2026年3月14日(土)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Fight Night 41』(U-NEXT配信)で、ONE女子アトム級(-52.2kg)ムエタイ世界タイトルマッチ3分5R、王者アリシア・ヘレン・ロドリゲス(ブラジル/Phuket Fight Club)vs.ペッディージャー・ルッカオポーロントン(タイ/Team Mehdi Zatout)の大注目カードが正式発表された。
まだあどけなさが残る面影で“ベビーフェイス”のニックネームを持つロドリゲスは27歳。ブラジルで初期のキャリアを積んだ後、タイへ渡り試合経験を重ねてきた。2019年7月にはプーケットのバングラスタジアムでタイトルを獲得。オープンフィンガーグローブ着用のムエタイ大会『ムエ・ハードコア』で2試合を行った後、2020年8月からONEに参戦。いきなりスタンプが保持するONEアトム級ムエタイ世界王座に挑戦すると、判定勝ちで王座を奪取した。
その後はコロナの影響で試合から離れていたが、2023年3月に暫定王者となっていたジャネット・トッドを判定で破り王座を統一。同時2階級制覇を狙って9月にスミラ・サンデルに挑戦したが、TKO負けでONEでの初黒星を喫した。2025年7月にはヨアンナ・パーソンをKOし、4度目の防衛に成功した絶対王者だ。戦績は35勝6敗。
ペッディージャーは7歳でムエタイを始め、「男の子を打ち負かす少女」として有名になり、10歳で100戦以上を戦い、そのうち70回以上は男子選手との戦いだった。有名になりすぎてテレビで試合が放送されるようになると、タイの法律によって男子選手との試合は禁止に。
2016年2月の『ムエタイオープン』に初来日し、小林愛三と対戦して判定負け。2017年11月にはシュートボクシングに再来日するとMIOに判定負けを喫している。ムエタイで順調に勝ち星を重ねる中、アマチュアボクシングのタイ代表として選ばれ2018年AIBA女子ユース世界選手権48kg級銀メダルになるなど活躍。2022年8月にはプロボクシングデビューも飾っている。
ムエタイでの獲得タイトルは、WPMF世界ミニフライ級王座、WMC世界-45kg級王座、2021THAI FIGHTクイーンズカップ-51kg級優勝など。ONEには2023年3月から参戦し、4連続TKO勝ちを収めると2023年12月には世界最強女王と目されていたアニッサ・メクセンを判定3-0で破りONE女子アトム級(-52.2kg)キックボクシング世界暫定王座に就いた。2024年3月、正規王者ジャネット・トッドを破り王座統一。2025年3月の日本大会でKANAの挑戦を退け2度目の防衛に成功した。2025年12月、約2年ぶりのムエタイルールでマルティナ・ドミンチャクを1RでKOして強さを見せつけた。
まさに最強女王同士の激突。世界が注目する女子マッチだと言えるだろう。