朝倉未来(ジャパントップチーム)が発起人として、ABEMAとASOBISYSTEMとの共同のアイドルプロジェクト『Dark Idol(ダークアイドル)』を起ち上げた。
1分間の格闘技大会『BreakingDown』で話題を集め、不良たちの人生を変えてきた朝倉は、番組のなかで、「『BreakingDown』の女性の枠が求められていないなって。それも含めて、女性のチャンスのある場所が少ないのかなと。訳アリだったり、夢破れた子が輝ける場所としてアイドルグループを作るのはどうかな、と思って」と、企画の意図を説明した。
群雄割拠のアイドル界での勝算を問われると、『BreakingDown』の手法を『Dark Idol』にも採り入れていることを明かす。
「差別化は“訳アリ”。正当派のアイドルって彼氏がいるだけでいろいろあるじゃないですか。もっと親近感がわく感情移入が出来る普通の女の子がスターになっていく姿を見せられたら、視聴者もノレる。(イメージは?)好感度を気にしなくていい、カッコイイ女性を見せたい。正直、全員、彼氏がいてもいいかなと。そういう正直な女性たちが同性から好かれるんじゃないかな」と、“正直”“同性から好かれる”のキーワードを上げ、『BreakingDown』の成功を通して得た感触を語り始めた。
「BreakingDownもそうですが、ただめちゃくちゃ強い格闘家同士が戦っているよりも、いろんな人生のストーリーとか、人に自慢できるような人生じゃない子が多いですけど、そういうすべてを曝け出すことによって、すごい求心力がある。世間も過去に影がある人を応援しようという風潮に変わっている気がしています」(朝倉)
今回のアイドル活動をバックアップする「ASOBISYSTEM」は、2023年日本レコード大賞最優秀新人賞を獲得し、今年5月には日本武道館単独公演が決定している「FRUITS ZIPPER」などのアーティストを輩出するカルチャープロダクション。
また、オーディションに参加するアイドルの卵たちの歌唱指導やメンタル指導は、シンガーソングライターのAIが担当する。
AIに直にオファーに向かった朝倉は、「歌唱力は言うまでもなく、ダンスすごい上手だったし、指導をしていただけたら。メンタル面の部分も、僕には無い心の綺麗さというか……」と語ると、逆にAIから、「私はいつもそれを思いながら(朝倉未来を)見てますけど、“この人たぶんすっごい本当は綺麗な心を持っているんだろうな”って思いながら見てました」と返され、「いや、そんなことは無いです。これ、何なんですか(苦笑)」と戸惑う姿も。
「最初は『終電後オーディション』で、歌舞伎町に女の子たちが集まって来る画を(撮る)。誰もやったことないことを考えています」という朝倉。
先行配信では、ASOBISYSTEM代表である中川悠介氏と峯岸みなみとともに朝倉自ら深夜の歌舞伎町でアイドルオーディションを敢行する様子が映し出されている。