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【RISE】Krush王者・池田幸司が参戦「RISEを潰しに行きたい。悶絶か失神の二択かな」、迎え撃つ松下武蔵「RISEはそんなに甘くねえよ」

2023/11/10 22:11
【RISE】Krush王者・池田幸司が参戦「RISEを潰しに行きたい。悶絶か失神の二択かな」、迎え撃つ松下武蔵「RISEはそんなに甘くねえよ」

RISEとK-1の対抗戦として松下武蔵vs.池田幸司が組まれた。伊藤RISE代表と宮田Krushプロデューサーも登壇

 2023年12月16日(土)東京・両国国技館『RUF presents RISE WORLD SERIES 2023 Final Round』の記者会見が11月10日(金)都内にて行われた。

 -54kg契約3分3R延長1Rで、バンタム級10位・松下武蔵(GOD SIDE GYM)とKrushバンタム級王者・池田幸司(ReBORN経堂)のRISE vs.K-1対抗戦が決定。


 松下は「武蔵」のリングネームで活躍、2023年3月に『KNOCK OUT』に初参戦するとKNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王者の古木誠也に初回KO勝ち、6月は小倉尚也にも初回KO勝ちして、8月に古木とのKNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級タイトルマッチが決まっていたが、所属ジムを退会したため欠場。GOD SIDE GYM所属として10月のRISEに2年4カ月ぶりの参戦を果たすとバンタム級10位の彪司に判定勝ちしてベストバウト賞を獲得した。戦績は8勝(3KO)1敗1分。

 池田は幼稚園から始めた空手をバックボーンに持ち、アマチュアでは無敗を誇り、2019年にはK-1カレッジ優勝。同年10月にKrushでプロデビュー。2021年5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」では1回戦で黒田斗真にKO負けを喫したが、その後は連勝して2022年3月に壬生狼一輝を判定で破りKrushバンタム級王座に就いた。7月には野田蒼をKO、今年2月には松谷桐をKOして2度の防衛に成功している。2022年12月の「K-1 WORLD GP初代バンタム級王座決定トーナメント」では準決勝で石井一成に敗れて3位に。2023年6月、ペットモンコンに延長戦の末判定勝ちし、前戦は9月に元KNOCK OUT王者の心直をKOで撃退した。戦績は12勝(7KO)4敗。

 伊藤隆RISE代表は「前回話したようにK-1さんもRISEも12月にビッグマッチを控えている状況なんですけれど、今回池田選手が出てくれるということでお話しをいただいた部分で、ウチで考えたところ武蔵が出てきた。このカードなら面白いんじゃないかということで踏み切りました。ある意味、この一戦が今後どうなるかっていうのもあるでしょうし、ビッグマッチでまた交われたら今後面白いんじゃないかと。それにはお互いに選手たちを磨き合って、どこまで盛り上げられるかっていうのがキーポイントになると思います」と、K-1サイドから池田出場の話をもらったことがきっかけになったと説明。

「池田はムエタイのテクニックを使ってヒジ無しのルールでうまく戦っている。ファイトスタイルもRISEに向いていると思っている。松下は前回素晴らしい試合をしてベストファイト賞を取って会場を盛り上げた。53kgで池田をやらせたかったんですが、53kgのトップ選手が全員試合が決まっているので今回はキャッチウェイト。半年ぶりの交流戦になるので起爆剤になればいいと思っています」と話した。


 池田は「初めまして、K-1からRISEを荒しに来ましたKrushバンタム級王者の池田幸司です。今回RISEさんで試合を組んでいただき、RISEの伊藤代表、そしてK-1の宮田(Krush)プロデューサー、ありがとうございます。今回バチバチの対抗戦だと聞いて来てみたら、K-1代表は僕一人なので一人でK-1代表としてRISEを潰しに行きたいと思います。対戦相手も横浜のただのヤンキーなので、軽く悶絶させたいと思います。やはりK-1が格闘技界で先頭を突っ走って行かないといけないと思っているので、K-1の強さを僕が再認識させたいと思います。K-1ファンの皆さん、応援をよろしくお願いします。一人だと心細いのでよろしくお願いします」と宣戦布告する。

 松下は「今回対抗戦ということで。今、ヤンキーとか言われたかもしれないですけれど、自分は胸を借りるつもりでやって行こうと思います」と控えめなコメント。

 互いの印象を聞かれると、池田は「相手はパンチが強いけれどイケイケで。僕はパンチが効かないので試合中も倒れたことないので余裕かなって感じですね。逆に相手はお腹とアゴが弱いので悶絶か失神の二択かなと思っています」と強気な発言。松下は「初のパンチで倒すのは自分かなと思っているので楽しみにしていてください」とニヤリとした。

 池田はRISEでベルトを狙うのか、勝ったら今度はRISEの選手にK-1へ来いというつもりなのかとの問いに「自分の目標はK-1バンタム級王者になることなのでそこは変わらないんですけれど、12月のK-1大阪大会で黒田選手と石井選手がタイトルマッチをするんですけれど今回選ばれなかったですし、その2人以外ではK-1で相手がいないと思っているので。そうなってくると他団体で強い選手を1人ずつ蹴り散らかしていくのも面白いかなと思います。RISEは53kgのめちゃめちゃいい選手が多いので、やっていきたいですね。僕の方が強いと思っています。ぜひやっていきたいですね」と、今後も対抗戦をやっていきたいとの意欲を示す。


 松下には「胸を借りるつもり」というのは本心なのかとの質問が飛び、松下は「まあ、ぶっちゃけ言っちゃうとRISEはそんなに甘くねえよって思っています」と言い放つ。これに池田が「K-1の方が甘くねえよ」と反論したが、松下は笑みを浮かべてマイクを置いた。

 宮田充KrushプロデューサーがKNOCK OUTプロデューサーだった時期に、松下はタイトルマッチが決まっていながらも所属ジムを辞めたことでタイトルマッチが消滅し、松下はそのままKNOCK OUTを離脱した。その松下と現在宮田氏がプロデューサーを務めるKrushの王者が戦うという因縁の図式もこの試合にはある。

 なお、12月のK-1大阪大会にRISEの選手が出場する可能性を聞かれた伊藤代表は「今回我々も考えてはいたんですが、主力選手が全部決まってしまっていて申し訳ない部分があったんですけれど、今回参戦させることは出来なかったですね」と出場はないとした。

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