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【K-1】近藤魁成、松岡力戦は「この試合で僕が勝つにはKOしかない」兄に勝利のバトンをつなげるか

2019/08/13 21:08
【K-1】近藤魁成、松岡力戦は「この試合で僕が勝つにはKOしかない」兄に勝利のバトンをつなげるか

松岡戦でもこの左フックがうなりを上げるか (C)M-1 Sports Media

2019年8月24日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイト in 大阪~』の第3試合、ウェルター級スーパーファイト3分3R・延長1Rで、松岡力(K-1ジム五反田チームキングス)と対戦するK-1甲子園2017・2018 -65kg王者・近藤魁成(大成会館)が公開練習を行った。

 近藤は幼少期より空手を学び、難病を克服して2017年に高校1年生でK-1甲子園を制覇。2018年3月にプロデビューを飾り、2018年K-1甲子園を連覇。2勝無敗1分の戦績で今年5月、木村“フィリップ”ミノルのK-1 KRUSH FIGHTウェルター級王座に挑戦し、KO負けで初黒星を付けられたが、ヒザ蹴りでダウンを先制してあわやの場面を作り出した。


 8月4日に行われた『K-1甲子園』のPR大使を務め、イベント出演の関係で東京に残ってトレーニングを積んでいた魁成。この日はK-1ジム総本部の梶原龍児代表を相手に2分1Rのパンチのミット打ちを披露した。

 練習の合間に格闘技以外の仕事をこなして多忙な日々を過ごしている魁成だが「新しい技だったり色々と練習してきて、それが良い感じにハマって来ている」と新たな技術の習得に意欲的に取り組んでいる。また解説を務めたK-1甲子園の試合を振り返り「みんなレベルが高くなったと思います。今年の甲子園の子たちに負けないように僕も頑張りたい」と高校生ファイターたちから刺激も受けた。


 5月の『K-1 KRUSH FIGHT』後楽園大会でのウェルター級タイトルマッチで魁成は木村“フィリップ”ミノルからヒザ蹴りで先制のダウンを奪ったものの、最後は王者の豪腕に沈んだ。

 魁成曰く「木村選手はパワーもあって下がらせられる部分もあったんですけど、ヒザ蹴りは狙っていたんで練習通りでした」とダウンを奪ったヒザ蹴りは狙い通りの一発だったことを明かし、ジャブの差し合いなど劣勢が予想された展開でも勝負できる手応えを得た。

 その一方で魁成は「正直ダウンを取った後、立ってくると思っていなかったので、チャンピオンの気持ちの強さというか、流石チャンピオンだなと思いました」とベルトを巻く人間の強さを感じ「全体的に改善していかないといけないし、もっと自分をストイックに追い込める選手にならないといけない」と更なる向上心が芽生えた。


 対戦相手の松岡について魁成は「僕も強いと思っているし、周りの人に聞いても『松岡選手は強い』と言われます。それは僕も分かっていることですが、絶対に僕の方が面白い試合をすると思うので、当日は僕が勝って面白い試合にしたいと思います」と断言。松岡はオールラウンダーという観点から、木村より戦いにくい相手という見方もあるが「そういったことも考えた上でしっかり準備しています」と松岡対策も万全だ。

「判定で勝つことはないと思うので、この試合で僕が勝つにはKOしかない」とKO勝利宣言する魁成。今回は兄・拳成と揃い踏みの地元・大阪大会出場で、拳成は大和手哲也と対戦する。兄弟揃ってキャリアが上のファイターに挑む図式の試合となる。

 試合順として兄よりも先に試合をする魁成は「僕が3試合でお兄ちゃんが5試合目。僕も兄も挑戦者じゃないですけどベテランに挑むという意味では同じ試合なので、僕が先に勝って兄につなげたいですね」と松岡に勝って、兄に勝利のバトンをつなぐと意気込んだ。


 魁成は以前から対戦したい相手として野杁正明の名前を挙げていたが「今回の大阪大会には野杁選手以外に木村選手など同じ階級の選手が出てるので、他のウェルター級の試合には負けたくないですね」と静かに対抗心を燃やす。

 最後に「8月24日、新しい近藤魁成に期待していてほしいです。応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。

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