タン・カイ「再戦で勝つ」×タン・リー「試合の序盤で眠らせる」
▼ONE世界フェザー級王座統一戦 5分5R
タン・カイ(中国)正規王者
タン・リー(米国/ベトナム)暫定王者
2022年8月の『ONE 160』以来の再戦。前戦ではタン・カイがタン・リーを判定3-0で下し、中国人男性初のONE王者となっている。
タン・カイは2022年3月のキム・ジェウン戦で強打を爆発させて1R KO勝ち、ONE6戦無敗でタン・リーに挑戦すると、4Rに左フックでダウンを奪って判定勝ちで新王者となった。しかしその後、タン・カイは負傷のために欠場が続き、今回が1年7カ月ぶりの復帰戦となる。
対するタン・リーは、2020年10月にマーティン・ニューイェンを3R TKOでベルトを巻いた。当時、ONE5戦無敗でタン・カイの挑戦を受けたが、判定負けで王座陥落。その後、タン・カイの負傷欠場もあり、2023年10月にイリヤ・フレイマノフと暫定王座決定戦を戦い、1R、内ヒールフックを極めて一本勝ち。暫定王者となった。
正規王者のタン・カイは、会見で「初の中国人(男子)MMA世界王者になれたことを誇りに思うし、今週の金曜日にはタン・リーとの再戦に勝つつもりだ。カタールという国を愛しているし、ここにいることを誇りに思っている。金曜日の夜、タン・リーを相手に、そしてファンのために壮大なショーを見せるよ」と、王座統一に自信。
対する暫定王者タン・リーは会見で「みんな、僕が花火を持ってくることは分かっているはずだ。勝利したときの100パーセントのフィニッシュ率は全く下がっていない。俺たちにはやり残したことがある」とコメントした。
また、公式インタビューでは、「前回の試合は、タン・カイとそのチームが練り上げた素晴らしいゲームプランと、この数年で最悪だった自分のパフォーマンスと意思決定の結果が組み合わさったものだった。今回は、リマッチが組まれるまで時間がかかった。自分にとってはゲームプランを練り上げる時間をとりとれた。まったく違った試合になるだろう。1回目の対戦ではこうすべきだった、というような戦いを披露するのが楽しみだ。試合はフィニッシュ決着になるだろう。自分のキャリアでは、もう判定には持ち込みたくないんだ。全力で攻め込んで、プレッシャーをかけていく。タン・カイは試合序盤から自分のパワーを感じることになる。正直に言おう。1Rで終わらなかったら驚きだ。なぜなら彼は試合の序盤で眠らされるからだ」とリベンジに絶対の自信をのぞかせている。