ブレイクダンスで世界を制し、運動神経も抜群だというランドゥー。その実力やいかに
2019年8月18日(日)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催される『RIZIN.18』の第6試合71kg契約5分3R(ヒジあり)で、第7代DEEPフェザー級王者・上迫博仁(チームクラウド/和術慧舟會HEARTS)と対戦するイーブス・ランドゥー(フランス/スネーク・チーム)が、16日(金)名古屋市内にて事前インタビューに答えた。
ランドゥーは、キック&MMA王者のみならずブレイクダンスの世界王者にも輝くなど脅威の身体能力を誇る。2004年にブレイクダンスのフランス大会で優勝し、世界大会で2位入賞。05、06年には欧州チャンピオンシップで2連覇を達成している異色のキャリアを持つ。
格闘技では2009年にキックボクシングのフランス王者になると、10年4月に「100% Fight」でプロMMAデビューし7連勝を飾る。2011年にロシアで行われた「M-1 SELECTION 2011」ではシャビュラット・シャムハラエフに敗れて初黒星を喫するが、13年に散打でフランス王者となると、16年5月には30秒TKO勝利で「100%Fight」ライト級王者に。2017年3月にロシアで行われた「ProFC 62」では、「RIZIN.17」で川尻達也に判定負けしたアリ・アブドゥルカリコフに判定で敗れたものの、2019年5月には「Octo Fight」ライト級王座も獲得、現在二冠王者となっている。
「全てが順調だ。私はチャレンジャーという立場で今回の試合に臨む。エネルギーが沸き上がっていて、今から興奮しているよ。試合前、試合中、試合後まで私がみなさんにショーをお見せするのでお楽しみに」と、リラックスした表情でコメントするランドゥー。
ブレイクダンスを始めたのは12歳で「インターナショナルレベルでプロとして活動していた」が、格闘技で2~3戦したことで怪我をしてしまい、現在はプロとしての活動は休止中。「ただ、試合後に勝つことができたらブレイクダンスをお見せしたい」と勝利の舞を見せるという。
「一瞬の爆発力だとか、空間をとらえるところではブレイクダンスはMMAにも影響している。ブレイクダンスをやっていたこともあり、自分は適応能力が高い。相手と対峙したときに相手の動きをすぐにキャッチできたのでやっていて楽しかった」と、ブレイクダンスの経験は格闘技に役に立つ、とも。
下からの蹴り上げなどで動きが応用できるのでは、との質問には「それは明後日のサプライズで楽しみにしていて欲しい」と笑った。
ニックネームの“You know”とは、「やれんのか?」と問われて「ほら、できただろう」との意味があるのだという。これはランドゥーが様々なスポーツをやり、何でもできたというところから名付けられたと言い、運動神経の良さを表すニックネームのようだ。
「試合を見てもらえば私が格闘家としてできることは分かってもらえると思うよ。私は怖がったりせずに明後日の試合に臨む。“You know”(やれんのか?)と言われたところに“I know”(ほら、できただろう)と答えられるようにするので、私の試合を楽しみにしていて欲しい」と予告した。