GLORYでは海人の方がランキング上位となるため、タイトル再挑戦へ向けて絶対に落とせない試合となった
2023年12月16日(土)東京・両国国技館『RUF presents RISE WORLD SERIES 2023 Final Round』の追加対戦カードが発表された。
シュートボクシング世界スーパーウェルター級王者でRISEミドル級王者である海人(TEAM F.O.D)の緊急参戦が決定。RISEvs.GLORYの対抗戦に出陣する。
SBの絶対的エースの海人は2014年2月にデビュー。2017年11月にトーナメントを制してSB日本スーパーライト級王座を獲得し、2018年11月にはS-cup2018 -65kg世界トーナメント優勝。その活躍はSB内だけに留まらず、2016年以降はRISE、RIZIN、KNOCK OUTで全勝。2022年6月の『THE MATCH 2022』ではK-1 WORLD GPウェルター級王者・野杁正明を延長R判定3-0で破った。
12月にはGLORY世界ライト級1位ストーヤン・コプリヴレンスキーに判定2-1で勝利。2023年3月にはイ・ソンヒョンに判定勝ちでRISEミドル級王座を奪取し、6月にサモ・ペティとの再戦を制してSB世界スーパーウェルター級王座を獲得と驚異の18連勝をマークしたが、8月のGLORYで世界王者ティジャニ・ベスタティに敗れ王座奪取ならず。11月の再起戦ではマサロ・グランダーを初回KOに仕留めた。戦績は53勝(23KO)7敗1無効試合。
海人はグランダー戦後のマイクで「僕は満足してないし、12月のRISE、GLORYとの対抗戦にもうひと枠、僕を加えて欲しいです」と今大会への出場をアピールしていた。それが実った形だ。
その海人に用意された相手は、元Enfusion王者のモハメド・ジャラヤ(モロッコ)。ジャラヤは16歳でEnfusionにてプロデビューし、18歳で同団体の王座に就いた。2019年12月のGLORYではマサロ・グランダーに勝利している。『バダ・ハリ2世』と称されるオランダ系モロッコ人で、ガードが固く、小さく構えるクラウチングスタイルでガンガン前に出て打ち合い左右から繰り出されるロングフックが武器。2月の『GLORY 83』でGLORY復帰戦が決まっていたが怪我で流れていた。戦績は65勝(36KO)8敗。
海人戦の決定でGLORYとの対抗戦は全7試合に。また、今後RISEとGLORYの共同で新たなスキ―ムを作るためこれまで対抗戦の名称として使用していた「RIVALS」は終了。今大会は「RISE×GLORY」として実施されることになった。