キックボクシング
インタビュー

【RISE】互いに再起戦の加藤有吾「自ずと激闘になる」、有井渚海「今のRISEにはないような凄いガツガツした試合になる」

2023/12/04 21:12

有井渚海インタビュー「1年前から見てきて一番自分がやりたい相手」


――1年ぶりの試合となりましたね。


「はい、1年ぶりの試合です」

――この1年のブランクはなぜ空いてしまったのでしょうか?

「昨年12月の試合が終わってから拳の怪我とかもあって、自分の気持ち的にももっと変化してから試合に出たいという思いがあったのでここまで期間が空いてしまいました」

――昨年大阪から上京してきてこれからという次期だったので、焦りや葛藤はありませんでしたか?

「焦りはあまりなかったです。今は逆にチャンスだと思って何をやれば良いかを考える事ができたので、自分的には変化ができた良い時間でした」

――自分が休んでいる時の-55kg戦線はどのように見ていましたか?

「RISE以外の団体でも-55kgが1番盛り上がっていて、それを見て早く試合がしたいと楽しみになっていました。今の自分だったらいけると思っています」

――ということは満を持しての再起戦になりますね。

「はい」

――対戦相手の加藤選手も今回は再起戦となりました。

「大﨑孔稀選手と戦った後ですもんね」


――加藤選手は今回の試合のテーマを「圧倒」という風に言っているのですが、有井選手がテーマにするならば何と言いますか?

「自分も『圧倒』ですね。というか普通に自分を出せれば圧倒できると思います」

――今ランキング的には加藤選手が3位で有井選手が9位です。今回の1戦でランキングがひっくり返る事を考えている訳ですね。

「加藤選手と戦えることが1番楽しみなのでランキングはあまり気にしていないです」

――今の加藤選手の戦いぶりはどのように見ていますか。

「1年前からずっと見てきて1番自分がやりたい相手ですね。ガツガツ行ってアグレッシブで相手に合わせず自分の試合をしているイメージです。今の自分と噛み合うタイプの相手なので1番戦いたかったです」

――加藤選手がガツガツ来たら有井選手はどのように応えるイメージですか?

「同じ事をします(笑)」

――加藤選手よりももっとガツガツ行きますか?

「今のRISEにはないような凄いガツガツした試合になると思います」


――SNSでは「加藤君、メインを超えよう」というエールを送っていましたが、それだけメインになっている-55kg級のタイトルマッチは意識するものがありますか?

「-55kgのチャンピオンの鈴木真彦選手はずっと見てきているので意識しています。鈴木真彦選手が持っているベルトを目標にやってきているので、それを超えていきたいです」

――このタイトルマッチについてはどちらが勝つと予想していますか?

「自分は鈴木真彦選手に勝ってほしいですね」

――そして自分が挑戦するという事ですね。

「はい。鈴木真彦選手とやりたいので、今回は勝ってもらって自分が倒しにいきます」

――その前には加藤有吾という高いハードルがあります。このハードルをどう乗り越えますか?

「加藤選手は乗り越えるというか、自分の試合をすれば乗り越えれると思っています」

――有井選手のSNSを拝見すると7人制ラグビーの日本代表になった林大成選手にものすごく影響を受けているみたいですね。

「林大成選手からスポーツの厳しさとか色々な事を教えてもらって、自分の成長にも影響した方なので本当に感謝しています」

――林選手は家も所属も無くやっている方なんですね。

「ずっと家がなくて毎回色んなホテルを探して『今日どこ泊まろうかなー』とか言って頑張ってます。(笑)」

――有井選手も近い将来、家もなく所属もなく戦い続けるなんて事にはならないですか?

「上京したての時は家も決めずにとりあえず出てきたのでそんな感じでした(笑)」

――元々そういう部分があったという事ですね。

「何も考えずに先に行動する部分はありますね」


――有井選手がこの1年間で成長した部分をお客さんに見せつける自信はありますか?

「自信しかないです。練習でも人より考えてやってきた自信があるので」

――去年大阪から上京した訳ですが、ほとんど帰っていない状態ですか?

「大阪には帰らないようにしています(笑)。大阪には試合が終わって帰るようにしています」

――そしたら言葉も関西弁が抜けてきていますか?

「どうですかね? でも関西に行くと関西弁に戻るんですよ。東京にいると標準語に戻るって感じですね」

――最後に有井選手の復帰を待ち望んでいたファンの皆様に決意表明をお願いします。

「負けてからこの1年間は格闘技のことしか考えずに生きてきたぐらい毎日着々とやってきたので、そこでどう変化したかを見てもらえればありがたいです。楽しみにしていてください」

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