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【DEEP】3大王座戦! フェザー級王者・神田コウヤに青井人が挑戦、大原に一本勝ちのライト級王者イ・ソンハに5連勝中の江藤公洋が挑戦、メガトン級はマルティネスと酒井リョウが王座統一戦! 五明vs.木下の空手対決、魚井フルスイングがDEEP初参戦=3月9日(土)後楽園

2024/01/11 23:01
 2024年3月9日(土)東京・後楽園ホールで開催される『skyticket Presents DEEP 118 IMPACT』の7カードが決定、3つの王座戦が発表された。 ▼DEEPメガトン級王座統一戦 5分3Rロッキー・マルティネス(RM Sports/Spike 22)王者酒井リョウ(レンジャージム)暫定王者  メガトン級では、正規王者のロッキー・マルティネスが約4年半振りにDEEP参戦。暫定王者の酒井リョウとの王座統一戦に臨む。  マルティネスは、2021年6月にUFCをリリース後、2023年4月に『RIZIN LANDMARK 5』でスダリオ剛に判定負けも、11月の『BLACK COMBAT 9』でモンゴルのアズザールガルに判定勝ちで再起を遂げている。  対する酒井は、2022年11月に「DEEPメガトン級暫定王者決定戦」として赤沢幸典と対戦し、1R、33秒でTKO勝ち、同級王座につくと、2023年7月に水野竜也を1R TKOに下し、4連勝で王座防衛に成功。しかし、2023年9月のBLACK COMBATとの対抗戦で韓国のヤン・へジュンに腕十字で一本負けしており、再起の一戦となる。 [nextpage] 神田コウヤと青井人が1年10カ月ぶりの再戦でフェザー級王座戦 ▼DEEPフェザー級タイトルマッチ 5分3R神田コウヤ(パラエストラ柏)王者青井 人(BLOWS)挑戦者  フェザー級王者の神田は、『ROAD TO UFC』準決勝戦で敗退からの再起戦。2021年12月に牛久絢太郎をあと一歩まで追い込みながらも判定負けでDEEP王座奪取ならず。牛久戦後、2022年5月に青井人をヒジ打ちで3R TKO。2022年11月には中村大介にも判定勝ちで再び連勝街道に乗ると、2023年2月の「DEEPフェザー級暫定王座決定戦」で五明宏人に判定勝ちし、ベルトを巻いた。  2023年5月から『ROAD TO UFC』に参戦。初戦で中国のイーブーゲラに判定勝ちも、8月の前戦でリー・カイウェンに判定負けで決勝進出ならず。DEEPマットでの王座戦に臨む。  対する挑戦者の青井は、3連勝中。2022年5月の神田コウヤ戦ではヒジ打ちでTKO負けを喫したが、11月のRIZIN名古屋大会で鈴木博昭を組みで上回り判定勝ち。2023年5月に中村大介にヒザ蹴りによるカットで2R TKO勝ち。9月のBLACK COMBATとの対抗戦で韓国のシン・スンミンに下がりならの右でダウンを奪いサッカーキックでTKO勝ち。王座挑戦を決めた。  約2年前の試合では、神田のグレコとムエタイを融合させる組みに、青井が3Rに右ストレートで神田に腰を落とさせるも、離れ際のヒジを浴びた青井が敗れている。上組みの強さにアウトムエタイの出入りもある神田に対し、いかに青井は自身の間合いで戦うことができるか。両者の2年の進化が問われるフェザー級タイトルマッチだ。 [nextpage] 大原を極めてベルトを奪ったイ・ソンハに5連勝中の江藤公洋が挑む ▼DEEPライト級タイトルマッチ 5分3Rイ・ソンハ(サビ MMA)王者江藤公洋(和術慧舟會 HEARTS)挑戦者  ライト級では、2023年9月の「DEEP×BLACK COMBAT対抗戦」で、180cmの長身の大原樹理を、さらに5cm上回るイ・ソンハが2R スロエフストレッチを極めて一本勝ち。衝撃のライト級王座奪取を見せた。3連勝中。  挑戦者の江藤は5連勝中。2020年9月の『Road to ONE』で青木真也に判定負けも、2021年9月の修斗で75kg契約でグンター・カルンダに判定勝ちで再起を飾ると、2022年4月のRIZINで雑賀ヤン坊達也に3R TKO勝ち。同年11月のDEEPで北岡悟に判定勝ち、2023年5月に川名TENCHO雄生に判定勝ち、7月に4連勝中だった野村駿太にも判定勝ちで、様々なタイプの強豪相手に勝ち切る組みの強さを誇る。  白星の75%が一本勝ちのイ・ソンハは懐も深く、江藤にとってはいかにテイクダウンで削れるか。下になったときのイ・ソンハのからめとる動きにも注目だ。江藤は日本に王座を取り戻すことが出来るか。 [nextpage] 再起果たした川名と、JTTの秒殺ストライカー倉本が対戦 ▼DEEPライト級 5分2R川名 TENCHO 雄生(Y&K MMA ACADEMY)倉本大悟(JAPAN TOP TEAM)  川名は、2023年の野村駿太戦、江藤公洋戦、イーブーゲラ戦と悪夢の3連敗もイーブーゲラにはスプリット判定と内容を上げ、2023年12月に小金翔に判定勝ちで13カ月ぶりの白星を掴んだ。32歳。  対するJTTの倉本は、2023年に3連勝。2021年のBreakingDownでにっけん君にKO勝利後、2022年のフューチャーキングトーナメント・ウェルター級で準優勝し、2023年3月に前田啓伍に判定勝ち。その後、涌井忍、井上竜旗をいずれも1R KOに下している。29歳。  思い切りのいい打撃で前戦では16秒KOの倉本を、ベテランの川名は立ち合いでさばいて、得意の組みで上回れるか。 [nextpage] 伝統派の五明とフルコン木下のMMA空手対決 ▼DEEPフェザー級 5分2R五明宏人(JAPAN TOP TEAM)木下カラテ(和術慧舟會 HEARTS)  伝統派空手ベースでJTTの五明は、2022年3月のフューチャーキングトーナメントで優勝し、5月のプロデビューから3戦全勝。わずか9カ月で王座戦に抜擢されたが、神田コウヤに判定5-0で敗れ、プロ4戦目での戴冠はならなかった。2023年7月には海飛との空手対決でスプリット判定負けで強豪相手に2連敗も、2023年9月の前戦で劉獅を1R、左ストレートからのパウンドでTKOに下し、再起を遂げている。  対する木下は、武心塾で加藤丈博に学び、極真世界連合(KWU)世界大会準優勝。MMAに転向後は修斗で2連勝から2連敗、2022年7月に児山佳宏に1RでTKO勝ちも、10月に竹原魁晟に1RでTKO負け。2023年5月にDEEPに参戦し、畠山祐輔に1R KO勝ち。6月にはRIZINで久保優太にスプリット判定負け。9月の前戦で梶本保希の低い組みに中腰からアッパー、パウンドで1R TKO勝ち。再起を遂げている。 “空手対決”ながら、ステップから飛び込む五明と、近い距離の一撃の打撃の木下は間合いが異なる。MMAのなかで両者の空手がどう出るか。 [nextpage] 魚井フルスイングがDEEP初参戦で、ストライカー平松と激突 ▼DEEPバンタム級 5分2R平松 翔(パラエストラ松戸)魚井フルスイング(和術慧舟會 HEARTS)  平松は、MMA5勝4敗。デビュー戦をギロチンチョークで一本勝ちもその後2連敗。2021年10月に海飛に1R カウンターの右ストレートでKO勝ちすると、2022年3月に山口コウタに右カウンターのテンカオで1R TKO勝ち。同年8月にMG眞介に左三日月蹴りを効かせての左フックで1R TKO勝ちと3試合連続の1Rフィニュシュ勝利。  しかし2022年12月に元英雄伝説アジア王者のRYUKIの左ストレートを浴びて1R TKO負け。2023年4月のDEEP OSAKAで元DEEP☆KICK王者の谷岡祐樹を1R 右ストレートでKOし、再起を遂げたが、2023年7月に雅駿介のテイクダウンに判定で敗れている。  魚井はDEEP初参戦。24勝13敗4分の戦績の多くを修斗で戦って来た。2019年6月にRIZINでカナ・ハヤットに勝利し4連勝も、以降4連敗。2021年11月のRIZINで獅庵をサッカーキックで下すも、伊藤空也、倉本一真、ヤン・ジヨン(2022年11月)を相手に3連敗中。DEEP屈指のストライカーの平松を相手に“フルスイング”の復活なるか。 [nextpage] OPファイトはアマルールで信原空と現役高校生の菅涼星が対戦 ▼オープニングファイト DEEPフェザー級 3分2R アマチュアSルール信原空(JAPAN TOP TEAM) 菅涼星(パラエストラ八王子)  アマチュアSルールでは、BREAKING DOWNからDEEPアマに参戦し、Mr.サタン、内藤大二相手にいずれも12秒KO勝利の信原空がJTTから参戦。  対する菅は、山形から格闘技のために八王子に上京。MMA歴1年を超えたばかりの現役高校生。9月大会ではJTTの安井飛馬に2R 腕十字で敗れている。
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