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【K-1 KRUSH】後輩と王座決定戦を行うK-Jee「あいつはビビっていると思う。倒しますよ」

2019/08/22 17:08
【K-1 KRUSH】後輩と王座決定戦を行うK-Jee「あいつはビビっていると思う。倒しますよ」

パワフルなパンチをミットに叩き込むK-Jee

2019年8月31日(土)東京・後楽園ホール『K-1 KRUSH FIGHT.104』のダブルメインイベント第1試合で、初代K-1 KRUSH FIGHTクルーザー級王座決定トーナメント決勝戦3分3R・延長1RをRUI(K-1ジム蒲田チームキングス)と争う、K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)の公開練習が22日(木)に行われた。


 公開練習はK-Jeeが東京での練習の拠点としているクロスポイント大泉で行われた。これは同ジムの外智博会長が、元々K-Jeeが所属していたK-1 GYM EBISUでトレーナーを務めていたことがあり、「東京にいる時はいつもここでミットを持ってもらっています。EBISUの時のつながりでお願いしています」とのことから。

 ミット打ちはパンチのみだったが、これは「ずっと蹴りばかりでスタミナを作っていて蹴り疲れたので、今日はパンチにしました。体力トレーニングで蹴り込みしました」との理由から。ミットでの追い込みを中心にスタミナをつけるトレーニングが主だと言い、「(対戦相手を想定した)練習はやってない。必要ないです。と言うか(193cmのRUIのサイズは)いないじゃないですか」と笑う。


 対策は「ある」と断言し、「今回のトーナメントでは彼のやりたいスタイルができるようになって、その結果強くなって勝っている」とRUIのスタイルが確立されていると評するが「逆に言うとそれしかできない。だから攻略はしやすい」という。

「余裕っていうか、油断はしないですが、しっかりやれば負ける要素はないと思いますよ」と自信満々のK-Jeeは、RUIの得意技であるヒザ蹴りについても「いいんじゃないですか。自信を持ってきてもらった方が。思い切りぶつかってきて欲しい。彼の癖をいっぱい知っているし、それは直っていないので、いきなり直ることはない。ヒザをもらわないイメージはできていますね。もらってもビビるもんじゃないと思っています」と、恐れるに足らずと言わんばかり。


 それでも心境的には普段とは違う、という。なぜなら、2人は元々同じ福岡のジムに所属しており、「学校一緒、バイト一緒、ジムも一緒」(K-Jee)、「あとは遊ぶ時も飲みも一緒でした」(RUI)というほどの親友で10年来の付き合いがあるからだ。。


「他の試合とは変わりますね。殺すなんてありえないですが、試合前は殺し合いに行くような気持ちでいます。でも相手に対する憎しみは今回はなく、思い切りぶつかってこいって感じですね。あいつには負けられない、その思いがより強いです。意地ですよね、意地。絶対に負けない、ですよ。負けたら敬語使えって言われそうですもん(笑)」と、かつての先輩・後輩としての意地がある。自分に勝つには「まだ早いんじゃないですか」との想いがある。


 RUIがヒザ蹴りでカットしてのTKO勝ちを予告していることには「頑張れ」とニヤリ。「彼はよく飛びヒザ蹴りをやるじゃないですか。でも飛ばない方が高くヒザが上がっているんですよね(笑)。飛ぶと溺れているような感じです。飛ばない方が高く上がっているよ、と言いたいです」とアドバイスを送る余裕も。


「あいつはビビっていると思う」と精神的には優位に立っていると思いつつも、「危機感はあります。彼だけじゃなくキングスのノウハウがあるわけで。ただあいつの持っているものだけではぶつかってこないでしょう。久保(優太=チームキングス代表)選手が勝てるものを準備して来ると思います。そこは怖いけれど楽しみ。様子を見たい」と、相手チームのプラスアルファは警戒する。

 今回の対戦はK-JeeのパンチvsRUIの蹴り技という見方もされているが、「俺は蹴りの選手なんですよ。蹴りでゲームを作って最後はパンチで倒す。そのまま蹴り倒せることもあるので、パンチにこだわっているわけじゃない」とその見方は違うと言い、「倒しますよ」とKOすると断言。


 勝つことができればプロ初戴冠となることについては「ベルトは勝てば獲れるってだけで。そんなに意識はしていませんが、10年やってきて初めてひとつの形になるんじゃないかと思いました。格闘技をやってきた者として形になるんだなって最近気づきましたね」と言うが、「福岡の人たちが応援してくれているし、企業もサポートしてくれているので、こっちで出した結果を向こうで見せたい」とベルトを福岡へ持って帰りたいとの気持ちがある。

 そして「クルーザー級が少しずつ盛り上がり見せているので、この勢いをそのままK-1に持っていきたい」と、自分がKRUSHの初代クルーザー級王者となり、K-1に再度乗り込みたいと話した。

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