公開処刑になるかもしれない
「一瞬なりましたよ。コイツとはもうやらなくてもいいかなって一瞬なったんですけれど、もう1回くらいはしょうがないか、と思って。まだ若いので、今後の未来に懸けてやることにしました」
――ということは、プロというものを教える公開授業のような試合に?
「公開処刑になるかもしれない(笑)」
――ああいう態度や発言をとられるのは腹が立つ、と。
「そりゃあそうですよ。試合に入れば冷静になるので関係ないですけれど、何だお前、という感じですね。でも、自分が言い返すと毎回敬語になるんです。だから無理に作っているんだなとは思っています。プロレス好きだから(笑)。それは分かりますけれど、誰に言ってるんだ? というのはありますね。プロレスじゃないんだぞっていう。だって目の前に来るとプルプルしてるんですよ」
――今のところは彼のことは認められないという感じですか?
「もう試合は受けているし、強いことは強いのでそこは認めています。だけど、お前なに言ってるんだ、というのはあります」
「寝技は強いし、打撃も出来るし、ってところですかね。今後、格闘技をメジャーにしていくんだったらああやってちょっとは言わないと盛り上がらないので、そういう面でもちゃんと考えているんだろうなとは思います」
――堀口選手は今後日本の格闘技界を盛り上げていく人たち、後進の人たちが育ってきて欲しいと思っていますか?
「それはもちろんです。自分とか朝倉兄弟がいなくなったら、多分ポカーンとなってしまうと思うんですよ。鈴木千裕くんとかもいますけれど、あまりパッとしないじゃないですか。だから、もうちょっと若手を育てないとダメだなと思っています」
――神龍選手はその中の候補の一人ではありますか?
「いやぁ…あそこで試合を止めちゃうと…なれないんじゃないかなと思っちゃいますけれどね」