ブラボの大逆転KO勝ちでルンピニースタジアムは興奮の坩堝と化した(C)ONE Championship
2023年11月10日(金)タイ・ルンピニースタジアムにて開催された『ONE Friday Fights 40』で勝利した、リカルド・ブラボ(アルゼンチン/ウィラサクレック・フェアテックスジム)のインタビューが主催者を通じて届いた。
ブラボはONEムエタイルールのキャッチウエイト(74.84kg)3分3Rでオリバー・ハンセン(ノルウェー)と対戦。1Rに2度のダウンを奪われる大ピンチに追い込まれながらも、攻撃は最大の防御なりを体現して守りに入らず攻撃の手を休めない戦いぶりで3Rに3度のダウンを奪い返して大逆転KO勝利を飾った。KOタイムは試合時間残り1秒だった。ブラボはこれでONE2連勝。
ライト級で大丈夫かなと感じたのでチームと階級の話はしなくちゃいけない
――1Rにダウンを取られながらも、最後は有言実行のKO勝利でした。今の気持ちを教えてください。
「もう少し簡単な試合になるのかなと思っていたけど、1R目に良いパンチをもらいダウンを取られてちょっとびっくりしました。でも諦めなかったので、3Rまで我慢して、3RでKOできたのですごく嬉しいです。決めたことをちゃんとできたから、すごく嬉しいです」
――ラウンド間のインターバルではどんなことを考えていましたか。
「やっぱり休憩の時、自分の普段の体重が75~76kgしかないから、相手がデカいなってことを思っていた。休憩中にこの階級(ライト級)で大丈夫かなと感じたので、後で自分のチームとその話をしないといけない。あとはちゃんと自分の家族のことを考えていて、勝っても負けても良いけど、本当に良い試合を、最後まで良い試合をしような、と思っていました。それで最後のラウンドにぶっ飛ばしに行きました」
「そんなに覚えていないけど、相手がちょっとずつスタミナが切れて、ボディが効いたね、とか言われたかな。行けるから、諦めないで!と良いサポートをしてくれて、本当にありがたいです」
――対戦相手、ハンセン選手と戦ってみて、改めての印象を教えてください。
「強いか弱いかは本当に言わないけど、自分の身体より凄く大きい。計量の日、自分は余裕で1kgアンダーでしたが、相手はギリギリに落としてきた。今日会った時に、5~6kg戻ったかなと思った。思っていたより、めちゃくちゃデカかった。だから(チームと)階級の話はしなくちゃいけないけど。強かったし、気持ちも強かったし、デカかったです」
――これで2連勝となりました。次は誰と戦いたいですか。
「本当に77kgのベルトを取りたいから、少し休んで怪我を治して、ちゃんと階級のことも相談してから準備をする。77kgだったら、チャンピオンでも良いし、シンサムットでも良いし、強い選手と戦いたいです」
――2連続KO、2連続ボーナスとなりましたが、そのことについての気持ちは。
「ボーナスは嬉しいですけど、諦めなかった。KOできたこと、それが嬉しい。ボーナスもちゃんとお金を貯めて、お母さんを来年日本に呼ぶためにちゃんと準備します」
――これからの目標は。
「ONEのベルトを取りに行きたいです。ちゃんと家族が日本に住むために、頑張ってこっちに呼びたいです」
「みなさん、今日はタイに来てくれたり、ABEMAから応援してくれたり、本当にありがとうございました。スポンサー様も応援してくれて、本当にありがとうございました。まだまだこれからです。自分がもっともっと強いと思ったけど、まだまだ、ダメなポイントがたくさん、気をつけないといけないところもたくさんあるから、もうちょっと身体の準備をして、絶対にベルトを取りに行きますから、みなさん応援してください。頑張ります。あと、来年からウィラサックレックジムが、タイにもオープンしますから、皆さん練習しに来てください。私もいると思いますから、タイでも日本でも練習一緒にやりましょう。ありがとうございました!」