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【Krush】“居合パンチ”町田光が3年ぶり復帰、KNOCK OUTから大谷翔司参戦で大沢文也が迎え撃つ、元OPBF王者・小浦翼がデビュー戦

2023/11/24 12:11
 2023年12月17日(日)東京・後楽園ホール『Krush.156』の対戦カード第一弾が発表された。“全面開国”を宣言したK-1グループらしく、今大会には他団体からの参戦あり、興味深いカードが並んだ。 ▼Krushライト級 3分3R延長1R大沢文也(ザウルスプロモーション/第7代Krushライト級王者)大谷翔司(スクランブル渋谷/JAPAN KICKBOXING INNOVATIONライト級王者)  KrushとKNOCK OUTが激突。大沢は小学生の時から始めたボクシングで優れたテクニックを持つベテラン選手。2018年9月にはKrushライト級王座に挑戦してタイトル奪取ならずも、同年12月の「K-1ライト級世界最強決定トーナメント」では準優勝を果たした。2022年4月に瓦田脩二を破り、第7代王座に就くと8月のK-1ではデンサヤームに判定勝ち。2023年6月の初防衛戦では1月に無効試合となった里見柚己との再戦に敗れ、王座を失ったが、7月のK-1で東本央貴からダウンを奪って勝利。戦績は30勝(3KO)20敗3分1無効試合。  大谷は陸上自衛隊徒手格闘部隊出身。2016年にデビューし、2020年8月にJAPAN KICKBOXING INNOVATIONライト級王座に就いた。12月にはKNOCK OUT-BLACKライト級王者バズーカ巧樹に勝利も、2021年5月のタイトルマッチでの再戦では判定負け。2022年4月には『RIZIN TRIGGER 3rd』で初回KO勝ちも、7月には梅野源治に3RでTKO負け。12月には庄司啓馬にKO勝ちで再起を果たすと2023年4月に力斗にKO勝ち。6月はKrushに乗り込んで児玉兼慎から判定勝ちしたが、9月のKNOCK OUT-BLACKライト級王座決定戦で久井大夢に敗れた。戦績は18勝(10KO)9敗3分。  9月のKNOCK OUTでは第6代Krushフェザー級王者・玖村修平が乗り込むも、栗秋祥梧に初回KO負けを喫している。前述の通り大谷もKrushで勝利をあげており、大沢は一矢報いることが出来るか。 ▼Krushウェルター級 3分3R延長1R町田 光(飯伏プロレス研究所/元WPMF世界スーパーフェザー級王者) デンサヤーム・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/M-1 JAPANスーパー・ウェルター級王者)  異色のカードが組まれた。町田は38勝(11KO)18敗3分と60戦近いキャリアを持ち、WPMF世界スーパーフェザー級王座、所属するINNOVATIONのスーパーフェザー級王座など計5つのタイトルを獲得してきた日本トップクラスの実力者。近年はKNOCK OUTを主戦場として活躍し、2017年12月には大月晴明を右ハイキックでKO。2019年7月にはRIZINにも出場した。  また、シュートボクシングに参戦した際には見事なバックドロップを決めたことも。元々はプロレスラー志望ということもあり、数々のオリジナル必殺技を開発。居合抜きの動作を取り入れた“居合パンチ”は町田の代名詞となっている。2021年12月30日に自身のSNSにて引退を発表していたが、今年10月に「3年ぶりに格闘技の試合に出ようと思う。どこの団体にするか…」と復帰宣言。しばらく試合から離れていた町田は武術を学んでおり、「試合で体現したい」というのが復帰の理由のようだ。  対するデンサヤームは20歳ながら79勝(8KO)27敗3分の戦績を持つムエタイの猛者。175cmの長身サウスポーで、ロングリーチを活かして蹴り技を得意とする。2019年『True 4U』のバンタム級トーナメントで優勝。2020年3月の『K'FESTA.3』でK-1初参戦を果たし、判定負けも武居由樹を長い手足から繰り出すパンチと蹴りで苦しめた。2022年から日本に移住し、武居戦から3階級上げての参戦となった2022年8月の大沢文也戦では組み付きを多用したため減点となり、判定負け。2023年7月には鈴木勇人に初回KO負けを喫したが、11月にKNOCK OUTのオープンフィンガーグローブ戦に臨み不可思に判定3-0で勝利した。  町田が学んだ武術がムエタイにも通用するのか。また、居合パンチはKrushでも通用するのか。 ▼Krushバンタム級 3分3R延長1R白幡裕星(K-1ジム総本部チームペガサス/初代KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者)小浦 翼(K-1 GYM横浜infinity/元プロボクシング 第21代OPBF東洋太平洋ミニマム級王者)  白幡はアマチュアで多数の経験を積み、2018年10月にプロデビュー。2019年12月1日にはMuayThaiOpenスーパーフライ級王座を獲得。2021年2月にはKNOCK OUT-REDスーパーフライ級王座も奪取し、6月にプロボクシング元日本ライトフライ級王者・悠斗を破った。2022年3月、RIZINで吉成名高に挑むもTKOで敗れている。2023年2月にKrush初参戦で第6代Krushバンタム級王者・吉岡ビギンを再三の偶発的なローブローがあったものの判定で破った。6月にはK-1で壬生狼一輝に判定負け。9月にKrushで試合が組まれていたが対戦相手の欠場に不戦勝に。戦績は14勝(1KO)5敗1分。  小浦はカシアス内藤のE&Jカシアス・ボクシングジムから2014年8月にプロボクシングでデビュー。2015年東日本新人王、全日本新人王(ミニマム級)となり、2017年7月にはKOでOPBF東洋太平洋ミニマム級王者となった(3度防衛)。15勝(10KO)2敗1分の戦績を残し、2022年10月の試合を最後に引退。今回Krushでのデビュー戦を行う。  今後はフライ級(-51.0kg)でのファイトも視野に入れており、現Krushフライ級王者の悠斗にはプロボクサー時代に勝利(2015.9.24後楽園で判定勝ち)を飾っているだけに、流れ次第ではKrushで元プロボクサー対決が見られるかもしれない。白幡もその悠斗に勝利を収めている。
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