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【K-1】無差別級トーナメントの世界地区予選が復活、第1弾は5月に米MSG。サラエボ、シチリア、クリチバ、日本で開催、決勝トーナメントは12月東京

2024/02/16 14:02
 2024年2月16日(金)、K-1は2024年の『K-1 WORLD GRAND PRIX』シリーズのスケジュールを発表した。  K-1のカルロス菊田プロデューサーは、「2023年、K-1を再び世界に向けて再生すべく、K-1ReBIRTHというコンセプトを掲げ、 世界最強の立ち技格闘技の復興を宣言いたしました。 K-1生誕30年の節目となる昨年9月には横浜アリーナで『無差別級トーナメント』を開催。今年3月にはK-1 WORLD MAXが10年の時を経て復活し、16名による70kg級の世界最強トーナメントを蘇らせることも発表させて頂きました」とコメントした。  そして、「今回、新たにReBIRTHしたK-1の軸となるコンテンツ復活の発表をさせて頂きます。それこそ『K-1 WORLD GRAND PRIXシリーズ』の復活です。1993年、無名の大男8人が繰り広げたど迫力の立ち技トーナメントの衝撃は瞬く間に社会現象となり、世界を席巻しました。あれから30年、『格闘技こそK-1』であった時代のあのワクワク感、未知なる怪物がスターを蹴落とし、スターダムに駆け上がるその興奮を再び、味わって頂きます」と続けた。  今回、ReBOOT(再起動)することとなった『K-1 WORLD GRAND PRIXシリーズ』は、K-1無差別級トーナメント世界地区予選システムが復活する。  その第一弾となる『K-1 WORLD GP2024 in New York北米ラウンド』は、なんと5月19日(日)に米・ニューヨークにあるエンターテインメントの殿堂マジソンスクエアガーデン(サブアリーナ)で行われ、8人が北米代表をワンデートーナメントで争う。  続いて6月29日(土)にはボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボにて『K-1 WORLD GP2024 in Sarajevo東欧ラウンド』が開催。7月27日(土)にはイタリアのシチリア島にて『K-1 WORLD GP2024 in Sicillia西欧ラウンド』、8月3日(土)はブラジルのクリチバにて『K-1 WORLD GP2024 in Curitiba南米ラウンド』、10月5日(土)は大阪で『K-1WORLD GP2024 in Osakaアジアラウンド』が、それぞれ開催されることが決まった。  ニューヨーク、サラエボ、シチリア、クリチバで勝ち抜いた4名に加え、アジアラウンドではワンマッチから新たに3名が選出される。ここで計7名が選ばれ、残り1枠は昨年9月に30周年記念無差別級トーナメントを制した、中国のリュウ・ツァーが加わることも決定した。リュウはK-1参戦4戦4勝4KOと負けなしで、現在K-1無差別級の中心選手となっている。  そして、12月14日(土)の『K-1 WORLD GP2024 in Tokyo Final Tournament』にて上記8名によるワンデートーナメントで世界最強の座が争われる。会場は1993年4月にK-1の第1回大会が行われた生誕の聖地、東京・国立代々木競技場第一体育館に決まった。  世界予選ではどんな新たなるモンスターが頭角を表すのか。そして、12月の東京に集う8名は誰になるのか。各国の出場選手が気になるところだ。 [nextpage] <各プロモーターのコメント> ニューヨークプロモータールー・ネグリア氏 「元世界キックボクシングチャンピオン、ルー・ネグリアです。今まで、アメリカの大きなアリーナで200のキック・イベントをプロモートしてきました。北米K-1ワールドグランプリ2024エリミネーション、ヘビー級8名のワンナイトトーナメントを6月22日(※5月19日か6月22日で最終調整中)にマディソン・スクエア・ガーデンのHulu・シアターで主催します。勝者は12月に日本の東京で行われるK-1ワールドグランプリ2024ファイナルの出場権を得ることができます。K-1は今日存在する世界最大のキックボクシングブランドです」 サラエボプロモータージェラッド・ポトレック氏 「K-1ファンの皆さん、ボスニア・ヘルツェゴビナ、サラエボ出身のジェラッド・ポトレックです。長年、K-1ファイターとして活動してきました。数多くの試合に挑みましたが、2年前にキャリアを終えました。現在は、南東ヨーロッパのK-1のプロモーターをしています。ボスニア・ヘルツェゴビナ、サラエボでK-1トーナメントを計画しています。6月29日、スポーツホール スカンデリアで行います。この東ヨーロッパの最高のファイターを集めることを約束します。誰が見ても素晴らしいトーナメントであることを信じています。K-1が戻ってきました!K-1 is back! サラエボで会いましょう、押忍!」 シチリアプロモーターパオロ・ビオッティ氏 「皆さん、こんにちは。パオロ・ビオッティと申します。私は長い間、アンドレ・マナート、ラモン・デッカー、ロブ・カーマンといった伝説ファイターと同じイベントに参戦した、キックボクシング黄金時代のプロファイターでした。そして『戦いのスポーツ』格闘技の価値を広めることに情熱を燃やし、特にイタリアにある格闘団体『Fight 1』のために生涯を費やしてきました。私は創設者の一人です。  また、私が会長を務めるイタリアの格闘技イベント『オクタゴン』は1万4000人の観客が生で見る歴史的なイベントで、世界中の100を超えるテレビ局、そしてジョルジオ・アルマーニ、ドナテラ・ヴェルサーチ、ドルチェ&ガッバーナ、マリオ・バロテッリなどのの大物の観客を会場にお招きしました。  ミラノを中心にこれまで素晴らしいショーを作り上げてきました。前回、私たちのリングでISKAの世界タイトルを行い、K-1の素晴らしい選手である寺田匠選手が新王者に輝きました。20年前、ミラノでは数回に渡りK-1の予選トーナメントが開催され、勝者は日本でのファイナルに参加する権利を獲得しました。  ミラノでは、佐藤嘉洋やバダ・ハリ、ジョルジオ・ペトロシアン、ロビン・ファン・ロスマレン、そしてアンドレイ・ストイカ、アスケロフのような、格闘技界の最強の選手たちを見ることができ幸運でした。  ここで、衝撃的なお知らせがあります。戻ってきました! そう、K-1 is back! K-1がヨーロッパに、そしてミラノに戻ってきました。カルロス菊田氏のお陰様で、格闘技の歴史の中で最も象徴的なイベントK-1が戻ってきました。  ぜひ7月27日を空けておいて下さい。私たちの地元のプロモーター、ブルーノ・ボッティンダリ氏がロッセリーニの街、有名なガリバルディ広場でイベントを主催し、組織するからです。このシチリアの地域は、戦士、詩人、作家の歴史に満ちたイタリアの特別な島です。8人のヘビー級ファイターが参加する世界地区予選トーナメントでK-1WGPのために直接日本に行くチャンスをどう獲得するか。そして、この重要なトーナメントがどう展開していくかを楽しめる機会になることでしょう」 クリチバプロモーターパウロ・ゾレロ氏 「WGPキックボクシングの創設者であり、ブラジルキックボクシング連盟の副会長を務めているパウロ・ゾレロです。キックボクシングに携わって12年になりますが、このスポーツへの情熱は、それよりずっと前から始まっていました。子どもの頃、いつも父の練習や試合、イベントについて行っていました。そして今日、WGPファイトジムでこの発表をさせていただきますが、今年は南米でK-1イベントを開催し、その勝者が年末に日本で戦う権利を得ることになります。大会は、8月10日に開催予定です(※8月3日か8月10日で最終調整中)。イベントを開催する都市についてはまだ話し合い中ですが、近々ニュースがあるはずです。  このプロジェクトはキックボクシングにとって画期的なものだと思います。なぜなら、世界中の最高の才能を披露するだけでなく、すべての武道ファンの心にあるフォーマット(トーナメント方式)を復活させるからです。ですので、カレンダーに印を付けて、私たちと一緒にキックボクシングを新たな高みへと導きましょう」
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