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レポート

【Level-G】佐藤光が鍵山士門を下す! 中田“ザ・リッチ”大貴は阿部右京に判定勝ち=『KROSS×OVER -CAGE- 2』グラップリング

2023/11/29 11:11

中田 ザ・リッチ 大貴が阿部右京に判定勝ち

 中田“ザ・リッチ”大貴と阿部右京は、ともにPANCRASEを主戦場とするMMAファイター。OOTA DOJOの阿部右京は柔道黒帯、柔術茶帯でチョークの名手。前戦はHEATでライト級王座に挑戦している。

 対する中田はラグビー、空道をバックボーンに打撃を武器とするが、和術慧舟會HEARTSで組み技も磨き、3月の三宅輝砂戦ではギロチンチョークによる初の一本勝ちをマークしている。

 高橋プロデューサーは、「阿部選手、自分が過去に解説を務めたグラップリングイベント(FINISH)にて大変な強さを見せつけていて、ずっと気になっていました。MMAにも参戦するグラップラーですね。今回参戦して下さる事を光栄に思います。

 対するは“ザ・リッチ”のニックネームでお馴染み、PANCRASEのトップコンテンダーでありRIZINにも参戦する中田大貴選手です(HEARTSの先輩です)。相手の加撃も意に介さず前進し、豪打を爆発させる剛腕ストライカーのイメージがある中田“ザ・リッチ”ですが、寝技の技術を身に付けて、Level-Gに殴り込みとなりました。

『“身につけて”って、どの程度よ』と思われるかも知れませんが、僕と石黒翔也さんとのマンツーマンの練習に参加して、3人でガンガングラップリングスパーを回してるレベルです。何をどう身に付けているのかは、試合の時のお楽しみで。きっとグラップリングファンも唸らせる寝技を披露してくれるはずです。お2人のMMAでのこの先のキャリアの先行きも垣間見せてくれそうな一戦、グラップリングファンもMMAファンも、是非会場に見届けに来てください!」と見どころを語る。

▼第6試合 Level-G スペシャルワンマッチ-73kg契約 7分1R
〇中田“ザ・リッチ”大貴(和術慧舟會hearts)
[判定3-0]
×阿部右京(OOTA DOJO)

 開始と同時にハンドファイトで押し合う両者。中田がケージに押込み阿部に壁を背負わせての首相撲の攻防が続く。四つに差したい阿部に組み手を作らせず、1分過ぎ、中田が首相撲からフロントチョークへ。

 壁に押し込んでこれを防いだ阿部は立ち上がり際にバックテイクを狙うも中田がこれをさせず、今度は阿部が中田に壁を背負わせる形でスタンドへ。バックテイクのアプローチの際に作っていたボディロックから投げを狙う阿部。

 大腰のような前方への崩しを防ぐ中田だが、続く裏投げのような形で阿部が中田からテイクダウンを奪いそのままサイドポジションへ。

 数十秒のサイドキープの後、中田がガードに戻してクローズドガードを取る。トップからボディロックパスを狙う阿部に対して、5分過ぎ頃再び中田がフロントチョークを仕掛ける。

 これを凌いだ阿部が再びボディロックパスとクローズ割りを試みるも、ここで中田が三角絞めのエントリーのために振り上げた足が阿部の顔面に入り試合は一時中断となる。

 レフェリーが試合への影響なしと判断し、ケージ中央、中田のクローズドガードから試合再開。再びボディロックパスを仕掛ける阿部に対して、残り時間50秒の時点で中田が再びフロントチョークへ。阿部がこれを時間いっぱい防ぎ切り試合終了。

 フロントチョークでのアタックが評価され、判定3-0で中田に軍配が上がった。

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