MMA
レポート

【UFC】エドワーズがコビントン退けウェルター級王座防衛、パントージャがロイバル完封でフライ級王座初防衛、ラフモノフがトンプソンから初タップ奪い18戦全フィニッシュ勝利! ピンブレットがファーガソン越え、ガーブラントが2連勝。フライ級ウランベコフが一本勝ち

2023/12/17 08:12
【UFC】エドワーズがコビントン退けウェルター級王座防衛、パントージャがロイバル完封でフライ級王座初防衛、ラフモノフがトンプソンから初タップ奪い18戦全フィニッシュ勝利! ピンブレットがファーガソン越え、ガーブラントが2連勝。フライ級ウランベコフが一本勝ち

平良達郎と同じフライ級で王座初防衛に成功したATTのパントージャ(C)Zuffa LLC/UFC

 2023年12月16日(日本時間17日朝8時)米国ラスベガスのT-モバイル・アリーナにて『UFC 296: Edwards vs. Covington』が開催。全試合が『UFC FIGHT PASS』ならびに『U-NEXT』でライブ配信された。

UFC 296: Edwards vs. Covington 速報

▼UFC世界ウェルター級選手権試合 5分5R
〇レオン・エドワーズ(英国)22勝3敗(UFC14勝2敗)※UFC4連勝 170lbs/77.11kg
[判定3-0] ※49-46×3

×コルビー・コビントン(米国)17勝3敗(UFC12勝3敗)169.5lbs/76.88kg
※エドワーズが王座防衛

 メインイベントは「UFC世界ウェルター級タイトルマッチ」(5分5R)。

 王者レオン・エドワーズは、2022年8月にカマル・ウスマンを5R残り1分で左ハイキックによる逆転勝ちで王座獲得。2023年3月のダイレクトリマッチでも判定2-0で勝利し王座防衛に成功。

 3位の挑戦者コビントンは、ウスマンと2度対戦して2度敗れているが、2022年3月の前戦でホルヘ・マスヴィダルに判定勝ち。今回は1年9カ月ぶりの試合となる。2016年以降はウスマンにしか敗れていないが、ランキング2位には9連勝のベラル・ムハマッドが待っている。

 盟友のダナルド・トランプ元大統領が見守るなか、WWEのカート・アングルの『Medal』で星条旗とともに先に入場した挑戦者コビントン。

 ピンブレットから勝利を繋がれた英国のエドワーズは、ケージインして前転。王者のコールを受けた。

 1R、ともにオーソドックス構えから。サウスポー構えにスイッチするコビントン。詰めるエドワーズは左ロー。コビントンは歩いてスイッチ。左ミドルハイを打つ。

 左の前蹴りを見せるエドワーズ。サウスポー構えから前手の右、左を突くが、まだ遠い。エドワーズもスイッチしてサウスポー構えから右から左フック! 苦笑したコビントンはサークリング。右で押し戻すが、プレッシャーをかけるエドワーズにコビントンはシングルレッグも深追いせず。エドワーズは左ローを突く。右ジャブはかわすコビントン。

 2R、ともにサウスポー構えから。右から左で飛び込むコビントンに返しを狙うエドワーズが前に。コビントンは得意のテイクダウンにまだ入れない。右ジャブを突くコビントンをかわして詰めるエドワーズだが慎重。スイッチしてオーソに戻し、コビントンの左ミドルをさばき左ローを当てる。コビントンのワンツーに左を狙うエドワーズ。

 3R、いきなり足を触りに行くコビントン。さばくエドワーズは左ロー、左ストレート。互いに間合いを保ち、スイッチしての前手の右フックを狙うエドワーズ。ワンツーからついにダブルレッグに入ったコビントン。右で差して崩して再びダブルレッグで引き出して尻を着かせるが、立つエドワーズがお返しのダブルレッグへ。

 首を抱えたコビントンに足を束ねて尻を着かせて、深追いせず。テイクダウンを取り返した形に。スタンドへ。右ローのコビントンに左ローを返すエドワーズ。右前蹴りに、同じく前蹴りを返すエドワーズの足を掴もうとするコビントンだが、すぐに足を抜くエドワーズ。エドワーズが詰めてホーン。

 4R、サウスポー構えから左ローはエドワーズ。右をかわしてニータップで組むコビントンにニンジャチョークのエドワーズ! 仰向けになり首を抜くコビントンはいったん離れる。

 コビントンの右ジャブにすぐにカウンターの左ジャブを返すエドワーズ。コビントンはワンツーから強引に詰めて右で差して崩すが、残してコビントンの首を殺してがぶるエドワーズ。サウスポー構えのコビントンの左に右をかぶせて、コビントンのシングルレッグもがぶり、脇を潜りバック狙いもアンクルピックからバックを奪いに行くのはコビントン。それを前に落としたエドワーズはスタンドに。

 5R、サウスポー構えのコビントンに定石通り右の蹴りはエドワーズ。スイッチしてジャブを突くと、ニータップから片足を肩口まで持ち上げて崩したコビントン! しかしここもすぐに体勢を戻すと、ボディロックテイクダウン! さらにバックテイクで左足をかける。正対してシングルレッグのコビントンに後ろ三角絞めを狙うエドワーズは腕を伸ばして三角十字に。

 これを正対して外したコビントンがハーフで上から右腕を殺そうとするが、腕を戻したエドワーズにハーフから左で枕で寝かせて右で細かい鉄槌。起き上がろうとするエドワーズを剥がしてホーン。両者が両手を挙げた。

 試合前に強烈なトラッシュトークを仕掛けたコビントンだが、試合ではエドワーズの牙城を崩すことが出来ず。判定は3-0(49-46×3)でエドワーズが危なげなく2度目の王座防衛に成功した。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント