因縁が深まっている安保とスダリオだが、本職の方で再起を果たすのが先決か
2024年2月18日(日)に開催が決まった『BreakingDown 11』のオーディション動画が、朝倉未来CEOのYouTubeチャンネルにて元旦より連日公開されている。
2日(火)に公開された2回目の動画では、かねてから話題となっていた安保瑠輝也(MFL team CLUB es)とスダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT/PUREBRED)の電話でのやり取りが明らかに。
両者は今年4月頃から頻繁にSNSでやり合い、11月下旬には電話で口喧嘩した動画を安保が公開。さらに安保が「スダリオと体重無制限でBreakingDownで戦う」と宣言し、因縁が高まっていた。
今回の動画には安保が一人でオーディション会場に現れ「未来さん、恩返しに来ました。スダリオ来てないですか?」とスダリオをオーディション会場に呼んだという。「スダリオとBreakingDownでやって恩返ししたいんですけど、やらせてもらえないですか」と、安保はスダリオとの対戦を希望。
そこで安保がスダリオに電話したところ即切られてしまったが、オーディション会場にいたスダリオの師匠エンセン井上が「ちゃんとファイトマネー払えばスダリオ出て来るよ」と口をはさんだ。
次にエンセンがスダリオに電話すると今度は電話に出たスダリオが「3000~5000万欲しい」と高額なファイトマネーを要求、さらに「怪我しても知らないし、格闘技続けられなくなっても知らない」と何が起こっても構わないとする誓約書を書けと要求した。
朝倉未来は「交渉しましょう」と実現へ向けて動くとし、スダリオは「ルールは提案させてもらいたい。できれば素手がいい」と無茶な要求を続けた。
動画は朝倉未来が「決まりそうにないけれど、もしかしたら決まるかもということで」と、可能性は低いが実現するかもしれないとの言葉で締めくくられている。
大晦日の『RIZIN.45』ではスダリオが上田幹雄に、安保が久保優太に敗れているが、試合後にスダリオは「しっかりけじめをつけたいけれどそれどころじゃない。お互い負けているのでお互いそれどころじゃないっていうのがあるんじゃないですかね。とりあえず僕は片付けないといけない問題がけっこうあるので、すぐに出来る精神状態ではないかなっていうのが。すぐ復帰したい気持ちとメンタルを休めたいという精神的なものがあります」と、RIZINでの再起を目指すのが先決でそんなことには構っていられないと答えている。
スダリオは家族と過ごしている時にオーディション現場から電話があり、安保の声を聞いて子供の前でキレてしまったという(オーディション動画では子供が泣く声も確認できる)。
「僕と安保の件で、僕のメンタルというよりは、家族時間の間で安保からのあの挑発の電話があって僕がそれに応えてしまって、けっこう家庭もグダグダになったので。けっこう響いたですね、あれは。そういうのもあって、あまり言えないですが家庭事情もあって、これはメンタルきついなって思っていましたね」と、この時のことが試合にも影響したと語っている。