王者erika(右)は初防衛戦、小林は本来のアトム級から一階級上に挑む
2023年11月18日(土)東京・後楽園ホール『RISE 173』の前日計量&記者会見が、17日(金)都内にて14:00より行われた。
RISE QUEENミニフライ級(-49kg)タイトルマッチ3分5R無制限延長Rで対戦する、王者erika(=名前の後ろにハートマーク/SHINE沖縄)は48.9kg、挑戦者同級2位・小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM)は48.9kgで計量パス。
続いての会見で小林は「明日は必ず盛り上げる試合をして、ベルトを巻いてMVPもベストバウトもベストKOも全部持っていく試合を見せる」と、タイトルだけでなく三賞も独占すると力強い宣言。
迎え撃つerikaは「女子のみんながちょいちょい試合しているけれど、女子が大きい大会で盛り上げることがなくなってしまっているので伊藤代表の心を動かすような、アツい試合をしてこのベルトを沖縄に持って帰ります」と、小林同様に試合内容にもこだわって初防衛に成功するとした。
一階級下のアトム級ランカーでもある小林は47.9kgと1.1kgもアンダー。このことについて「元々階級を上げる時から体重は足りてないのは分かっていたので、無理には増やさずの結果です。スピードあるし、パワーもキレも落ちていないので、一番いい状態で上がれます。明日は今日と同じか、それよりも軽いかも」と増量はせずベストコンディションで挑めるように調整してきたと説明。
これが初防衛戦となるerikaは心境を聞かれると「決まった時は(プレッシャーを)感じていたけれど、練習で仲間たち、会長の言葉を聞いてやることやって防衛しないといけないと思いました」とプレッシャーは振り切ったと言い、小林のファイトスタイルについて「私も大好きなスタイルなのでどれだけ楽しい試合が出来るか。私が勝ちますけれど楽しみにしています」とする。
小林も「自分もerika選手のスタイルは好きで。元々、好きな選手だったんです。根性もスタミナもパワーも圧力も凄くて。一切気持ちを切らせない。試合中の表情もいいと思ったけれど、明日は表情がなくなるくらいパンチでぶっ飛ばします」と、erikaのスタイルが好きだったと互いを認め合った。
フェイスオフでは自ら近寄って睨んだ小林。その理由を聞かれると「理由は特になかった」としながらも「相手と会った時から試合は始まっているのにニコニコして」と、微笑んでいたerikaが気にくわないとしたが、erikaは「そう言う相手が笑いそうになっていたので、私が笑ってしまいました(笑)。でも気合いが伝わったのでぶつかって行きたいと思います」と小林の気迫は伝わったとする。
また、小林自慢の強打についてerikaは「問題ないと思います」ときっぱり。これを聞いた小林は「問題ないと感じているなら、喰らって倒れますね」とナメていると痛い目に遭うぞと宣告した。