16歳にしてRIZINデビュー戦を迎える桜井。本人の言う通り新たなスターとなれるか
2019年8月18日(日)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催される『RIZIN.18』の第1試合53.0kg契約RIZINキックボクシングルール3分3Rに、16歳の桜井宇宙(COMRADE)が参戦する。
桜井は名古屋の名門ジム・大和ジムで育ち、キックでの戦績は5戦4勝(3KO)1敗。今年3月にはMMA転向を機会にCOMRADEへ移籍すると同ジム第1号のプロ選手となった。プロデビュー戦は今年4月の『FightingNexus』フライ級トーナメントで、1回戦で藤田成保を初回KOで撃破し、準々決勝進出。5月には地元名古屋で行われた『DEEP NAGOYA IMPACT 公武堂ファイト』に参戦し、松岡疾人を1R46秒で秒殺のTKO勝利で2連勝を飾っている。
「今回の試合に対する気持ちは僕が一番強い自信があるので、今までで一番練習しましたし、これほどコンディションよく試合を迎えられることはなかったですね」と桜井。
「第1試合なので、盛り上げるためにインパクトのある試合をして、名前を覚えてもらって会場を沸かせたいですね」と意気込み、対戦する堀尾竜司(TRY HARD GYM)の印象を聞かれると「スタミナがあって手数も多くてアグレッシブで良い選手だなと思います。Krushのベルトも獲っていて実績もある。僕はまだベルトを獲っていないので、そういう選手と戦えるのはチャンス。明日は判定で決まるのは違うなと自分でも思うし、大物を食ってRIZINの新しいスターとしてやっていきたいですね。どの局面においても僕が上だと思います。それは明日の試合を見れば分かると思います」と言い放つ。
小学6年生で友だちと喧嘩して負け、それが悔しくてキックボクシングを始めたと言い、現在は高校には通わず格闘技一本の生活を送っているという。応援団は300人も来るとのこと。
キックボクシングとMMAの二刀流に関しては「キックで行くかMMAで行くかまだ完璧には決まっていなくて、どっちもやりながら決めていこうかなって。まだ年齢も年齢なのでこれからだと思うので。今回こういうチャンスをいただけて凄くありがたいです」と、どっちが自分に向いているかやりながら決める方向性らしい。
二刀流と言えば那須川天心だが、那須川に憧れているのかと聞かれると桜井は「憧れというよりは、RIZINでやりたい相手だと思っています。そのためにも明日はインパクトのある試合をやらないとダメだなと思っています」と、いずれ那須川と戦いたいと言ってのけた。
名古屋の格闘技関係者から「名古屋にとんでもない選手がいる」と推薦を受け、RIZIN参戦が決定したという桜井。その実力やいかに。