▼第4試合 キャッチウェイト(140LBS)3分3R
×小川 翔(OISHI GYM)
KO 2R 1分52秒
〇ヌンパンニャー・イーグルムエタイ(タイ)
小川は極真空手を学び、中学でキックボクシングに転向して2019年に15歳でプロデビュー。2012年にはK-1甲子園で優勝し、以後は様々な団体に出場してREBELS-MUAYTHAIライト級王座、蹴拳ムエタイスーパーライト級王座、WBCムエタイ日本統一ライト級王座、HOOST CUP日本スーパーライト級王座を獲得。2018年8月のRIZIN初出場では海人に惜敗、2022年3月の2度目の出場では山畑雄摩にKO勝利。ひとつの引き分けを挟んで4連勝していたが、5月の『KICKBOXING WORLD CUP』ではチョ・ギョンジェに敗れている。
6月16日に開催された『ONE FRIDAY FIGHTS 21』でONE初参戦を果たすも、トンサヤーム・ゲッソンリット(タイ)に判定負け。2戦目もペットガーフィールド・ジットムアンノンに判定で敗れたが、大激闘を演じて両者にボーナスが贈られた。
ヌンパンニャーは2023年5月の『ONE Friday Fights 16』にてアリ・ハーン・エルゲショフにTKO勝ち。8月の『ONE Friday Fights 38』ではペットガーフィールド・ジットムアンノンに判定負けも、この大会屈指の大激闘を繰り広げ、小川と同じく両者にボーナスが贈られた。
1R、小川は序盤から右ローを集中、ヌンパンニャーも右ローを返していく。徹底して右ローを蹴る小川はワンツーを繰り出す。ヌンパンニャーは右ミドル。小川が右ローを蹴った直後に、ヌンパンニャーが左ヒジで小川を吹っ飛ばし、右ストレート。小川はロープにバウンドして立ち上がり、ヌンパンニャーの追撃を防いでこのラウンドを終えた。
2R、小川の右ストレート、左ボディにヌンパンニャーは右ヒジを狙い撃ち。前に出るヌンパンニャーがローを蹴られながらも近付いて右ヒジを打っていく。右ローに右フックや右ヒジを合わせられる小川。組むとヌンパンニャーがヒザ。小川はスーパーマンパンチを繰り出すが組まれてヒザを蹴られ、離れるとヌンパンニャーが右ストレート、右ヒジ、ヒザと猛攻。小川も右ヒジで対抗したが、どんどん前に出て詰めるヌンパンニャーに左フックを打ったところに左縦ヒジを合わせられて強烈なダウン。ヌンパンニャーのKO勝ちとなり、小川には担架が用意された。