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レポート

【Level-G】佐藤光が鍵山士門を下す! 中田“ザ・リッチ”大貴は阿部右京に判定勝ち=『KROSS×OVER -CAGE- 2』グラップリング

2023/11/29 11:11
 2023年11月26日(日)東京・GENスポーツパレスにて、KROSS×OVERとして2回目のケージ大会『KROSS×OVER -CAGE- 2』が開催された。キック、ムエタイ、MMA、グラップリングと様々な格闘技がクロスオーバーする同大会では、キックのメインで實方拓海が、MMAのメインでハルク大城が勝利。  そんななか「Level-G」のグラップリングでは、JBJJF青帯全日本王者の佐藤光が、黒帯の鍵山士門に判定勝ち。MMAファイターの中田“ザ・リッチ”大貴が阿部右京に判定勝ちで、帯色に制約されないグラップリング『Level-G』ならではの戦いを見せた。 ▼第7試合 Level-G スペシャルワンマッチ -61.2kg契約 7分1R×鍵山士門(QUIP)[判定0-3]〇佐藤 光(フリー)  アマチュアからLevel-Gグラップリングマッチを勝ち上がり、トライアウト戦でプロ大会出場権を勝ち得た“噂の”佐藤光が、遂にプロマッチで柔術黒帯日本トップの一人である鍵山士門と対戦する。佐藤はJBJJF青帯全日本王者だが、帯色に制約されないグラップリング『Level-G』ならではのカード。  高橋“SUBMISSION”雄己プロデューサーは、「アマからプロに繋がるピラミッドの構築に競技母体の確立、正にLevel-Gのビジョンを示した一戦です。帯色では佐藤選手は青、鍵山選手は黒と大きな開きがありますが、日本を代表する黒帯である鍵山選手に十分に通用すると思わせるだけの力を、佐藤選手はアマチュア戦で見せきました。グラップリング好きにしか通じないマニアックな例えを出すと、何年か前にWNOで組まれたコール・アバーテvs.ジオ・マルチネス日本版ってイメージですね(笑)。  ジオvs.コール君は当時青帯だったコールが世界トップグラップラーのジオを破って世界を震撼させましたが、今回も佐藤選手が世代交代の狼煙を上げるのか、それとも鍵山選手が跳ね返して更なるビッグマッチへの踏み台にするのか、注目です。個人的に超楽しみな激シブカード!」と見どころを語る。  開始と同時にリング中央で組み手争いを交わす両者。十秒ほどのスタンドのやり取りの後、佐藤の首の後ろと対角の手首を掴んだ鍵山が引き込むようにガードポジションへ。  ハーフバタフライのような形を作りかけるも佐藤が立ち上がり再びスタンドへ。いぜん手首を離さず、もう一方の手を背中に回してプレッシャーをかける鍵山。これに対して佐藤が飛行機投げを仕掛け、投げ終わりに鍵山が再びボトムを選択する。  佐藤のパスに合わせて鍵山がバタフライフックで崩しながら足首を取ったところで攻防はダブルガードへ。そのままトップ選択の鍵山に対し、佐藤はリバースデラヒーバで潜る。  佐藤のリバデラからの仕掛けを作り切らせず距離を取る鍵山。オープンガードの佐藤に対し再び距離を詰めてニースライスパスを仕掛けにいくも、佐藤再びリバースデラヒーバへ。鍵山ここも仕掛けを完遂させず、攻防は再びスタンドへ。  ハンドファイトからガード選択の佐藤。攻防は再び鍵山の右ニースライスパスと佐藤のリバースデラヒーバの展開へ。  3分過ぎ、リバースデラヒーバからレッスルアップで佐藤が鍵山からトップを奪う。スイープ直後の佐藤を鍵山がクローズで捕まえる。  クローズドガードから三角、キムラ、ヒップスローを狙う鍵山の仕掛けをしのぎながらガードが割れるタイミングを佐藤が伺う展開が続き、試合時間は残り3分へ。  鍵山がクローズを解除しハーフに切り替えるタイミングで佐藤が再びパスアタック。ポジションを奪われる事を嫌った鍵山が立ち上がった事で再びスタンドへ。  引き込み、再びリバースデラヒーバの佐藤。右ニースライスパスの体勢でこれを潰しにかかる鍵山という展開が続き、試合終了。試合は判定へ。  パスアタックとリバースデラヒーバの仕掛けが評価されたか、結果は 3-0で佐藤に軍配が上がった。 [nextpage] 中田 ザ・リッチ 大貴が阿部右京に判定勝ち  中田“ザ・リッチ”大貴と阿部右京は、ともにPANCRASEを主戦場とするMMAファイター。OOTA DOJOの阿部右京は柔道黒帯、柔術茶帯でチョークの名手。前戦はHEATでライト級王座に挑戦している。  対する中田はラグビー、空道をバックボーンに打撃を武器とするが、和術慧舟會HEARTSで組み技も磨き、3月の三宅輝砂戦ではギロチンチョークによる初の一本勝ちをマークしている。  高橋プロデューサーは、「阿部選手、自分が過去に解説を務めたグラップリングイベント(FINISH)にて大変な強さを見せつけていて、ずっと気になっていました。MMAにも参戦するグラップラーですね。今回参戦して下さる事を光栄に思います。  対するは“ザ・リッチ”のニックネームでお馴染み、PANCRASEのトップコンテンダーでありRIZINにも参戦する中田大貴選手です(HEARTSの先輩です)。相手の加撃も意に介さず前進し、豪打を爆発させる剛腕ストライカーのイメージがある中田“ザ・リッチ”ですが、寝技の技術を身に付けて、Level-Gに殴り込みとなりました。 『“身につけて”って、どの程度よ』と思われるかも知れませんが、僕と石黒翔也さんとのマンツーマンの練習に参加して、3人でガンガングラップリングスパーを回してるレベルです。何をどう身に付けているのかは、試合の時のお楽しみで。きっとグラップリングファンも唸らせる寝技を披露してくれるはずです。お2人のMMAでのこの先のキャリアの先行きも垣間見せてくれそうな一戦、グラップリングファンもMMAファンも、是非会場に見届けに来てください!」と見どころを語る。 ▼第6試合 Level-G スペシャルワンマッチ-73kg契約 7分1R〇中田“ザ・リッチ”大貴(和術慧舟會hearts)[判定3-0]×阿部右京(OOTA DOJO)  開始と同時にハンドファイトで押し合う両者。中田がケージに押込み阿部に壁を背負わせての首相撲の攻防が続く。四つに差したい阿部に組み手を作らせず、1分過ぎ、中田が首相撲からフロントチョークへ。  壁に押し込んでこれを防いだ阿部は立ち上がり際にバックテイクを狙うも中田がこれをさせず、今度は阿部が中田に壁を背負わせる形でスタンドへ。バックテイクのアプローチの際に作っていたボディロックから投げを狙う阿部。  大腰のような前方への崩しを防ぐ中田だが、続く裏投げのような形で阿部が中田からテイクダウンを奪いそのままサイドポジションへ。  数十秒のサイドキープの後、中田がガードに戻してクローズドガードを取る。トップからボディロックパスを狙う阿部に対して、5分過ぎ頃再び中田がフロントチョークを仕掛ける。  これを凌いだ阿部が再びボディロックパスとクローズ割りを試みるも、ここで中田が三角絞めのエントリーのために振り上げた足が阿部の顔面に入り試合は一時中断となる。  レフェリーが試合への影響なしと判断し、ケージ中央、中田のクローズドガードから試合再開。再びボディロックパスを仕掛ける阿部に対して、残り時間50秒の時点で中田が再びフロントチョークへ。阿部がこれを時間いっぱい防ぎ切り試合終了。  フロントチョークでのアタックが評価され、判定3-0で中田に軍配が上がった。
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