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【GLADIATOR】フェザー級でじゅんvs.高橋孝徳、フライ級で国際戦チェ・ドンフンvs.久保健太、イ・スンチョルvs.澤田政輝、バンタム級注目の空手家・吉田開威と南友之輔、日本拳法王者の木村柊也がMMAデビュー!

2023/11/27 21:11
 2023年12月9日(土)大阪・豊中市176BOXで開催される『GLADIATOR 024』追加カード10試合が発表された。  第3代GLADIATORバンタム級王者じゅん(総合格闘技道場Reliable)が4年8カ月振りの復帰戦で、GRACHANフェザー級1位の高橋孝徳(リバーサルジム新宿 Me,We)と対戦する。 ▼GLADIATORフェザー級 5分3Rじゅん(総合格闘技道場Reliable/第3代GLADIATORバンタム級王者)高橋孝徳(リバーサルジム新宿me.we/GRACHANフェザー級ランキング1位)  同大会の「GLADIATORライト級次期挑戦者決定戦」でグスタボ・ショーマン・ウーリッツァーと王座を争う田中有、フェザー級でバットオチル・バットサイハンと国際戦を戦う中川皓貴と同じ総合格闘技道場Reliable神戸を率いるじゅんは、勝っても負けても会場を熱狂の渦に巻き込むアグレッシブなファイターだ。  対して高橋は、ケージレスリングを軸とした堅実な戦いでGRACHANではフェザー級王座決定トーナメント決勝まで勝ち上がった実力選手。ファイトスタイル的には水と油の両者の対戦で、どちら自身を通すことができるのか。 ◆じゅん「高橋選手、ほんとうは打撃で試合したいんじゃないんですかね」 「GLADIATORは、いつも選手の事を一番に考えてくれている凄く良い大会です。GLADIATORがインディ団体と言うてる人がいるなら、アホかと言うてやりたいですね(笑)。弱い外国の選手ではなく、強い外国の選手を使っている所にも惹かれます。ここに勝てないと世界で勝負出来ない事を明確にさせているので、世界を目指す選手にはめちゃくちゃいい刺激だと思います。余談ですが、凄い金額がかかっている団体だと思っていますが、一体いくらくらいかかっているんですか?(笑)。相手選手(高橋孝徳)のことは組みの展開が得意で、そこから判定で勝ちに行くって感じの印象です。  でもキックパンツで試合しているのを見ると、ほんとうは打撃で試合したいんじゃないんですかね? 僕は約5年ぶりの試合でもともと1階級下でやっていたのでパンチもキックも弱いはずです! 日本でトップの選手でもないので、相手の方からすると打撃の試合をやるのにお手頃の相手なんじゃないですか? 僕は盛り上がる試合しかする気がありません。組みでも寝かされても、盛り上がる事したります! 勝つにこした事はありませんが、お客様や興行主様が喜ぶ試合にしたいです。なんで打ち合ってくれれば嬉しいです。  こんな事言うたらダメですが、ここで僕を倒してくれれば、また僕のジム生が相手選手を倒しに行くというストーリーが出来るので、面白いんじゃないんですかね。僕は倒れないですけどね。僕はもう選手活動はする気が無かったんですが、色々と考える事があり、その結果また試合をする事にしました。櫻井代表への恩返しになるか分かりませんが、そうなれればいいです」 ◆高橋孝徳「これまでよりも攻撃的なファイトに」 「関西のみならず、アジアの各国から強豪選手が参戦するGLADIATORに初めて出場する機会をいただき光栄に思います。私個人としては、前戦でGRACHANのタイトル獲得に失敗(小島勝志に判定負け)してからの再起戦となります。もう一度頂点を目指す上で、しっかりレベルアップした姿をお見せいたします。これまでよりも攻撃的なファイトにご期待ください」 [nextpage] ▼GLADIATORフライ級 5分3R久保健太(GSB多治見)チェ・ドンフン(チームMADポパン/DOUBLE GFCフライ級王者)  2023年1月大会に来日し、当時のフライ級王者NavEとの対戦が決まるも負傷欠場となっていたDouble GFCフライ級王者チェ・ドンフン(チームMADポパン)の仕切り直しの参戦が決定した。  24歳のドンフンは、アマMMA8連勝からプロMMA4戦無敗。2022年5月にキャリア3戦目にしてイ・ジュンヨンに判定勝ちで、Double GFCフライ級王座に就き、2022年8月にはキム・ヒョリョンにも判定勝ちで王座防衛を果たしている。また、キック1勝、コンバットサンボでは全国選抜大会で3位に入賞しているオールラウンダーだ。 (C)DEEP  対するは、GSB多治見の久保健太。MMA8勝3敗の久保は、2022年11月の『RIZIN LANDMARK Vol. 4』で岡本秀義に2R TKO勝ちするなど3連勝も、2023年1月の『GLADIATOR 020』で宮城友一に一本負け。4月の前戦では田中義基に判定勝ちを収めている。  MMAの理解度が深まったことで、さらに打撃の威力が増したという久保と、進境著しいチェ・ドンフンの一戦は、現在空位のフライ級戦線に大きな影響を与えるファイトとなる。 ◆久保健太「相手に不足はない」 「『GLADIATOR 024』大会への出場オファーを頂きありがとうございます。前回出場させて頂きました『020』大会での宮城友一選手との試合では、不甲斐にも敗退してしまい、とても悔しい思いをしました。宮城選手という偉大な選手を相手に、それなりに懸けていた思いがありました。しかし試合直前の5日前まで初のコロナにかかり寝込んでしまい、一時は試合欠場となる状況まで陥っていたこともあったことから、僕自身にとっては不完全な試合となってしまいました。それでも試合に出場し戦ったこと、宮城選手と試合をさせて頂いたことに何一つ後悔はしていません。そんな状況の中でも試合をした自分に誇りも持っています。その悔しい思いから、その後のDEEP名古屋大会でタイトルを持つ選手から勝利を収めては、GLADIATORでの挽回を待ち望みながらに日々トレーニングと練習の日々を重ねてきました。  そしてようやくそのチャンスを頂き、対戦相手をお聞きしたところ海外の強豪選手、韓国のダブルGFCという団体の現王者であるチェ・ドンフン選手でした。戦歴等を確認したところ、MMA無敗の柔道ベース、コンバットサンボでは韓国国家選抜選手権優勝とかなりの実績がある強豪選手でした。対戦相手に不足はありません。むしろ他団体の現王者相手に僕を指名して頂けたことに感謝と敬意の気持ちを持って、全力で闘い勝利を手に入れます。  韓国の選手とはRoad FCやCMAでこれまでに何度か戦ったことがあります。CMAカイザーでは僕もタイトルを獲りました。ここはGLADIATORのリング、今では僕もGLADIATORの顔の一人でもあると自負しています。この対戦カード、試合で盛り上げるのも、勝利するのも僕じゃないといけないんです。僕も良い年齢(41歳)になりました。格闘技人生長くはないと思います。今大会に勝利し、GLADIATORフライ級トーナメントに選抜して頂き、そこに宮城選手がいれば再戦はもちろんのこと、行けるところまで駆け上がり王座に君臨することを目指します。試合当日、楽しみにしていて下さい。注目していて下さい。宜しくお願い致します」 ◆チェ・ドンフン「半殺しにするぐらいの覚悟を持って戦う」 「自分はこんなイケメンですが、GLADIATORからチャンスを貰えたことで相手を半殺しにするぐらいの覚悟を持って戦います。応援よろしくお願いします。押忍」 [nextpage] ▼GLADIATORフライ級 5分2R澤田政輝(矢田道場)イ・スンチョル(DK GYM)  また、同じくフライ級ではもう1人の韓国人ファイター=イ・スンチョル(DK GYM)が来日し、澤田政輝(矢田道場)と対戦する。キャリア5勝1敗のウェルラウンダーであるイ・スンチョルに対し、今回が2戦目(※5分1RのOPファイトは含まず)の澤田が大抜擢された。豪快な打撃、重きりの良いサブミッションの仕掛けと将来を嘱望されている澤田の『強い相手と戦いたい』という気持ちが買われ、国際戦に抜擢となった。 ◆澤田政輝「一番面白い試合する」 「オープニングファイトから出て。ここで有名になりたいって思ったのがGLADIATORでした。GLADIATORで有名になりRIZINとか世界に行けるように頑張ります。今回強い相手を候補に挙げて交渉してくださり、自分にとって大事な試合を組んでくれたと思います。強い相手と戦える事が最高のチャンスだと思うので、一番面白い試合するので、皆様見ていてください」 ◆イ・スンチョル「タイトルに通じる試合に」 「日本のファンの皆さんは、自分のことを知らないと思いますが、GLADIATORのタイトルに通じる試合になるかもしれないので一生懸命戦い、自分の出来ることをすべて駆使し、日本のファンに満足してもらえる試合を見せたいと思います。頑張りますので、応援よろしくお願いします」 [nextpage] ▼GLADIATOR 60kg契約 5分2R和田教良(ガイオジム)シン・ジェヒョク(Team Geek)  和田教良はアマチュア修斗で何度も優勝を重ね、プロデビュー後はPANCRASEや修斗で7勝4敗1分の戦績を重ねたベテランファイター。約5年振りと参戦となったグラジエーター9月大会では梅川毒一郎に勝利し、グラジ・フライ級戦線で存在感を増しつつある中、今回韓国の新鋭と対戦が決定した。  対するシン・ジェヒョクはまだ戦績は浅いものの『Black Combat Champions League 22-23: 9th Week』に出場し、勝利を収めている新鋭ファイター。和田が巧みな試合運びで勝利を収めるか? シンが勢いに乗り勝利を収めるか? [nextpage] ▼GLADIATORバンタム級 5分2R吉田開威(朋武館)フェルナンド(SMOKER GYM/ピットブルブラザーズ)  吉田は、剛柔流を学びながら、硬式空手やフルコン空手で活躍。2023年の全日本硬式空手道選手権で二連覇を達成するなど、現在も積極的に空手の試合に出ている。2019年にカザフスタンで開催されたIKKFアジア硬式空手で優勝経験がある一方で、南はカデットで世界王者となり、ドバイで行われたプレミアリーグで2位入賞と世界を舞台に戦ってきた。9月のプロ2戦目で空(TOPKING)に判定勝ち。  対するフェルナンドは7勝2敗。2022年12月のDEEP大阪で松本レイに1R 腕十字で一本勝ち後、2023年3月のGLADIATOR 021で藤岡陸にスプリット判定負け。6月大会では今村豊に腕十字で一本勝ちしている。 [nextpage] ▼GLADIATORバンタム級 5分2R南友之輔(BRAVE GYM)健太エスペランサ(TKエスペランサ)   南も剛柔流出身でポイント制の全空連、KTFルールで活動。全中大会で9連覇の偉業を達成した浪速中から浪速高校、そして近大で空手に打ち込んだ後にBRAVEに入門。MMA一本の競技者生活を送っている。9月のプロMMAデビュー戦で小松祐貴を2R KOに下した。  健太エスペランサは柔道ベース。8月の修斗広島大会『TORAO30』ではネインデイネッシュに2R TKO負け。大阪で再起を期す。 [nextpage] ▼GLADIATORフェザー級 5分2R田口翔太(総合格闘技Asura)木村柊也(BRAVE GYM)  さらに、フェザー級(5分2R)では、宮田和幸代表率いるBRAVE GYMから大型ルーキーの木村柊也がプロMMAデビューを果たす。  明治大学拳法部出身の木村は、第59回と第62回の「全日本拳法個人選手権大会」で優勝。「全日本学生拳法個人選手権大会」では3連覇を飾っている日本拳法の強豪だ。プロ格闘技では、キックボクシングの元王者である猪狩元秀や長江国政、K-1でも活躍した皇治、長島☆自演乙☆雄一郎ら立ち技勢に加え、MMAファイターの中村優作、古賀愛蘭、芳賀ピラル海ら日本拳法をバックボーンに持つ格闘家は多数いる。  レスリングベースのイメージが強いBRAVE GYMだが、伝統派空手出身の野村駿太、黒井海成、南友之輔らをはじめ、日本拳法とも交流したフルコンタクト空手出身の上田幹雄、伊藤空也ら空手家も多い。投げも組みも認められている日本拳法出身の木村は、BRAVEでは自ら組むことも厭わないといい、MMAでポテンシャルを発揮することができるか。 [nextpage] ▼GLADIATORライト級 5分2R八木敬志(猛者連)スモーキー(TKエスペランサ)  八木敬志は「格闘DREAMERS」、WARDOG、そしてGLADIATORで着実に結果を残し、2023年7月から母の母国であるフィリピンのCFCでライト級ワンデートーナメントに参戦。1回戦でレイドン・ロメロにスプリット判定で勝利するも、決勝で2R TKO負けで戴冠ならず。しかし、現地でも両手でのドンキーコングパンチで観客を沸かせている。日本に戻り、再起を誓う八木は、9月大会でエフィヴィガ雄志と大熱闘の末に判定負け。連敗からの脱出なるか。対するスモーキーは修斗TORAO GIGで貞永大輔に判定勝ち後、2022年5月の前戦では深見弦汰に1R KO負けしている。  ほか、10カードは以下の通り。 [nextpage] BODYMAKERpresents『GLADIATOR 024』カード 2023年12月9日(土)大阪・176box開場/12:00 開始/13:00予定 【追加カード】 ▼GLADIATORフライ級 5分3R久保健太(GSB多治見)チェ・ドンフン(チームMADポパン/DOUBLE GFCフライ級王者) ▼GLADIATORフェザー級 5分3Rじゅん(総合格闘技道場Reliable/第3代GLADIATORバンタム級王者)高橋孝徳(リバーサルジム新宿me.we/GRACHANフェザー級ランキング1位) ▼GLADIATORフェザー級 5分2R水野 翔(総合格闘技スタジオSTYLE)今村 滉(CB IMPACT) ▼GLADIATORバンタム 5分2R吉田開威(朋武館)フェルナンド(SMOKER GYM/ピットブルブラザーズ) ▼GLADIATORフェザー級 5分2R田口翔太(総合格闘技Asura)木村柊也(BRAVE GYM) ▼GLADIATORバンタム級 5分2R南友之輔(BRAVE GYM)健太エスペランサ(TKエスペランサ) ▼GLADIATORフライ級 5分2R澤田政輝(矢田道場)イ・スンチョル(DK GYM) ▼GLADIATOR60kg契約5分2R和田教良(ガイオジム)シン・ジェヒョク(Team Geek) ▼GLADIATORフライ級 5分2R古賀珠楠(スタジオSTYLE)宮川日向(SMOKERGYM) ▼GLADIATORライト級 5分2R八木敬志(猛者連)スモーキー(TKエスペランサ) ▼GLADIATORフェザー級 5分2R袖裂雄貴(EXARES)福山佳祐(BRAZILIAN・THAI) ▼OP アマチュア フライ級 3分2R伊藤琥太郎(総合格闘技道場reliable)辻本涼太(POLARGYM OSAKA) 【既報カード】 ▼GLADIATORバンタム級 5分3R竹中大地(パラエストラ和泉)テムーレン・アルギルマー(Shiqen Beelii/第6代GLADIATORバンタム級王者) ▼GLADIATORバンタム級 5分3R上久保周哉(Tri.H/頂柔術)シン・ジェヨン(TEAM CROWS/韓国) ▼GLADIATORライト級次期挑戦者決定戦 5分3R田中 有(総合格闘技道場Reliable)グスタボ・ショーマン・ウーリッツァー(BRAZILIAN・THAI) ▼GLADIATORフェザー級 5分3Rチハヤフル・ズッキーニョス(MIBURO)河名マスト(ロータス世田谷) ▼GLADIATORフェザー級 5分3R中川皓貴(総合格闘技道場Reliable)バットオチル・バットサイハン(Shiqen Beelii)
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