チャムアックトーン(左)の参戦が決定、迎え撃つは地元の増井
2019年10月6日(日)名古屋国際会議場イベントホールにて開催されるムエタイのビックマッチ『Suk Wanchai MuayThai Super Fight vol.6』に、ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級現役王者チャムアックトーン・ファイタームエタイ(タイ)が参戦。J-NETWORKスーパーライト級6位・増井侑輝(真樹ジムAICHI)との対戦が決定した。
チャムアックトーンはこれまで4度の来日経験があり、対日本人選手で4連勝している完全無欠の王者。特に昨年9月にはシュートボクシングのリングで最強の呼び声が高いSB日本スーパーライト級王者・海人(TEAM F.O.D)を延長判定で破り、ムエタイ現役王者の強さをまざまざと見せつけた。
チャムアックトーンはその後、本国タイでも活躍を続け、昨年10月にはヨードパノムルン・ジットムアンノンを破りラジャダムナン王座を防衛。またメジャープロモーションである『ONE』にも出場し、スーパーライト級では世界的にみてもトップクラスの1人と言えるであろう。
今回、当初今大会に出場が予定されていたガオナー ・PKセンチャイムエタイジムが諸事情によりキャンセル、代わりに同じPKセンチャイムエタイジムに所属するチャムアックトーンが名乗りを上げた。チャムアックトーンのオーナーであるミットナコン氏(ラジャダムナンスタジアム興行「スック ワンミッチャイ」プロモーター)は、「チャムアックトーンは前に出るタイプでヒジが上手いからね、日本ではガオナーより面白いムエタイが見せられると思うよ」と4度目の来日で日本人好みの戦い方にも自信満々のようだ。
左ミドルで西岡を苦悶の表情にさせた増井(左)
対する増井は地元愛知での活躍はもちろん、『J-NETWORK』や『Bigbang』でもタイトルに絡むなど着実に力をつけてきている25歳。今年5月には『ホーストカップ』でタイ人選手トーン・セイシカイを3RKOに葬り、6月にはSBのリングでライト級王者・西岡蓮太(龍生塾)と対戦、パンチでダウンを奪われたものの左ミドルで猛追し激闘を演じた。
『Suk Wanchai MuayThai Super Fight』でも活躍したマキ・ピンサヤームがトレーナーを務めており、サウスポーから繰り出す左ミドルは関係者からも高い評価を得ている。
増井「ムエタイスーパーファイトは自分がムエタイを習っていることもあり、ずっと出たいと思っていて今回、初参戦でラジャの現役チャンピオンと闘えるなんてめちゃおいしいなって感じです。間違いなく過去最強の相手ですが、ただ闘うだけでは意味がないので人生を賭けて勝ちにいきます。ピンサヤームもマイペンライ(タイ語で「大丈夫」)と言っているので僕もマイペンライだと思います(笑)」とコメント。
現役王者撃破の大番狂わせを演じることができるか。
<対戦決定カード>
▼日タイ国際戦 スーパーライト級 3分5R
増井侑輝(真樹ジムAICHI/J-NETWORKスーパーライト級6位)
チャムアックトーン・ファイタームエタイ(タイ/ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級王者/ルンピニースタジアム認定ウェルター級3位)
▼日タイ国際戦 ヘビー級 3分3R
実方宏介(真樹ジムAICHI/元MA日本ヘビー級6位)
アーミン・プンパンムアン(タイ/元WPMF世界ウェルター級王者/WBCムエタイ世界スーパーウェルター級王者)
▼日タイ国際戦 フライ級 3分3R
楓(LEGENDGYM/前ミネルヴァ・ライトフライ級王者)
パリヤコーン・エクシンディコンジム(タイ)
<出場予定選手>
福田海斗(ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級6位)
サオトー・シットシェフブーントゥム(現ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者)