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【DEEP】風我が判定勝ち、原虎徹が1R TKO勝ち、JTT倉本が16秒勝利、アマ修&FKTダブル優勝の中務太陽が諏訪部に競り勝つ。TATSUMIが梶本に一本勝ち=DEEP TOKYO 7th 詳報追加

2023/12/13 15:12
 2023年12月10日(日)東京・ニューピアホールにて『DEEP TOKYO IMPACT 2023 7th ROUND』が開催された(※同日夜の『DEEP 117 IMPACT』詳報)。 ▼メインイベント DEEP 60kg以下 5分2R〇風我(フリー)59.90kg[判定3-0] ※20-17×2, 20-18×切嶋龍輝(マーシャルアーツクラブ中津川)59.85kg  25歳の風我はRIZINスーパーアトム級王者の伊澤星花の実弟で、2016年柔道インターハイ66kg級準優勝、DEEPフューチャーキングトーナメント・フライ級優勝。2022年にヒロヤ、島袋力、原虎徹を相手に3連勝し、フライ級GP参戦も1回戦で村元友太郎との熱戦で判定負け。2023年3月には駒杵嵩大にも判定負けで連敗も、5月に山本哲也を判定で下し、再起を遂げている。MMA5勝5敗。  対する19歳の切嶋も柔道がバックボーン。で2022年7月のDEEP名古屋大会で石川瑛人に2RにTKO勝ちでプロデビュー。11月大会で田中義基に判定勝ち。2023年4月大会では佐々木陽太にも判定勝ちで3連勝も、8月のDEEP名古屋大会で、KROSS×OVER無敗の小崎連に判定負け。2023年10月の『RIZIN LANDMARK』でMASANARI(山田将成)に判定勝ち。MMA4勝1敗。 風我「ちょっといろいろ相手が変わって、あんまよく分かんない選手なんですけど、まあ、メインなんでバチバチに倒しに行きたいと思います。よろしくお願いします」切嶋「全局面圧倒して勝ちたいと思います」  1R、オーソドックス構えの風我に、サウスポー構えの切嶋。互いに関節蹴りを見せながら、風我は右の前蹴り。切嶋は左ストレートを当てて、右前手ジャブも、風我はそこに潜ってボディロック&小外がけテイクダウン。そのままサイドポジションになるがハーフに戻してシングルレッグで立とうとする切嶋に、風我はアナコンダチョークへ。片足を抜こうとする切嶋は首を抜いてバックテイク。  立つ風我のスタンドバックにつくと、正対してきたところにダブルレッグへ。そこにニンジャチョークを合わせる風我。頭を上げる切嶋は片足を外して頭抜くが、その際で四つに持ち込む風我が回してテイクダウン。ハーフの切嶋にダースチョークを仕掛ける。  足をかけて腰を切らせない風我から足を抜き、いったん仰向けになってエスケープする切嶋。そのバックにつく風我は首に手を巻きながらシングルバックからかけていない足でかかと蹴りを切嶋の足に落とす。  2R、サウスポーで圧力をかける切嶋は左インロー。跳びヒザから左を突く。左の関節蹴りを突いて、カーフも当てる風我。右ローを突いた切嶋を左の足払いでこかした風我!  ハーフからヒジを落とす風我にディープハーフで潜る切嶋。そこにノーアームギロチンチョークを合わせる風我だが、横回転で上になった切嶋は自ら前転して首を抜きに。立ち上がろうとする切嶋にアームインギロチンに移行すると、ここも切嶋は前転エスケープ。  上になる風我は上四方、ノースサウスチョーク狙い。さらにバック奪い、4の字ロック。チョークを狙いつつバックからパウンド。そのままこつこつと背後からパウンド。最後に切嶋が胸を合わせたところでゴング。  判定3-0(20-17×2, 20-18)で風我が投げからコントロールしてサブミッションアテンプトで2連勝。切嶋は序盤に左を突き、風我の組みに極めさせはしなかったものの、防御から攻めに転ずるには至らなかった。 [nextpage] ▼セミファイナル DEEP フライ級 5分2R〇原 虎徹(CAVE) 57.15kg[1R 4分26秒 TKO] ※鉄槌×三ツ塚勇介(Evermove)56.80kg 原「明日はしっかりフィニッシュして成長したところを見せるように頑張ります」三ツ塚「すごく強くていい選手が相手なので、ぜひその才能を間近で確認したいと思います。よろしくお願いします」  1R、ともにサウスポー構えから。原の前足にシングルレッグは三ツ塚。スプロールして足を触らせず、がぶりから左パウンドは原。 v  首抜く三ツ塚は引き込み気味に。上の原にギロチンチョーク狙いからネルソンで絞ると原はいったん仰向けになり正対して上に。その際で足をかけてバック狙いの三ツ塚だが、乗り切れず再び下に。  三ツ塚は下から腰を切って腕十字狙い。離れた原にシングルレッグも2度切る原。右の前蹴り、右ジャブから組みに行く三ツ塚に前手の右を振る原。三ツ塚のローシングルを潰して上に。  ハーフガードの三ツ塚は亀から腕の巻き込みを狙うが、させない原が上からサイドバックで強い鉄槌・パウンド連打! 右手首をコントロールして左拳を打ち込む原に立てない三ツ塚を見て、レフェリーが間に入った。 [nextpage] ▼DEEP バンタム級 5分2R×諏訪部哲平(IGGY HAND’S GYM)61.45kg[判定0-3] ※18-20, 19-19マスト中務×2〇中務太陽(BLOWS)61.10kg 諏訪部「会場を“世にも奇妙な”空間にして圧倒して勝ちたいと思います」中務「ベテラン選手をしっかり倒していきたいと思います」  元ZSTの諏訪部は、NEXUSでのファビオ・ハラダ戦のスプリット判定負けからDEEPで3勝1敗。望月風我と照屋清太郎をリアネイキドチョークで極めると、2023年5月に山本有人に判定負け。9月の前戦ではボンサイ柔術の内山拓真をボディロックテイクダウン。パスからマウント&パウンドで1R TKO勝ちしている。  BLOWSの中務は、全日本アマチュア修斗フェザー級と、DEEPフューチャーキングトーナメントフェザー級優勝のアマチュアメジャーの2冠を獲得。5月のDEEPで鷹辰を1R 腕十字に極めると、7月の大阪大会でバンタム級に下げて、上田祐樹に判定勝ちでプロ2連勝中。  1R、サウスポー構えの中務は左ストレートを突く。さらに右アッパーから左ストレート。右前手のジャブを突く。ワンツーを振って組む諏訪部。さらに右フックをガード上に当てて離れる。  左ストレート、右カーフの中務。足を上げてチェックする諏訪部。ワンツーの左をかい潜ってダブルレッグへ。切る中務をドライブして金網に押し込む諏訪部。右で差して左足を手繰るが、突き放した中務はすぐに左右をコンパクトに詰める。  打ち返す諏訪部にさらに左テンカオ! 下がり回る諏訪部に右カーフを当ててバランスを崩す。ジャブのようにシャープに左ストレートを打つ中務は、諏訪部のシングルレッグに横三角絞めを仕掛けて鉄槌連打! 外して立ち上がると、左ストレートから左ミドルハイ! ブロッキングの諏訪部の左の打ち返しをかわしてスイッチしての右オーバーハンドも。  圧力をかけて右アッパーを打ち込む中務。さらに左ハイ。ブロックする諏訪部との右の打ち合いから右ジャブのダブル。そこに諏訪部も右フックを返す。中務は左フックから左ハイと左の攻撃。頭をずらす諏訪部も右を打ち込み右ミドル。左ミドルハイをブロック上に返す中務。ガードを上げて左右で前に出ると、諏訪部のダブルレッグに跳びヒザ! もらいながらも諏訪部が組んでゴング。  2R、軸を崩さず戻しの速い打撃を打つ中務。高いガードのなか、諏訪部は圧力をかけてダブルレッグへ。尻下でクラッチして持ち上げるとテイクダウン! 金網まで這う中務は上体を金網に立て座り、腰に足を当てて蹴り上げて突き放して立ち上がりに成功! なおも圧力をかけてダブルレッグに入る諏訪部。左で差して中務の右足を両足で挟むと、中務は右で小手巻き。アゴ下に頭をつけて右のパンチをこつこつ打ち込む諏訪部。  右足を抜き両足を立てると左を差して正対、ヒザ。そこに組みに行く諏訪部にケージを背負わせて左右ラッシュの中務。ここで諏訪部も右フックを返すとさらに右オーバーハンドフックをヒット! もらった中務が一後退。そこにダブルレッグに入る諏訪部。  差し上げる中務に両脇差す諏訪部。かんぬきの中務にバックを狙う諏訪部だが、正対し、右ヒザを腹に突く中務は、ローシングルに移行した諏訪部を切り、後ろを向いて足を抜く。左ジャブを当てる諏訪部。中務は、カーフからヒザ蹴り。嫌ったか諏訪部の遠間からの組みを切ると仰向けになった諏訪部に鉄槌、腕十字へ。  すぐにヒジを抜く諏訪部。互いに足関節のなかストレートフットロックは諏訪部。足を抜く中務にシングルレッグに入ると、横三角狙いで抱えた中務の足をかつぎパス! インバーテッドになる中務に上から鉄槌を狙ってゴング。  判定は3-0も2者がマストという接戦のなか、打撃を当てた中務がベテラン諏訪部に勝利。プロデビューから3戦全勝とした。 [nextpage] ▼DEEP ライト級 5分2R〇倉本大悟(JAPAN TOP TEAM)70.75kg[1R 0分16秒 KO] ※右オーバーハンド×井上竜旗(AACC)70.70kg 倉本「ジムの名前が(JTTに)変わってから初めての試合でMMAではまだ自分的には勝勝てていないので、しっかり勝利を収めてジムにいい流れを持っていきたいのでよろしくお願いします」井上「倉本選手とはアマチュアのフューチャーキング(トーナメント)のときに準決勝で対戦して負けています。その相手と今回プロで同じような戦績で戦えるということ、すごく嬉しいです。ワクワクしています。明日はよろしくお願いします。押忍」  JAPAN TOP TEAMの倉本は、2021年のBreakingDownでにっけん君にKO勝利。2022年のフューチャートーナメント・ウェルター級で準優勝し、2023年9月の前戦では涌井忍を1R TKOに下している。プロMMA3勝1敗。  AACCの井上は剛毅會での出稽古も積み、MMA2勝1敗。2023年は3月に泉武志に判定負けも、7月の前戦では、猪木の薫陶を受けた中谷優我にスプリット判定勝ちしている。  1R、サウスポー構えから前手の右を突く井上。そのまま詰めるが、体勢を立て直した黒もの右を被弾し、後方にダウン。立ち上がる井上に右ミドルを打ち込む。左右を振る井上に、倉本は左額をカット。  しかし、ともにオーソドックス構えになると、井上の左より先に右オーバーハンドをヒット! 井上がダウンし、すぐにレフェリーが間に入った。  16秒、KO。BreakingDownさながらの秒殺KOで3連勝とした倉本はマイクで「支えてくれている人に感謝したいです。いま(ライト級)タイトルが韓国にあるので、そろそろ元タイトルを持ってる選手、修斗とかZSTとか元(ベルトを)持っている人とかいるので、そのへんの強い人を倒して次のステップに行きたいので応援よろしくお願いします」とアピールした。 [nextpage] ▼DEEP フェザー級 5分2R〇TATSUMI(ネックス)66.15kg[1R 2分08秒 リアネイキドチョーク]×梶本保希(パラエストラ八王子)65.80kg TATSUMI「TATSUMIんくんボコボコにして連敗脱出します。押忍」 梶本「相手の梶本選手はほんとうにフューチャーキングの頃から見ていて大好きな選手で、将来上に上がっていくだろうなと思って見ていて、それで好きだったんですけど、いまの『ボコボコにする』というセリフですごい嫌いになったので、明日はもうバチバチにシバいたろうと思います。よろしくお願いします」  1R、ともにオーソドックス構え。梶本の左の蹴りを潰して上になったTATSUMIが鉄槌。スクランブルで足を手繰りに行く梶本をスプロールし、バックテイク。 おたつにして右手首をコントロールして鉄槌、リアネイキドチョークを極めた。 [nextpage] ▼DEEP フェザー級 5分2R〇相本宗耀(ROOM)66.25kg[判定3-0] ※20-17×2, 20-18×藤岡 陸(GSB 多治見)66.10kg 藤岡「明日は圧倒して勝つので見ていてください」 相本「デビューして3戦目、今回の試合が今年最後の試合ということで、派手な一本か絞めで勝ちます。戦う藤岡選手よろしくお願いします」 [nextpage]▼DEEP フェザー級 5分2R×拓 MAX(TEAM HAMBOLT.KCC)65.90kg[判定0-3] ※18-20×3〇森 俊樹(MYD)66.00kg 拓「静岡県の浜松市から来ました。しっかりリカバリーして地元の応援してくれるみんなや練習をつきあってくれているみんな、『頑張って』といってくれる声を胸に試合に臨みたいと思います。押忍」森「いま連敗中ですが、日頃の練習の成果を出して、練習が間違いじゃないことを証明したいと思います。よろしくお願いします」 [nextpage] ▼DEEP フライ級 5分2R×加藤瑠偉(YSA)57.15kg[判定0-3] ※18-20, 19-19マスト吉田×2〇吉田悠太郎(EVERMOVE)57.15kg 加藤「最高に調子がいいので、明日がブチかまします。押忍」 吉田「明日は圧倒して勝ちたいと思います。よろしくお願いします」 [nextpage] ▼DEEP 54kg以下 5分2R×大和田光太郎(パラエストラ八王子)53.60kg[1R 3分16秒 TKO]〇與那嶺大輝(パラエストラ柏)53.15kg 大和田「相手が変わっちゃったんですけどいい試合をして勝ちます」 與那嶺「必ず勝ちます」  左で差して押し込む四つから、右手で與那嶺の左足を首をアンクルピックでテイクダウンした大和田。ハーフガードの與那嶺に、左で枕に巻き、右パウンド。  大和田のパスガード、マウントの際でブリッジで返した與那嶺は先に立って左右ラッシュ! 右カーフ、左ボディ、左インロー。さらに左フックを効かせて金網に釘づけにすると左右ラッシュから右ヒザを突いて、レフェリーが間に入った。 [nextpage] ▼DEEP フェザー級 3分2R アマチュア Sルール×Mr.サタン(フリー)66.05kg[1R 1分54秒 TKO]〇TAU(フリー)66.05kg Mr.サタン「明日も1Rで負けるんですか? 前回12秒で負けて試合の記憶が無いので、今回デビュー戦だと思って頑張りたいと思います。オープニングもあるので、11時50分にニューピアホールで集まってください。よろしくお願いします。あとTAU選手、ファイトパンツに写真を入れたので、できるだけ蹴らないようにお願いします。よろしくお願いします」TAU「1Rで倒すので注目よろしくお願いします」  アマチュアSルール。TAUは空手で全国3位の実績を持つストライカー。サタンは前戦で信原空の右に12秒、マットに沈んでいる。  1R、サタンの右ローに右ストレートを合わせに行くTAU。打ち合いも右の圧力で前に出るのはTAU。サタンの右に左ミドルを2度合わせたTAUは、左ハイも。  TAUはサタンの組みを切って右を当てると左ハイ、左フックを当てるとサタンが下を向いたところで、サブレフェリーからホイッスルが鳴らされた。 [nextpage] ▼オープニングファイト DEEPJEWELS 54kg以下 3分2R アマチュア SPルール×Sarah(JAPAN TOP TEAM)53.90kg[判定0-3] ※17-20×3〇横瀬友愛(BELVA)53.50kg Sarah「チームのみんなで勝とうと思っています。よろしくお願いします」 横瀬「得意のギロチンでKOします。よろしくお願いします」 [nextpage] ▼DEEP フライ級 3分2R アマチュア Sルール〇小原トキ(パラエストラ柏)57.10kg[1R 1分48秒 TKO]×矢吹 圭(Bow&Arrow)53.45kg 小原「アグレッシブに一本・KO狙っていくので、注目よろしくお願いします」 矢吹「怪我をしないように頑張ります。よろしくお願いします」  矢吹の左右の詰めに小原が打ち返したところに矢吹はアームインギロチンチョークへ。首を抜いた小原がパウンドでレフェリーが間に入った。
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