「お前はもっと強くなる」と武尊の肩を叩く魔裟斗(C)ONE Championship
2024年1月28日(日)東京・有明アリーナにて開催された『ONE 165: Superlek vs.Takeru』。メインイベントのONEフライ級(-61.2kg)キックボクシングタイトルマッチ3分5Rで、スーパーレック・キャットムーカオ(タイ)に判定3-0で敗れた武尊(team VASILEUS)に、試合の解説を務めた魔裟斗がバックステージで声をかける動画がONE公式SNSとABEMA【公式】チャンネルにて公開された。
「最高な試合だったよ。いい試合だったよ」と、車椅子に乗って反対側から来た武尊に歩み寄る魔裟斗。武尊は「いやあ、今できる限界があれですね」とはにかむような表情。
【写真】魔裟斗の試合の感想、叱咤激励に笑顔も見せた武尊(C)ONE Championship
「でも、お前もっと強くなるぞ」と武尊の肩を叩き、武尊は笑顔で「はい」とうなずく。「俺は分かるよ」と続ける魔裟斗。
「今からマイナスにするんだ。あと5Rはローが効くのが分かるだろ? だからここは次は蹴らせないって勉強になったはずだよ」と言うと、武尊は「なったっすね」と答える。
「絶対に強くなるよ。もう1回頑張れよ。次はマイナスにしていくのよ。大事なことだけぐっと詰め込むの。今はプラス、プラスにしているから限界だと思うけれど、そこからマイナスにしていくと強くなる。絶対に強くなる」と力説する魔裟斗に、武尊は「はい、すいません」と頭を下げる。
魔裟斗はそんな武尊を「とりあえずゆっくりして。でも最高だったよ、試合は。めちゃくちゃ面白かったよ。超燃えたよ」と称える。
「本当ですか。そう言ってもらえたら嬉しいです」と笑顔で答える武尊だが、直後には感情が堪えきれず号泣。魔裟斗は「あの3R、めちゃ効いていたからね。めちゃくちゃ良かった」と評価するが、武尊は「悔しいです、めっちゃ」とあふれ出る涙を拭う。
そんな武尊に魔裟斗は「まだ強くなる。またな、いろいろトレーニング方法を。またゆっくりしたら話そう」と、いつでも相談に乗ると約束し、「頑張って。最高だった。歓声凄かった。お疲れさん」と武尊とガッチリと握手を交わした。
1分21秒のこのバックステージでの両者のやり取りに、「これは泣く」「少しでも武尊選手が笑顔が見れると嬉しい」「最高です涙」「本当に最高だ」と、ファンからは感動したとの声。中には「魔裟斗もブアカーオにコテンパンにされてそっから上がったからな。武尊の気持ちがよく分かるんだろう」と、現役時代の魔裟斗と武尊を重ね合わせて見るファンもいた。
魔裟斗の激励を受けて、武尊の心に響くものがあったように見える。魔裟斗がいうようにさらに強くなって、再びリングに上がる日が来るのか。
🗣️最高の試合だったよ、もっと強くなれるぞ
— ONECHAMPJP (@ONECHAMPJP) January 30, 2024
ONEフライ級キックボクシング王座戦で
5ラウンドの激闘の末、敗北を喫した武尊に魔裟斗氏が激励の言葉をかけた🙏❤️#ONE165 の試合を見るならABEMA PPV👉 https://t.co/cA6QZsWDtd@takerusegawa #WeAreONE #ONEチャンピオンシップ pic.twitter.com/vA1dgjceSJ