Bellatorミハイロフと大激闘のエミノフが、地元カブドラハマノフとフェザー級王座戦
▼Naiza FCフフェザー級選手権試合 5分5R
〇ヌルベク・カブドラハマノフ(カザフスタン)9勝2敗
[3R TKO]
×ムハマド・エミノフ(ロシア)18勝2敗
※カブドラハマノが新フェザー級王者に
地元のカブドラハマノフはMMA8勝2敗。現在5連勝中で、前戦ではGLADIATORにも参戦中のユン・ダウォンに一本負けしたイ・キョンソブを、3Rリアネイキドチョークで極めている。ハザール・ルスタモフ戦、アブドゥラハモン・ガフロフ戦の2試合で極めている肩固めも中盤以降に極めており、フィニッシュ勝利のすべてが一本勝ち(6SUB)という粘り強いグラップラーといえる。
対するエミノフは、MMA18勝1敗。カブドラハマノフ同様に5連勝中。唯一の黒星は2019年4月の『Fight Nights Global 92』で現Bellatorのニキタ・ミハイロフにマジョリティ判定で敗れたもの。
その試合では、サウスポー構えから先にシングルレッグ、ボディロックテイクダウンを奪ったエミノフがトップからのヒジ打ちでミハイロフを出血させるも、2Rにミハイロフが跳びヒザを効かせるなどトップを奪い返し、互いにタフな試合を展開している。
1R、ともにサウスポー構え。右インローのエミノフ。カブドラハマノフはジャブを上下に突いてけん制。詰めるエミノフに左サークリングのカブドラハマノフ。その左の蹴りにエミノフは右前手を合わせる。さらにダブルレッグテイクダウン。蹴り上げで突き放すカブドラハマノフについていくエミノフ。下から左右パンチ、蹴り上げをさばくエミノフは上体を立てたカブドラハマノフに左足をかけてバック狙い。カブドラハマノフはレッスルアップからダブルレッグテイクダウンしてホーン。
2R、左ストレートを突くカブドラハマノフは、長いコンパスで左カーフ! その2発目にエミノフはバランスを崩すが、シングルレッグテイクダウン! すぐに立つカブドラハマノフのスタンドバックから後方に引き込み。カブドラハマノフの立ち上がりに背中に乗ろうとするが、着地し、正対するカブドラハマノフにダブルレッグ。尻を着かせて両足を束ねる。
フックガードで跳ね上げるカブドラハマノフは左で差して立ち上がりに。その際で右を効かせて上になるとエミノフはクローズドガードになる。
3R、右インローを先に突くカブドラハマノフ。エミノフは遠間からシングルレッグで軸足を払いテイクダウン。金網まで移動するカブドラハマノフは、頭を下げて両足を束ねるエミノフにヒジを突くが、エミノフは腰を抱いて横に寝かせて背中を漬けさせる。
足を効かせるカブドラハマノフは下から側頭部にヒジ。立ち上がるエミノフはシングルレッグに固執するが、その頭にヒジを連打で落としたカブドラハマノフに、エミノフの動きが止まる。レフェリーが間に入ると、エミノフはレフェリーの顔を見てなぜだ? と手を広げたが、時遅し。
フェザー級新王者となり、ベルトを肩にかけたカブドラハマノフは、ATTに感謝の言葉を語った。