関西の危険な2人、塚本(左)とJIMが激突(C)RISE
2024年2月23日(金・祝)東京・後楽園ホール『RISE 176』にて、フライ級(-51.5kg)3分3R延長1Rで対戦する塚本望夢(team Bonds/同級1位、初代DEEP☆KICK-51kg王者)とJIN(楠誠会館/MA日本バンタム級王者、ジャパンカップバンタム級王者)のインタビューが主催者を通じて届いた。
塚本はジュニアキック出身で、2020年12月には那須川天心の弟・龍心と対戦して勝利を収めている。2021年7月のDEEP☆KICKでプロデビューし、11月から行われたDEEP☆KICK -51kg初代王座決定トーナメントで初代王座に就いた。2022年4月の「RISE初代フライ級王座決定トーナメント」では1回戦で数島大陸とダウンの奪い合いの末に判定負けで初黒星。2023年2月の「RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント」では決勝へ進出するも松本天志にTKO負け。7月の大阪大会では山川敏弘を右バックブローでリングに沈め再起を果たした。10月には酒井柚樹に判定勝ち。戦績は10勝(3KO)3敗。
塚本「舐めたことばかりしてたらどつき回すぞって言いたい」
「普通ですかね。通常通り生活してます」
――生徒会長を務められているということで感慨深いものはあるんじゃないですか?
「高校卒業しても練習来ていいよって言ってくれてるので、寂しいとかはないですね。これからも引っ張っていきます」
――通われているルネサンスは格闘技を中心に活動できる学校と聞いていますが。
「ルネサンスは学校の勉強、勉強って言っても年4回ぐらいしか行かないんですけど、それをしとけば格闘技に専念できるので、僕からしたらめっちゃ嬉しいですね」
――行ってよかった?
「元々中3の1月か2月までは高校行かない予定だったんですけど、こんな学校あるよって言われて行ってみたいって感じでした」
――同級生が長谷川海翔選手ということで同じプロとして思い出深いものはありますか?
「4歳か5歳ぐらいからずっと一緒にやってて、一緒のジムってわけじゃないですし試合もしてきましたけど、今回同じ興行に出るのが初めてなんですよ。ちょうど1年前の2月に一部と二部でやったことはあるんですけど、同じ興行に出るのは初めてなので2人で勝てたらなって思ってます」
――すごく仲良しですか?
「良いライバルって言った方が良いですかね。切磋琢磨してるライバルです」
――お互い一緒に練習する時には切磋琢磨してるって感じなんですね。
「週1回一緒に練習とラントレしてるんですけど、海翔とマスする時は僕も当たらないし海翔も当たらへんみたいな、どっちも当たらないんでバリしんどいです」
――いい練習になりますね。そういう練習してる中、2024年の第1戦をこれから迎えることになりますけど、対戦相手はJIN選手に決まりました。調べてみたらJIN選手と学年が一緒なんですね。
「多分一緒ですね」
――今回対戦相手ですけど以前から顔は知ってる?
「ご飯も行った事ありますし、共通の友達もいるので知ってるは知ってますね」
――プライベートはプライベートで、リングの中はリングの中と別問題ですか?
「全く別です。関係なくコ〇したろうかなって思ってるんで」
「まぁ色々腹立ちますね。思うことがあるので」
――JIN選手は塚本選手に打ち合えとインタビューで言ってました。
「打ち合っても僕だけ当てて倒すから、どっちでも一緒ですけどね」
――打ち合ったら向こうが倒れると?
「倒れるでしょ」
――身長差が7cmありますけどあまり関係ない?
「身長ずっと小さかったんですよ。中学校入学する時137cmしかなくて、それでずっとジュニアの頃やってたので身長でかい人とは慣れました。逆に小さい相手とあまりやったことなかったんで、この前の酒井選手はやりにくかったです」
――低い選手の方がやりにくい?
「基本を上のパンチばっかりで下に打つことがなかったので」
「ヒョロ長い相手の方が良いです。例としたら去年の7月の大阪大会、山川選手がそんな感じやったんで。身長一緒くらいですらっとした感じで、そっちの方が倒し甲斐があります」
――倒すイメージが出来上がっている?
「勝手に倒れてるやろなぐらいなんでイメージは別にないです。当たったら倒れます」
――今回のJIN戦を足がかりに2024年はどのような1年にしたいですか?
「これ倒してタイトルマッチアピールしようかなと思っているので、倒さないと始まらないし同じ大会のメインで数島選手出るので、先に倒してマイクでアピールします」
――数島選手も色が結構黒いですけど今の塚本選手もかなり色黒だと思います。試合までにもっと焼くんですか?
「一個言いたいことあるんですけど、数島選手は僕の黒さパクってます、多分。僕と試合した時、真っ白やったのに急に黒くなったから『こいつパクリやがって』って思ったんですよ(笑)。でもこれ10月終わってから日サロ行ってなくて、行き過ぎたら皮膚癌になるみたいなこと言われたからちょっと皮膚に気を使おうかなと思って、1月半ばぐらいまで日サロに行ってなかったんですよ。ずっと休んでて試合決まってから週2で行ってます」
――今回2024年の第1弾ということで衣装もかなり凝ったものを用意してるんですか?
「衣装は僕が2023年に作ってちょっとしてから『次これや!』って調べたやつがあったんですよ。それを今作ってもらってます」
――塚本選手といえばド派手なガウンがイメージとして強いですけど今回もド派手なものを準備してますか?
「ド派手なものをイメージして下さい。僕以外に見たことないと思います」
――今までどんな格闘家も着たことないようなものですか?
「キックでは見たことないですよ。ボクシングとか総合やったらもしかしたらいるかもしれないですけど、このカラーリングは僕が初めてかな」
――試合と共にそっちの方も楽しみにしてよろしいですか?
「試合より衣装を楽しみにしててほしいです(笑)」
――所属のteam Bondsのお父様でもある塚本会長が、18歳になったのをきっかけによりプロ意識が高くなったとおっしゃってましたが。
「どうでしょう? 実は車買ったんですよ。yahoo!ニュースに載っちゃったんですけど、買ったはいいけどまた次違う車欲しくなったので、そのためにもっと頑張ります」
――もっとファイトマネーで稼ぎたい?
「今じゃ足りないですよ。億万長者になりたいので。強くて金持ちでモテたら何も言うことないじゃないですか。強さも持ちつつ魅力もある選手になりたいです」
――試合まで期間がありますけど今回のJIN戦までこれからどんな最終調整をしていきたいですか?
「いつもなんですけどこれって決めた技を練習したりしないんですよ。作戦を立てないというか試合でひらめきとか「あ、これ当たるわ」とか思ったことばかりやるので、練習で作戦立てたりしないですけど、いつも通り仕上げます」
――JIN選手に何か伝えたい事は有りますか?
「JIN選手には舐めたことばかりしてたらどつき回すぞって言いたいです(笑)」
――最後に塚本選手のファン、RISEファンの皆さんに2024年の第1戦に向けた熱い抱負をお願いします。
「今年は必ず勝利から始めてチャンピオンになって全勝で終わるので、これからも塚本望夢に期待と応援よろしくお願いします」