キックボクシング
インタビュー

【RISE】塚本望夢「億万長者になりたい。強くて金持ちでモテたら何も言うことない」vs.JIN「もう出禁になるぐらいいったります」

2024/01/30 23:01
 2024年2月23日(金・祝)東京・後楽園ホール『RISE 176』にて、フライ級(-51.5kg)3分3R延長1Rで対戦する塚本望夢(team Bonds/同級1位、初代DEEP☆KICK-51kg王者)とJIN(楠誠会館/MA日本バンタム級王者、ジャパンカップバンタム級王者)のインタビューが主催者を通じて届いた。  塚本はジュニアキック出身で、2020年12月には那須川天心の弟・龍心と対戦して勝利を収めている。2021年7月のDEEP☆KICKでプロデビューし、11月から行われたDEEP☆KICK -51kg初代王座決定トーナメントで初代王座に就いた。2022年4月の「RISE初代フライ級王座決定トーナメント」では1回戦で数島大陸とダウンの奪い合いの末に判定負けで初黒星。2023年2月の「RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント」では決勝へ進出するも松本天志にTKO負け。7月の大阪大会では山川敏弘を右バックブローでリングに沈め再起を果たした。10月には酒井柚樹に判定勝ち。戦績は10勝(3KO)3敗。 塚本「舐めたことばかりしてたらどつき回すぞって言いたい」 ――もうすぐ高校卒業ということですが心境はいかがですか? 「普通ですかね。通常通り生活してます」 ――生徒会長を務められているということで感慨深いものはあるんじゃないですか? 「高校卒業しても練習来ていいよって言ってくれてるので、寂しいとかはないですね。これからも引っ張っていきます」 ――通われているルネサンスは格闘技を中心に活動できる学校と聞いていますが。 「ルネサンスは学校の勉強、勉強って言っても年4回ぐらいしか行かないんですけど、それをしとけば格闘技に専念できるので、僕からしたらめっちゃ嬉しいですね」 ――行ってよかった? 「元々中3の1月か2月までは高校行かない予定だったんですけど、こんな学校あるよって言われて行ってみたいって感じでした」 ――同級生が長谷川海翔選手ということで同じプロとして思い出深いものはありますか? 「4歳か5歳ぐらいからずっと一緒にやってて、一緒のジムってわけじゃないですし試合もしてきましたけど、今回同じ興行に出るのが初めてなんですよ。ちょうど1年前の2月に一部と二部でやったことはあるんですけど、同じ興行に出るのは初めてなので2人で勝てたらなって思ってます」 ――すごく仲良しですか? 「良いライバルって言った方が良いですかね。切磋琢磨してるライバルです」 ――お互い一緒に練習する時には切磋琢磨してるって感じなんですね。 「週1回一緒に練習とラントレしてるんですけど、海翔とマスする時は僕も当たらないし海翔も当たらへんみたいな、どっちも当たらないんでバリしんどいです」 ――いい練習になりますね。そういう練習してる中、2024年の第1戦をこれから迎えることになりますけど、対戦相手はJIN選手に決まりました。調べてみたらJIN選手と学年が一緒なんですね。 「多分一緒ですね」 ――今回対戦相手ですけど以前から顔は知ってる? 「ご飯も行った事ありますし、共通の友達もいるので知ってるは知ってますね」 ――プライベートはプライベートで、リングの中はリングの中と別問題ですか? 「全く別です。関係なくコ〇したろうかなって思ってるんで」 ――何か腹立つことがありました? 「まぁ色々腹立ちますね。思うことがあるので」 ――JIN選手は塚本選手に打ち合えとインタビューで言ってました。 「打ち合っても僕だけ当てて倒すから、どっちでも一緒ですけどね」 ――打ち合ったら向こうが倒れると? 「倒れるでしょ」 ――身長差が7cmありますけどあまり関係ない? 「身長ずっと小さかったんですよ。中学校入学する時137cmしかなくて、それでずっとジュニアの頃やってたので身長でかい人とは慣れました。逆に小さい相手とあまりやったことなかったんで、この前の酒井選手はやりにくかったです」 ――低い選手の方がやりにくい? 「基本を上のパンチばっかりで下に打つことがなかったので」 ――JIN選手ぐらいの身長差があった方がやりやすいですか? 「ヒョロ長い相手の方が良いです。例としたら去年の7月の大阪大会、山川選手がそんな感じやったんで。身長一緒くらいですらっとした感じで、そっちの方が倒し甲斐があります」 ――倒すイメージが出来上がっている? 「勝手に倒れてるやろなぐらいなんでイメージは別にないです。当たったら倒れます」 ――今回のJIN戦を足がかりに2024年はどのような1年にしたいですか? 「これ倒してタイトルマッチアピールしようかなと思っているので、倒さないと始まらないし同じ大会のメインで数島選手出るので、先に倒してマイクでアピールします」 ――数島選手も色が結構黒いですけど今の塚本選手もかなり色黒だと思います。試合までにもっと焼くんですか? 「一個言いたいことあるんですけど、数島選手は僕の黒さパクってます、多分。僕と試合した時、真っ白やったのに急に黒くなったから『こいつパクリやがって』って思ったんですよ(笑)。でもこれ10月終わってから日サロ行ってなくて、行き過ぎたら皮膚癌になるみたいなこと言われたからちょっと皮膚に気を使おうかなと思って、1月半ばぐらいまで日サロに行ってなかったんですよ。ずっと休んでて試合決まってから週2で行ってます」 ――今回2024年の第1弾ということで衣装もかなり凝ったものを用意してるんですか? 「衣装は僕が2023年に作ってちょっとしてから『次これや!』って調べたやつがあったんですよ。それを今作ってもらってます」 ――塚本選手といえばド派手なガウンがイメージとして強いですけど今回もド派手なものを準備してますか? 「ド派手なものをイメージして下さい。僕以外に見たことないと思います」 ――今までどんな格闘家も着たことないようなものですか? 「キックでは見たことないですよ。ボクシングとか総合やったらもしかしたらいるかもしれないですけど、このカラーリングは僕が初めてかな」 ――試合と共にそっちの方も楽しみにしてよろしいですか? 「試合より衣装を楽しみにしててほしいです(笑)」 ――所属のteam Bondsのお父様でもある塚本会長が、18歳になったのをきっかけによりプロ意識が高くなったとおっしゃってましたが。 「どうでしょう? 実は車買ったんですよ。yahoo!ニュースに載っちゃったんですけど、買ったはいいけどまた次違う車欲しくなったので、そのためにもっと頑張ります」 ――もっとファイトマネーで稼ぎたい? 「今じゃ足りないですよ。億万長者になりたいので。強くて金持ちでモテたら何も言うことないじゃないですか。強さも持ちつつ魅力もある選手になりたいです」 ――試合まで期間がありますけど今回のJIN戦までこれからどんな最終調整をしていきたいですか? 「いつもなんですけどこれって決めた技を練習したりしないんですよ。作戦を立てないというか試合でひらめきとか「あ、これ当たるわ」とか思ったことばかりやるので、練習で作戦立てたりしないですけど、いつも通り仕上げます」 ――JIN選手に何か伝えたい事は有りますか? 「JIN選手には舐めたことばかりしてたらどつき回すぞって言いたいです(笑)」 ――最後に塚本選手のファン、RISEファンの皆さんに2024年の第1戦に向けた熱い抱負をお願いします。 「今年は必ず勝利から始めてチャンピオンになって全勝で終わるので、これからも塚本望夢に期待と応援よろしくお願いします」 [nextpage] JIN「めちゃめちゃ打ち合います。望夢、逃げんなよって感じですね」  JINは元ICOライト級王者の元氣が代表を務める楠誠会館所属の17歳で、DEEP☆KICKなど関西を中心に活躍中。昨年11月にジャパンカップバンタム級王座、今年7月23日にはMA日本バンタム級王座を獲得した二冠王。2023年8月にRISE初参戦を果たしたが那須川龍心に判定3-0で敗れた。 ――仲間の人たちの応援がすごいですがいつもこんな感じですか? 「みんないつも応援してくれてて、これだけじゃなくてもっといろんな人が応援してくれてます」 ――キャッチコピーが「なにわの死神三兄弟・長男」ということで三兄弟ってことはJIN選手の下に次男、三男もいらっしゃるんですね。 「次男は今年プロデビューして今いい感じで、三男も今アマチュアで四冠王かなんかで頑張ってます」 ――次男と三男のお名前を教えていただけますか? 「次男がレイジで三男がオサムです」 ――三兄弟似てるところはありますか? 「全員ファイトスタイルは違うけどおもろい試合です。次男とはもう双子って言われるぐらい顔も似てます」 ――兄弟仲は良いですか? 「めちゃめちゃ仲良いです」 ――JIN選手は今17歳ということですが、格闘技は何歳から始められたんですか? 「元々キックをやる前に空手をしてて気がついたころには入ってました」 ――空手は何歳から? 「覚えてないですけど5歳ぐらいからで、始めて1年間はずっと泣いてましたね」 ――ちょっと今のJIN選手を見たら想像できないですけどずっと泣いてたんですか? 「ずっと泣いてました。その時にレイジが入ってきてそれで頑張ろうってなりました」 ――弟のおかげっていうのもあるんですね。 「やっぱり弟に負けたくないっていうのがあって」 ――「JIN」というリングネームはだれが? 「僕の本名が仁なんでそのままJINです」 ――家族には何と呼ばれてますか? 「アホとかですかね(笑)」 ――それはそう言われてムカッとしたりはしないですか? 「その通りなんで何も思わないです(笑)」 ――ただ試合だとアホじゃないですよね? 「アホじゃないです。しっかりやってます」 ――試合になったらかなり頭を使う方ですか? 「全く使わないですね。振って振ってって感じです」 ――じゃあ本能の赴くままに戦う感じになりますか? 「そうですね」 ――今回塚本望夢戦が決まりましたがオファーが来た時はどんな気持ちでしたか? 「バリびっくりして、めちゃめちゃ楽しみです」 ――「エッ」って感じですか?「やった!」って感じですか? 「やったって感じです。アマチュアの時からずっと知っててやりたいっていうのがあったので、やっとかって感じです」 ――年齢調べたら学年が一緒なんですよね。話したことありますか? 「あります」 ――どんな感じでした? 「あいつはヤンチャですよね。でもめちゃめちゃ普通に好きですね。試合では関係ないんでしばきます」 ――リング降りたらどの辺が好きなんですか? 「普通におもろいですね。友達としてめちゃめちゃおもろいやつです」 ――でも試合になったら別? 「別ですね、関係ないです」 ――望夢戦の自信のほどは? 「めちゃめちゃあります。ボッコボコにして○んだところ思いっきり顔面蹴ります」 ――そういうことしたら会長からかなり怒られてしまうんじゃないですか? 「そうですね、結構何試合も怒られてます(笑)」 ――今まで何度もそういうことをやってるんですね? 「結構怒鳴ってしまったりしたりするんですけど毎回その度に怒られます」 ――今回はイエローカード、レッドカード出ることを覚悟に試合する感じになりますか? 「もう出禁になるぐらいいったります」 ――打ち合う自信の方はどうですか? 「めちゃめちゃ打ち合います。向こうも多分逃げないと思うんですけど、『逃げんなよ』って感じですね」 ――打ち合ったらどういう結末が待ってると思いますか? 「多分みんな僕が倒れると思ってると思うんですけど全部ひっくり返します」 ――アップセットを起こす? 「100対0で思っててほしいですね。向こうが100、俺が0で全部ひっくり返します」 ――どんな倒し方を考えてますか? 「もうボッコボコです、いったります」 ――勝算があるわけですね? 「そうですね、僕の中では。前の会見の時には10%とか言ってたんですけど今は全然違います」 ――会見から今までで相当濃い練習を積み上げてきた? 「前までは夕方ぐらいに起きて練習に来てって感じだったんですけど、今は朝起きたら走って昼練習して夜練習してって感じで、1日濃い練習をしてます」 ――すでに塚本選手の弱点も見つけてますか? 「弱点というよりかは打ち合ってくれるかなって思ってるので倒すだけです」 ――RISEに出るのは今回2戦目で、1戦目は大田区総合体育館での那須川龍心戦でしたが、RISEのリングはどうでしたか? 「最高の舞台ですね。今回もっともっと活躍して次に繋げるように、弟とかも出れるようにしたいです」 ――弟と一緒に? 「弟と一緒に世界のトップになるのが夢なんで」 ――じゃあ最終的には「なにわの死神三兄弟」でRISEを席巻したい? 「したいです」――何年後にはそういう風になりますかね? 「僕はすぐ今回有名になると思うので、レイジはもうプロでデビューしてるんで1年後とかにはRISEに出てもらって、オサムはまだ小6で次が中1なんであと3年後とか」 ――今回この塚本戦でアップセットを起こすということを大前提に考えたら今年の目標は? 「今年の目標はまず望夢倒してベルト獲りたいんですけど、その前に那須川もう一回しばきたいですね。リベンジしたいです」 ――今回の試合は会長とか周りの仲間、兄弟からはどんな風に言われてますか? 「みんなに頑張れって言われて、自分を信じてやってます」――まだJIN選手を知らないキックボクシングのファン、RISEのファンの方々に自分のどんなところを見て欲しいですか? 「僕は今の僕の年代と違って当てて逃げてじゃなくて、ゴリゴリに打って打ってというおもろい試合をするので、そういうところ見ていってほしいです」 ――塚本望夢選手に何か一言あれば? 「望夢、逃げないと思うけどまず俺と打ち合ってくれよ。打ち合って打ち合ってどっちかが倒れるおもろい試合にしような」 ――最後にJIN選手のファン、そしてRISEのファンの方々に今回の一戦に向けての決意をお願いします。 「MA楠誠会館のJINです。僕が負けると思ってる人が多いですけど、全部ひっくり返して一番おもろい試合するんで期待してください。お願いします」
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