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【K-1】石井館長「世界中から本当に強い人を集めて世界最強を決めるK-1に戻した方がいい」ルール改正も提案

2024/01/19 23:01
 2024年1月19日(金)都内にて、3月20日(水)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『K-1 WORLD MAX 2024』の記者会見が行われた。  会見では、K-1創始者で初代プロデューサーである石井和義・正道会館館長がアドバイザーとして就任、2003年以来となるK-1の現場復帰を果たすことが電撃発表された。  カルロス菊田K-1プロデューサーは「世界へ向けて発展していくうえでどうしても石井館長のアドバイスが欲しいと、就任をお願いしました」と説明。  登壇した石井館長は「私がK-1を作ったのは1993年なので30年前、表舞台から降りたのが2002年の東京ドーム大会が終わったあとで20年くらい経っていますが、ずっとK-1を見てきました。今回アドバイザーとして教えてくださいとの話があって大したことは出来ませんが、アドバイザーならお手伝いしますよということで快諾しました。立ち上げたK-1なので、K-1が世界のK-1にもう一度戻って欲しいとの想いがあります。そういうファンの声も多いので、世界のK-1になれるような、そうなるためにいろいろアドバイスをしていきたいと思っています。ただ、私はアドバイザーなのでそれを実行するにはK-1の方々の力が必要なので、ぜひアドバイスしたことを実行していただいて世界のK-1になれるように頑張ってほしいと思っております。  僕は正直、プロをやる気は全くないので、アマチュアを応援したい。空手、格闘技、もちろんK-1も含めてですがアマチュアの強い子たちを育ててそれをプロに送り出す、そういう仕事を今までずっとしてきました。これから先もそのスタイルは変わりません。プロをやることはないです。ただアドバイザーとしてK-1が本当に世界に羽ばたけるようなアドバイスはしていきたいと思っておりますし、K-1だけでなくてRIZINでもRISEでもKNOCK OUTでもONE CHAMPIONSHIPでもお手伝いのご要請があれば格闘技のために頑張って応援したいというスタンスでおります。K-1のアドバイザーになったからにはK-1が伸びるようなアドバイスをどんどんしていきたいと思っております」と挨拶した。 「K-1はこれからです。インターナショナルな、世界に出しても恥ずかしくないカルロス菊田さんがいらっしゃって、そこに国内中心に宮田さんという最強プロデューサーがいらっしゃって伸びないわけがない。これからのK-1に僕は凄く期待しています」とK-1はまだまだ伸びるコンテンツだと言い、「K-1のKはキックボクシングのKではない。空手、拳法、カンフー、テコンドー、キックボクシング…立ち技の最高峰の舞台ということでK-1なんですよ。そういうコンセプトだったんです。それがこの10年、国内で勝負しないといけなかったのでキックボクシングみたいなイメージのK-1が出来あがったと思うんですけれど、僕は原点に戻って世界中から本当に強い人を集めて世界最強を決めるK-1に戻した方がいいんじゃないかなと思っています」と、原点回帰した方がいいと話す。  現在のK-1ファイターたちについて聞かれると「イケメンで強くてカッコ良くて、かわいいファイターが多いです。それが日本国内にも届いてないんですよね。K-1の王者たちはいろいろな人間と絡んでプロは露出していった方がいい。僕はK-1を作る前に新日本プロレスに佐竹(雅昭)を上げてプロレスラーと絡ませて、佐竹くんをリングに上げてプロレスファンを巻き込みましたよね。で、前田(日明)さんと絡んでリングスファンを巻き込み、アンディ(・フグ)も入れて極真のファンも巻き込んだ。世間をK-1ファイターとして巻き込むような行動をしていった方がいいと思います。そのことによって知名度は上がるし、もっと露出するべきだと考えています。これだけいい素材がいるのに世間に伝わっていないので、それを伝えていくべきだと思います」とした。  リング上の試合においてはどんなアドバイスをするつもりかとの質問には「接近戦で止まることが多いのでワンキャッチワンアタックというか、頭のホールディング(首相撲や頭部を抑えるなど)はやめた方がいいんですけれど、サバキがもっと使えるように崩し、引っ掛けの技が使えるK-1に戻した方が、いろいろなアクションがあって横に回り込むことが出来たりして面白いんじゃないかと思いますね。頭を抱え込むとどうしても次の攻撃が出来ないので反対ですが、ルール改正とか見て面白いようなK-1に戻すことは必要だと思います。総合格闘技がアメフトとかラグビーであれば、K-1はサッカーを目指すべきだと思います。スポーツとしての格闘技、世界共通の格闘技を目指していくべきだと僕は思います」と、ルール改正を提案した。
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