YA-MAN戦後の心境を語った朝倉未来(C)RISE CREATION/ゴング格闘技
2023年11月19日(日)都内某所で開催された全試合オープンフィンガーグローブマッチのキックボクシング大会『FIGHT CLUB』。そのメインイベントでYA-MAN(TARGET SHIBUYA)に1R1分17秒でKOされた、朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)が自身のYouTubeチャンネルにて心境を語った。
「いま一人で動画を撮っているんですけど」と語り始めた朝倉は「YouTubeで最後に出した動画だったり、インスタの投稿だったりが、記憶が曖昧な中で、そのときの心境を投稿したと思うんですけど、次の日、記憶のほとんどが戻って、まあ、試合中の記憶はいまだに無いんですけど、いろいろずっと一人で考えました」「いまの立場だったり、今回の負けの意味だったり、これからのことだったりをずっと一人で考えて、ある程度まとまったので皆さんに話そうかなと思って、いま撮っています」と、動画を出した理由を説明。
「客観的に見て引退だな、みたいなことを言っていて、それは記憶が戻った今でも引退と言うか、もう“ここまでかな”みたいな気持ちは強くて、そんくらい今回の負けのショックはデカいです。ただ、“こんなダサい終わり方でいいのか”みたいな“やり返しにいきたい”みたいな、そんな心の闘争本能の火みたいなものも感じていて」と、まだ燃え尽きてはいないことに気付いたとする。
「今回、無事、勝利したら年末も出る予定だったんですけど、なんか今回の負けを受けて“年末やり返しに行きたいな”みたいな気持ちもあったんだけど、それは友達とかに言ったら『絶対やめとけ』ということで、たしかにそうかという感じで年末に出ることはないんですけど──何が言いたいかって言うと、落胆して“ここまでか”っていう気持ちと“まだやれるんじゃないか”っていう誰かのためにとかじゃなく、自分自身がやり返しに行きたいという気持ちもあって、格闘家としての気持ちは残っているなっていうのは思います」と、RIZIN大晦日に出るつもりもあったという。
続いて、「格闘技だけをやっている朝倉未来が好きなファンもいると思うし、試合を2、3カ月やらないとやっぱり『練習しろ』とか『試合を早くしろ』とか、そういう声はすごい出てきていて、それは結構、格闘家として、人を楽しませるっていう自分の性格にも響いてくるし、格闘家としても試合しなきゃっていう気持ちも出て来るし──要するにそれが結構、重荷になっていたというか、ストレスに感じていた部分も正直ありました」と、ファンからの期待がストレスになっている部分もあったと告白。
YouTuber、BreakingDownのCEO、実業家・経営者と様々な顔を持っているため、格闘技に集中していないように見えることから「練習しろよ」と言われることが重荷になっていたようだ。