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堀口恭司がエグゼクティブプロデューサーを務め、2024年1月21日(日)に群馬県オープンハウスアリーナ太田で旗揚げ大会を行う『TOP BRIGHTS』に向けて19日、出場選手が個別インタビューに応じた。
「ムエタイ対抗戦」では、大将戦として、スーパーフライ級(52.16kg)3分3R戦で、外国人史上初のラジャダムナンスタジアム三階級制覇王者の吉成名高(エイワスポーツジム)が登場。ジャオクントーン・ソーペッチタワン(タイ)と対戦する。
今大会の約3週間後の2月12日の『RWS JAPAN』にて、スーパーフライ級の統一王座決定戦にも臨む名高は会見で、「最近の試合は調子良くKOも続いているけど、今回の試合はすべて相手の動きを読んで見切って勝つこと。それが自分の怪我にも繋がらない。集中して相手の動きにあわせて圧倒的に勝ち、ダメージを負わずに勝つのが今回のテーマ」と語った。
稲妻のような速い攻撃に注目を
ーー『TOP BRIGHTS』に参戦した理由を。
「自分はムエタイっていう競技を小6からずっとやってきて、大会自体はMMA主体だと思うのですけど、本物のアスリート、本物の格闘家が集う大会のようなコンセプトがあり、そこでムエタイをやらせていただく機会をいただき、そんなに認知されていないけれど、少しでも広がればと思い参戦することにしました。昨年は9試合戦い、今年も1月からしょっぱな大事な1試合、2月にも試合が決まっているけど、この2試合、絶対に勝たなくてはいけないと、年末年始関係なく追い込んできたのですごい自信があります」
ーーMMAファンも見る大会で、ムエタイを普段見ないファンに「ここを見て欲しい」というところがあれば……。
「自分の持ち味は技のキレとバリエーション、スピードだと思っているので、魅力を存分に伝えるような試合をしているのと、KOが最近多いので、KOに期待してくださる方がすごく多いと思います。技術的には、ヒジ、ヒザが特徴的な攻撃だと思うのですけど、どの技でもできる、技の1個1個に注目してほしいと思います」
ーー対戦相手のジャオクントーン・ソーペッチタワンの印象は?
「ヒジが結構得意な選手で行き過ぎるとヒジを合わされて怖い。結構ヒジ打ちで倒している試合があったのでヒジ打ちは警戒しています。あと、聞いた話ではアマチュアムエタイの金メダルということで、ポイントを取る戦いができると。ラウンド戦になっても僕が上回りたいと思います」
ーー5vs.5の対抗戦の展望を。
「日本vs.RWS選手、日本ムエタイのトップ選手たちなので、この5人なら全勝できる。全員勝ってチームで勝ちたいと思います」
ーー「大将」としての意気込みは?
「大将っていうことで、一番、“大将はどんな試合を?”と注目する方が多いので、大将らしいド派手な試合を見せて、ムエタイ対抗戦の美しいフィニッシュを飾りたいと思います」
──ご自身の今後の展望も。
「今は自分がスーパーフライ級の暫定王者なんですけど、2月の試合は対戦相手が正規王者なので、その統一戦に勝って、正真正銘の三階級制覇をしたい。それに向けて、ここは内容も問われる試合だと思っています」
──ご自身の中での試合のテーマは?
「自分は最近の試合は調子良く来れていてKOも続いているのですけど、今回の試合はすべて相手の動きを読んで見切って勝つこと。それが自分の怪我にも繋がらない。集中して戦って、ダメージを負わずに勝つのが今回のテーマだと思っています」
──3週間後の試合となると怪我していたら追い込みもできないですね。
「ここは圧倒的に勝ち、ダメージも負わないように全集中して相手の動きにあわせて勝てば──2月というよりは、1試合1試合集中してやるだけです」
──3週間間隔というのはこれまでもあったのでしょうか。
「まあ、3週間のなかで試合するのは片手で数えるほどですが、一番スパンが短くて1週間とかで、タイの田舎で試合を重ねたりしていたので、そこに関する不安はないです」
──プロデューサーの堀口選手とはYouTube企画等でも会っていますね。共通する部分は?
「やっぱり堀口選手もあまりSNSで発信とかそこまでするタイプじゃないと思っていて、本物の、純粋に強くなりたい思いをお話させていただいて、自分もその気持ちが強いので、思考とかは似ているのかなって、失礼ですけど思いました」
──逆に堀口選手と全然違う部分は?
「メンタルの部分の強さが僕とは比べ物にならない。自分はアウェイだと気になるけど、『まったく気にならない』といっていてすごい。僕とは全然違うところだと思いました」
ーーケージで試合をしたことは「昔に1回しかない」とのことでしたが、いつ以来?
「アマチュアのときなので、7年とか8年とかもっと前かもしれないです」
ーーケージになったときに「中央で戦えばよい」と。もし、ケージを背にした場合、ケージムエタイと普通のムエタイで違うことはどう意識されているでしょうか。たとえばトップロープの上のスペースが無いことで避け辛いとか、首相撲で支点に出来るなど。
「ケージがジムに無いのでリングでの感覚しかいまだに掴めていないのですけど、自分はロープを背にして戦うことがあまり無い気がするので、逆に自分が詰めるときに詰め切れないのがやりづらそうです」
ーー詰めてローを蹴るのに躊躇するという人もいます。
「そうですね、当たっちゃいそうで注意したいです」
ーー最後にファンに向けてメッセージを。
「『TOP BRIGHTS』にムエタイ対抗戦の大将として出場します。年末年始もしっかり練習したので、稲妻のような速い攻撃に注目してほしいです。全員で勝利して、日本の選手もムエタイで通用するところを見せたいと思っています。応援よろしくお願いします!」