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【RIZIN】KO勝ちの新居すぐる「クレベル選手を極める自信がある。僕の寝技がどこまで通じるか試したい」×2連敗の弥益ドミネーター「続けたいと思えるただ一つの理由が中々消えてくれない」

2024/01/04 14:01
 2023年12月31日『RIZIN.45』(さいたまスーパーアリーナ)のオープニングセレモニー前の第4試合、RIZINフェザー級(66kg)で、現・PANCRASEフェザー級王者・新居すぐる(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)が、元DEEP同級王者の弥益ドミネーター聡志(team SOS)と、対戦。  新居が弥益の右カーフキックを被弾しながら、その連打に得意の右オーバーハンドをヒット。弥益が後方に大の字に倒れたところにパウンドでレフェリーが間に入った。  2R KO勝ちの新居は5連勝。弥益は11月の平本蓮戦の判定負け以来、1年1カ月ぶりの再起戦を勝利で飾ることができなかった。  試合後、新居は「“門番”のドミネーター選手に勝てたので、フェザー級の上層部をどんどん食ってRIZINフェザー級のベルトを目指す」と語り、連敗の弥益は「歳を重ねると辞める理由ばかりが増えていきますが、続けたいと思えるただ一つの理由が中々消えてくれないので、無様でも可能な限り続けていきたいと今は考えています」と記している。 新居すぐる「RIZINフェザー級のベルトを目指す」 ──試合後の率直な感想を。 「夢の舞台に出るだけじゃなくてしっかりフィニッシュで勝てることができて嬉しいです」 ──弥益選手と実際に対戦してイメージと違うところはありましたか。 「意外にそんなに来ないなと思ったので、僕の攻撃を嫌がって圧がかかってるのかなと思ったのですが、そこまで予想外のことはなかったですね」 ──右手が痛々しい状態です。ご自身の攻撃で痛めたのですか。 「1R終わった時点でちょっと痛いなと思って最後殴ったときに痛いと思って、どんどん痛くなっていきました」 ──フィニッシュはカーフキックに右のカウンター? 「そうです、右パンチです」 ──右手の負傷はまだ細かい検査は? 「細かいのはしていなくて、多分折れていると言われたのですが、手の甲ですかね」 ──しばらく年明けの序盤は練習できなそうでしょうか。 「そうですね、怪我でもしないとまたすぐ練習しないといけないのでちょうどよかったです(笑)」 ──RIZINフェザー級上位戦線で戦いたい選手はいますか。 「北海道大会も今回もKOだったけど、僕は寝技に自信があるんですよ、クレベル選手を極める自信があるので。どれだけ強いのか試したい、僕の寝技がどこまで通じるか、僕は本当に誰でも取れると思っているから、クレベル選手にもそれが通じるかを試してみたいのはあります」 ──クレベルvs.斎藤の展開予想や希望する結末はありますか? 「僕も一緒で、一発ある選手はクレベル選手だから、オールラウンダーの斎藤選手を上手く試合展開を作られないようにバチっと極めるんじゃないかと思います。そういうカッコイイ勝ち方をしている選手に僕もカッコイイ勝ち方がしたいんで(戦いたい)、っていうのはあります」 ──試合を終えたばかりですが、今後の目標や展望があれば教えてください。 「ドミネーター選手が僕はひとつの“門番”だと思っていたので、そこを勝てたのでフェザー級の上層部をどんどん食って、食い込んで、RIZINフェザー級のベルトを目指して頑張っていきたいです」 ──今回ドミネーター選手と対照的なライフスタイルの比較で注目されました。週6回飲む生活は続けますか。 「今日も、先週、大晦日の夜のクラブ予約していて取ってあるんですけど、ドクターに『お酒飲んじゃダメ』と言われているので、ノンアルコールでクラブでカウントダウンしてきます」 ──いつから飲めるのでしょうか。 「2日後にはいいと言われています」 [nextpage] 弥益ドミネーター聡志「続けたいと思える、一つの理由が中々消えてくれない」 ──試合後の率直な感想を。 「ところどころ記憶が曖昧なのでなんとも言えないのですが、ちょっと策に頼りすぎたというか。硬くなってしまったかなというのが印象ではありますね」 ──フィニッシュされた瞬間の記憶は? 「全然覚えていないです、飛んじゃいました(笑)」 ──「策に頼りすぎた」とのこと。元はどのようなプランでしたか。 「軸としてはいくつかもちろんあったのですが、そのなかのメインとしてカーフキック中心に組み立てていこうかなと思ったのですがそこに頼りすぎてしまったというか。その作戦でいけそうだなとなってしまったときに他の作戦が疎かになってしまった感じはしました」 ──弥益選手と実際に対戦してイメージと違うところはありましたか。 「いや、そのまんまだったような気はしますけど(笑)まあそうですね。やられちゃったんで単純に自分の想像を超えられたなという感じですね」 ──オーバーハンドとともに、アームロックのイメージがある新居選手にKOされるのはイメージしていましたか。 「そうですね、どっちかっていうとアームロックよりはぶん回しのフックのほうが自分の脳みその具合もあるので警戒しなくてはいけないかと思ったのですがまんまとやられちゃいました」 ──自分の圧で手が出なかったと新居選手が話していました。最初に考えがあって手を出さなかったのかや、カーフキックで切り開く意図があったのでしょうか。 「カーフキックをきっかけというかひとつの切り口にしたいとは思っていて、やっぱりちょっと効いている感じがあったのでそれに頼りすぎたというか、もうちょっと散らさなきゃいけなかったですね、パンチをもっと出すとか。ひとつの技術に頼りすぎたのは反省点です」 ──試合を終えたばかりですが、今後の目標や展望があれば教えてください。 「来年も、格闘技続けられんのかな? みたいなのはいろんな側面からちょっと今は危ぶまれている気もするので、いろんな方々と相談しながら考えていきたいと思っています」 ──ダメージの感覚は? 「前戦であれだけダウンして脳みその具合はいろんな方に心配していただいて、で、あんな倒れ方をしたのでご心配頂いている方もいらっしゃると思うのですが、正直あのもらい方であのフックもらったらダメージ関係なく倒れてしまうという無防備なもらい方をしてしまったので、脳みその具合の判断基準には正直ならないかなという思いはあるのですが、ダウンはしすぎているので良くはないです、具合としては。なんとなく覚悟はしています」 ──平本戦後は練習を控えていたということでした。今回もしばらく練習できなそうな状況をどう思っていますか。 「さっき奥さんから『当分土日は練習行かずにピクニックでも行こう』みたいなLINEがあって、強制的に遠ざけられるなという感じはしているのですけど(笑)まあ、しっかり、試合決まって1カ月以上、家庭も疎かにしていた部分もあるので、その辺はしっかりと恩返しをしなくちゃなという思いもあるので、そういう意味では不幸中の幸いというか。練習控えて、家庭に時間を注ぐ理由もあるかと思うのでそれは良かったと思います」 ──オープニングはなかったけれど、そういった部分でもうちょっと大晦日を味わいたかったですか。 「いやもうそんなことないです。びっくりするくらいお客さんも第1試合から入ってらっしゃって、オープニング前とか気にならないくらいたくさんの方に見届けていただいたと思うので、本当に幸せな時間を過ごさせていただいたと感じています」  弥益は試合後、「歳を重ねると辞める理由ばかりが増えていきますが、続けたいと思えるただ一つの理由が中々消えてくれないので、無様でも可能な限り続けていきたいと今は考えています」と心境を綴っている。
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