2023年12月17日(日)東京・後楽園ホール『Krush.156』の記者会見が、11月28日(火)都内にて行われた。
バンタム級3分3R延長1Rで対戦する、齊藤龍之介(ドージョー☆シャカリキ)と愛瑠斗(健成會)が会見に出席。
齊藤は5歳でキックボクシングを始め、数々のアマチュア大会で優秀な成績を収めると、高校在学中にプロデビュー。2021年のK-1甲子園では東日本予選と全日本の決勝で大久保琉唯と対戦し、いずれも惜敗したが、2023年6月のK-1で延長戦の末に大久保にリベンジを果たした。9月大会では白幡裕星との対戦が決まっていたが、怪我で中止となっていた。プロ戦績は5勝(2KO)1敗。
愛瑠斗は2020年10月のKrush-EXでプロデビューし、篠原広耀にタフファイトで判定勝ち。2021年2月のKrush-EXではカーフキックでしのをKO、5月のKrush本戦では光佑にもKOと3連勝を飾ったが、8月の「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」では鬼山桃太朗に判定負け。2022年2月には「第3代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」のリザーブマッチに抜擢されたが、倉田永輝にKO負けを喫した。2023年3月に光佑をKOして再起したのも束の間、4月に岩尾力にKO負け。前戦はBigbangで鈴木太尊から勝利を収め、戦績を6勝(3KO)4敗とした。
「55kgから落として53kgでKrushでは一発目なので、しっかり勝って年明けでまたいい試合して、ベルトに行ければと思います」と愛瑠斗。齊藤は「9月に出場する予定だったんですがすいませんでした。治療機関にやれることは全てやってきたので期待してくれたら嬉しいです」と挨拶。
互いの印象を聞かれると、愛瑠斗は「身長が高くていっぱい蹴って来る。顏もカッコいいのでしっかり倒したい」、齊藤は「話が来た時は55kgの選手だと思っていて。パワーがあると思うけれどスピードとテクニックは自分の方が全然上だと思うので圧倒して勝ちたいと思います」とする。
53kgに落として2戦目となる愛瑠斗は「減量もずっと55kgの時はラクで、53kgにして55kgよりはきついけれど殴られても蹴られても軽いなくらいの感じでしたね」と、55kgを経験しているから53kgの攻撃は軽く感じるとし、「相手が恐怖を覚えるくらい圧倒してKOで勝ちたい」と言ってのける。
それに対して齊藤は「もちろんKO勝ちがいいんですが、狙うと固くなって動きが悪くなるので、隙を突いていけるなら倒したいと思います」と倒せる時に倒しに行きたいとした。
最後に、自分のアピールポイントを聞かれると、愛瑠斗は「俺、ギャンブルが好きなのでギャンブルでは他の選手に負けないですね。パチンコとスロットを主にやっています。最高で勝ったのは16万円くらい」と、ギャンブラーぶりでは他の選手に負けないと豪語。
齊藤は「K-1ルールはパンチの強い人が多くてそれでKOが多いけれど、自分は蹴りでも倒せるところを試合で見せていけたらなと思います」と、持ち味の蹴り技でKOを見せたいと話した。