村を支持した。 [nextpage] ▼第12試合 バンタム級 5分3R〇荒田大輝(パラエストラ八王子)[2R 1分43秒 腕十字]×嶺 大基(KRAZY BEE)  サウスポー構えからダブルレッグテイクダウンの荒田が嶺の立ち際にバック奪いバックマウント。4の字ロック。向き直り際にツイスター狙いも。2Rもダブルレッグテイクダウン。金網背に上体立てる峯のバックを奪い、頭つきのキムラ狙いから腕十字を極めた。 [nextpage] ▼第11試合 バンタム級 5分3R○梅原規祥(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)[3R 2分58秒 横三角絞め]×苫 侑我(パラエストラ札幌)  スタンドバックの苫に得意のアームロックを再三狙う梅原。背後からヒザを突く苫に梅原は後方に回して横三角絞め。 [nextpage] ▼第10試合 バンタム級 5分3R〇白井誠司(和心會)[3R 0分39秒 TKO] ※パウンド×タカリンダマン(和術慧舟會HEARTS)  ともにサウスポー構え。右ジャブ突く白井に、タカリンダマンは、左オーバーハンドから組み。しかし続く左を、白井に左ストレートで合わされて前のめりにダウン。サイドバックからパウンド連打で白井がTKO勝ち。 [nextpage] ▼第9試合 バンタム級 5分3R○寺本雄輝(パラエストラ西東京)[3R 0分29秒 TKO] ※パウンド×笹崎健司(マッハ道場)  ともにオーソドックス構え。四つでテイクダウンを奪うなど1、2Rを優勢に進めた笹崎に、寺本は詰めてワンツー。左ボディから右ストレートが、笹崎の左のカウンターとなり、笹崎がダウン。パウンドで寺本が逆転勝ち。 [nextpage] ▼第8試合 バンタム級 5分3R○宮城成歩滝(ストライプル新百合ヶ丘)[1R 3分15秒 TKO] ※パウンド×牧瀬武蔵(ボンサイ柔術)  ともにオーソドックス構え。左右で突っ込み牧瀬に右を刺す宮城は右カーフも。左前手フックを当てた宮城だが、牧瀬がダブルレッグテイクダウン。金網背に立つ宮城はバック許さず。牧瀬は払い腰テイクダウン。しかし続く袈裟固めで頭を抜いた宮城がスタンドに。右カーフをこつこつ当てた宮城は右ミドル、右前手フックから左を当てて詰めると、下がった牧瀬を追って右跳びヒザでダウンさせてパウンド。初回TKO勝ちした。 [nextpage] ▼第7試合 バンタム級 5分3R○宮下 将(UNITED GYM TOKYO)[1R 3分45秒 腕十字]×渡邉泰斗(サツキジム横浜)  ともにオーソドックス構え。左インロー、右ローを当てる渡邉に、左サークリングの宮下。追う渡邉が足をもつらせて倒れた際に左を差そうとするが、それを右足でまたいだ宮下が横からチョーク狙い。送り手を掴んで払い腰テイクダウン。渡邉が体を起こしたところに腕十字を仕掛け、最後は脇に挟んで極めた。 [nextpage] ▼第6試合 フライ級 5分3R○AXEL RYOTA(ロータス世田谷)[判定2-1] ※29-28×2, 28-29×尾川太陽(和術慧舟會船橋道場)  1R、ともにオーソドックス構え。長身の尾川に、先に組むRYOTA。離れる尾川はワンツー。左フックから組むRYOTAに尾川は差し上げて体を入れ替えるが、四つから大腰気味に投げるRYOTA! 尾川の立ち際に背中に乗って4の字ロック。背後からこつこつパウンド、リアネイキドチョークを狙い、崩れた小川にバックマウントパウンド。しかしともに上の取り合い。最後にバックマウントのRYOTAが10-9×3。  2R、RYOTAの入りに右ヒザを突く尾川。しかし組んでボディロックテイクダウンはRYOTA。ハーフから上四方、起き際にバック、4の字ロックを組む。脇を潜り上を取る尾川は下からの三角も防ぎ立ち上がり。押し込むRYOTA。尾川は体を入れ替え離れる。RYOTAの組みを切ってジャブを突く尾川。RYOTAはその右に組んで尻を着かせてブザー。1者10-9尾川、2者10-9でRYOTA支持。  3R、詰めるRYOTAに右ヒザを狙う尾川。ワンツーの右で金網まで詰めて、押し戻すRYOTAに右ヒザ、右カーフ。ワンツー。組むRYOTAにヒザを突いて離れる。ワンツーで前に出る尾川。RYOTAは右ロー、組んで押し込むが、体を入れ替え突き放した尾川はヒザ蹴り。押し戻すRYOTAのタックルをがぶる尾川の頭が下がったところに、すぐに体を起こしたRYOTAがジャンピングのギロチンチョーク。前に落として首を抜いた尾川がワンツーの右を当てて前に出るもRYOTAが組んでホーン。  判定は2-1に割れるも1、2Rを制したRYOTAが2回戦進出を決めた。 [nextpage] ▼第5試合 フライ級 5分3R〇山崎蒼空(マッハ道場)[3R 4分25秒 リアネイキドチョーク]×佐々木瞬真(パラエストラ千葉)  投げて上の山崎が1R、2Rを10-9で取ると、佐々木の蹴りに合わせて組んで右足、左足もかけて4の字ロック。おたつロック。座った佐々木を再び潰して背後からパウンド。左足のフックを外した佐々木だが、その際で山崎がリアネイキドチョークを極めた。 [nextpage] ▼第4試合 フライ級 5分3R○名久井悠成(ANSWER FIGHT)[判定3-0] ※29-28×2, 30-27×鳴海秀哉(トイカツ道場/SZA)  1R、ともにサウスポー構えから。名久井は右インロー。鳴海は空手の前蹴り、低めの手の構えから左右の突きで詰め。バランス崩した名久井が組んで小外がけテイクダウン。立ち際に背中に乗り、4の字ロック。背負う鳴海に背後からパウンド連打。引き込みリアネイキドチョーク狙いから正対狙う鳴海にツイスターも。バックからパウンドでホーン。3者10-9で名久井。  2R、遠間の両者。右の前足でける鳴海だが、テイクダウンを警戒し、連打には繋げられず。回る名久井に、インローの鳴海。名久井の右フックをかわすとヒザをもらいながらもシングルレッグテイクダウン。下の名久井はヒジ、細かいパウンド。腰を抱く鳴海が離れてホーン。1者が名久井も、2者が鳴海を支持。  3R、鳴海は左の飛び込み、左の蹴りがローブローに。再開。関節蹴りの名久井はスイッチしながらサウスポーに戻してシングルレッグ。そこにヒザ蹴りを合わせる鳴海。しかし名久井はさらに詰めてダブルレッグテイクダウン。下の鳴海はアームロック狙い。それを外した名久井が上から脇腹にヒジ! サイドバックからパウンド連打しホーン。  判定は3-0(29-28×2, 30-27)で名久井が勝利した。 [nextpage] ▼第3試合 フライ級 5分3R○饒平名知靖(K太郎道場)[1R 4分03秒 腕十字]×細川勇哉(DIARIO)  K太郎道場の饒平名は21歳。細川は34歳のデビュー戦。ともにオーソドックス構え。細川の左右にダブルレッグテイクダウンの饒平名。金網まで這い、上体を立てる細川。そこに右足をかけて崩して背中を着かせる饒平名は送り手を掴んでサイドを奪取。ストレートアームバー狙いからサイド奪取。マウントに移行し、アメリカーナ狙い、逆の腕に変えて腕十字を脇に挟んでから腹に乗せて極めた。 [nextpage] ▼第2試合 フライ級 5分3R○金澤臣人(リバーサルジム横浜グランドスラム)[1R 4分25秒 三角絞め]×柴山鷹成(G-face) ともにオーソドックス構え。右ローから入る金澤。さらに左の蹴りに、柴山が右足を上げながらスーパーマンパンチ気味にヒットさせてダウンを奪う。インサイドガードからパウンド、ヒジを落とす柴山。頭を押えて三角絞めを狙う金澤にかつぎパスで横に出かけた柴山だが、正面に戻った金澤が再び左足を首筋にかけて三角絞めへ。ここも右にパスしてサイドを奪う柴山。  左で差してマウント、バックマウントの柴山は四の字ロック。正対した金澤は、マウントに戻していったん背中を見せてからハーフガードに戻す。  柴山は上から右のパウンドをこつこつ落とすが、金澤は腰を切ってフルガードに戻すと、パスしてきた柴山に背中を見せてから前転して足関節狙い。上から潰して肩固めに入る柴山に、側頭部に手を当て防ぐ金澤はみたび背中を預ける。  リアネイキドチョークを狙う柴山に正対した金澤が上に。金網背に上体を立てる柴山に、またいでジャンピングガードで三角絞めへ! いったん足を組み直して頭を抱えてタップを奪った。金澤が逆転の一本勝ち。 [nextpage] ▼第1試合 ストロー級 5分3R○船田侃志(和術慧舟會HEARTS)[1R 4分05秒 TKO] ※パウンド×日向優希(新潟イエローマンズ)  船田は禅道会空手出身で2023アマチュア パンクラスSクラストーナメント優勝。新潟の日向は、2023アマチュアMMA全日本選手権 フライ級 メイントーナメント優勝。船田と日向はアマチュア時代に3度戦い、船田が勝利している。  サウスポー構えから入る日向は左ストレート。船田は右の蹴り、さらにダブルレッグで詰めるも離れる日向。船田の左フックをかわした日向は左インローもローブローで中断。再開。  船田の入りに左ストレートを突く日向。船田はその左に合わせてシングルレッグから腰を抱き尻を着かせる。手首を掴んで引き出し背中を着かせる船田はマウント。ケージを蹴って後転して上体を立てた日向に、すぐに詰める船田は左足をかけてバックテイク。  両足をかけてバックマウント、マウントからパウンド。ヒジを落とす船田はバックマウントからパウンド連打。TKO勝ちした。 [nextpage] 今後のネオブラスケジュールとカード「PANCRASE 342」 PANCRASE 30周年記念大会Vol. 42024年4月29日(月・祝)立川ステージガーデン 【プレリミナリーファイト】 第30回ネオブラッドトーナメント フライ級 二回戦  ▼フライ級 5分3R山崎蒼空(マッハ道場)AXEL RYOTA(ロータス世田谷) ▼フライ級 5分3R饒平名知靖(K太郎道場)名久井悠成(ANSWER FIGHT) PANCRASE 343 2024年5月25日(土)東京・ニューピアホール 【プレリミナリーファイト】 第30回ネオブラッドトーナメント ▼第8試合 ストロー級 決勝戦 5分3R織部修也(CAVE)船田侃志(和術慧舟會HEARTS) ▼フェザー級 準決勝 5分3R敢流(パンクラス大阪稲垣組)沢木純也(SUBMITMMA) ▼フェザー級 準決勝 5分3R望月貴史(BRAVE GYM)石塚将也(DIARIO) ▼バンタム級 二回戦 5分3R山口怜臣(TIGER MUAY THAI/ALIVE)宮下 将(UNITED GYM TOKYO) ▼バンタム級 二回戦 5分3R宮城成歩滝(ストライプル新百合ヶ丘)寺本雄輝パラエストラ西東京) ▼バンタム級 二回戦 5分3R白井誠司(和心會)梅原規祥(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス) ▼バンタム級 二回戦 5分3R荒田大輝(パラエストラ八王子)目怒頑丈(T-BLOOD) ▼フライ級 準決勝 5分3R岸田宙大(パンクラス大阪稲垣組)金澤臣人(リバーサルジム横浜グランドスラム)
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