カイウェン「正直言って、テイクダウンして押さえ込むだけのクソつまらない試合はしたくない」
──試合3日前(※インタビューは計量前の1日に行われた)となりました。気分は?
「すごくワクワクしてる。試合が待ち切れないです」
──まだ計量前ですが、コンディションはいかがですか?
「何もかも最高な状態」
──12月に上海で開催予定だった決勝が、こうして年明けの2月のラスベガスになり、ホームで試合ができないことについて何か思うことはありましたか?
「特に何も感じないかな。ただ、とにかく落ち着いてこの時を迎えています」
──神田コウヤ選手との準決勝は接戦でした。苦戦したと感じている部分はありますか?
「前戦は接戦でした、確かに。彼の動きが速かったのと、スマートでしたね。だからなかなか自分の思うようにできなかった、うまく攻めようとやってはいたんですが、でももうあれはあれで、仕方がないですね」
──そういう試合を経て、どんなことを学びましたか?
「試合ではたくさんのことを学んでいるのだけれど、ちょっとそれを言葉にするのが難しいです」
──インスタグラムに投稿されていましたが、シンジケートMMAで練習していましたね。
「はい。全部が素晴らしかったですね」
──メラブ・ドヴァリシビリやビンス・モラレスなどの選手たちと特別な練習をしたのですか?
「いや、特別なことはしていなくて。しっかり自分の打撃を強化することやテイクダウンディフェンスだったりという、いつもの練習をしていて、全部がいい調子でした。ハードにやってきました」
──対戦相手のイー・ジャー選手はよく知る仲だと思いますが、どのような気持ちで試合に臨みますか?
「彼は素晴らしいファイターです。打撃でも寝技でも。そうですね、トレーニングも一緒にしてお互いをよく知っている。それでもやっぱり、今は試合を待ち切れない気持ちですね」
──ちなみにどんな人となりなのでしょうか?
「彼はおとなしい子という感じですね、自分のようにお喋りになるようなことがなくて、とても物静かです」
──当日はどんな試合を見せたいですか?
「正直言って、テイクダウンして押さえ込むだけみたいなクソつまらない退屈な試合はしたくない。自分のやりたいことっていうのは、とにかくハードにパンチを当てて、とにかく打撃だけで決めたいと思っているんですよね。それがやりたいこと。やっぱりいい試合をしたいんです、これが決勝戦だから。やっぱりそうするべきだって思う」
──自分のアドバンテージはなんだと思っていますか?
「アドバンテージ? それは“俺だ”ってこと。俺、“アンダードッグ”ことリー・カイウェンだっていうことこそ、です」
──では勝利の自信のほどは?
「(質問に食い気味に)めちゃくちゃ自信ある。100パーセントだし、200パーセントって言ってもいい。俺の目標が遂に叶う、もう一歩先までUFCがあるのだから、この機会を決して逃しはしない」
──UFCファイターになること、というのはどのような意味を持っていますか?
「UFCは俺の夢。そして、俺の目標はただ契約をするというだけじゃなくて、ロースターにしっかりと残って、どんどん勝ち続けていくことです」
──ではチャンピオンになることが当面の目標でしょうか。
「はい、もちろんです。すぐにチャンピオンというより、全ての瞬間を味わいたいと思っています」
──試合を楽しみしている人にメッセージをお願いします。
「日本のファンの皆さん、俺の試合、見逃さないでくださいね。よし! やるぞ!」