MMA
レポート

【UFC】ペレイラがプロハースカをTKOに下し、GLORYに続きUFCでも二階級制覇! アスピナルがヘビー級暫定王者に。アンドラージがダーンをKO、フライ級エルセグがMMA10連勝、タバサは惜敗

2023/11/12 12:11

▼女子ストロー級マッチ 5分3R
〇ルーピー・ゴディネス(メキシコ)11勝3敗(UFC6勝3敗)※UFC4連勝 115lbs/52.16kg
[判定2-1] ※29-28×2, 27-30
×タバサ・リッチ(ブラジル)9勝1敗(UFC4勝1敗)115.4lbs/52.34kg

 元SEI☆ZAで日本に住み込みで格闘技のトレーニングを積んでいたタバサ・リッチ(ブラジル)。UFCデビュー戦は階級上のフライ級で現ランキング3位のマノン・フィオロに敗れ、MMA初黒星を喫したが、ストロー級に戻すと負けなし。元タイトル挑戦者のジェシカ・ペネから腕十字でタップを奪って勝利し、ランキング入りを果たすと、2023年6月の前戦では、ジリアン・ロバートソンにも判定勝ちし、オクタゴンで4連勝をマークしている。

 今回の対戦相手のルーピー・ゴディネスは、注目のメキシカンファイター。元LFA王者でUFC3連勝中。シンシア・カルビーロ、村田夏南子と激闘を繰り広げたエミリー・デュコーテを判定で下し、2023年9月にはエリス・リードを2R、リアネイキドチョークで極めている。

 1R、ともにオーソドックス構え。細かいステップのリッチは右ローから。ゴディネスもガード固めてどっしり構えて右フック。そのガード上にワンツーの右を当てるリッチ。その入りにゴディネスも右を合わせる。

 続くゴディネスの右にカウンターのダブルレッグからドライブして押し込むリッチ。ボディロックも差し上げるゴディネスが突き放す。

 頭を振ってジャブ・ローのリッチに左フックから右ストレートで押し返すゴディネス。その右に腰を落としたリッチ! すぐに戻して右で差して組むリッチ。しかし、ヒザ蹴りから突き放すゴディネス。

 リッチは左右から右ハイを見せると、追うゴディネスにリッチが左を当てて、ゴディネスの腰を落とさせる。

 2R、左アッパーを突くゴディネス。右ストレートで飛び込むリッチに右ヒザを突く。手数多いリッチは、ガード上に右。ゴディネスは左ジャブを胸元に突き、リッチのバランスを崩させる。リッチは右から左アッパーは遠い。しかし右ローを当てると、左は相打ち。右スーパーマンパンチを当てるゴディネス。しかしリッチも右を返すと、左ミドルハイをガード上に。押し返すゴディネス。回るリッチは金網に詰まらず、ダブルレッグも深追いせず。左ハイ!

 ガード上に受けたゴディネス。左ジャブから右の打ち合いはゴディネス。スイッチも入れるリッチはワンツーから組み。跳ね返すゴディネスにリッチはスイッチして左ストレート! ゴディネスも前に出るが、リッチが右前手でダウンを奪い、パウンドでゴング。

 3R、声を上げながら先にワンツーはリッチ。しかしゴディネスもワンツーの強打を振る。コンビネーション・手数はリッチ。右ローを突き、ワンツーの右で右差し、金網に押し込み、左ヒザ。放し際に右ヒジを突く。

 押し返すゴディネス。ワンツーの右はリッチ。さらにシングルレッグからダブルレッグに入るが、スプロールするゴディネス。力を使ったリッチだが、左ジャブ。ゴディネスの詰めに回ってかわして右ストレート。さらに右ハイをガード上に。

 ジャブ、右ストレートのゴディネスだが単発。リッチはワンツー。左ミドルで角度を変える。追うゴディネスはシングルレッグも、切るリッチはワンツー。さらにワンツーで前に。ゴディネスは左を突いてホーン。鼻から出血。

 判定は、1者が30-27でリッチを支持も、2者が29-28でゴディネスを支持。UFC初の1年間で4勝した女子ファイターとなった勝者は「どのラウンドも僅差なのは分かっていた。タフファイトでクロスファイトだった」と語り、ケージの中でダンスを見せた。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア